2013年7月28日

のんびり?

今日は2ヵ所だけ、といっても移動距離はそれなりなんだけど。

みほとけのかたち @奈良国立博物館
これは良かった。並んでいるものは国宝重文がずらりの良品だが、館蔵品が中心で地味。片隅に前回の当麻寺の映像展示が残ってたりして、コストも削減しているようだが、そういったことと内容が面白いかは別の話。仏像入門ではあるのだが、初っ端から「この展覧会では、こうした仏像の種類や名前を一つ一つ紹介することはせず、まず、着ているものや、顔立ち、プロポーションや大きさなど、外見上の「すがた」から仏像を見ていくことにする。」と書かれてある。アバンギャルドですな。常設展の「珠玉の仏たち」も含め魅力的な仏像がいっぱい。しかも、ほぼ館蔵品ゆえに図録がめちゃ安(1000円、常設展の解説書とセットで1500円)。おすすめ。

貴婦人と一角獣 @国立国際美術館
この手のものは東京だけで終わって関西には来ないのが常なのだが、珍しく巡回してきてくれました。点数的には少ない(42点)のだが、その分スペースに余裕を持った展示。タピスリー自体も馬鹿でかいので少々人が多くても気にならない。最後に(その気になれば)貴婦人と一角獣の展示室に戻れる構成も○。難点はそもそもヨーロッパ中世美術に縁遠くてよくわかんない(貴婦人がかわいくない)ことだけど、それはこっちの問題だよなあ。常設展「戦後の彫刻:素材という観点から」も含め、ゆっくり観させていただきました。

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