春のえんそくは和歌山・友ヶ島。いろいろ訳アリで前日から加太に乗り込むことに。
淡嶋神社。人形供養の神社として知られるが、人形だけでなくアフリカの仮面だの女性の下着だの(これは婦人病祈願の神社でもあるため)いろいろなものが境内を埋め尽くしている。
着いた時間が遅くて宝物殿が閉まっていたのが心残り。
休暇村紀州加太に投宿。部屋の窓から日没を眺める。日本だと普通は地平線に近づくと雲の中に消えていくもんだけど、この日は奇跡的に天気がよく淡路島の山並みに隠れるところまできっちり追えた。手前の島が友ヶ島(手前が地島、奥が沖島)。
日曜日もいい天気。集合前に周囲を散策。こちらは加太の深山砲台跡。日清戦争を前に大阪湾を守るべく加太、友ヶ島、淡路島に(のちに鳴門にも)砲台が築かれた。のだが、日清日露では本土は戦場とはならず、第二次大戦では役には立たなかった(空からの攻撃など想定していない)ので、あまり意味はなかった。でも、さすがに立派な構造物で、(休暇村の建物はヒビだらけになった)阪神淡路大震災でもびくともしなかったという。展望台からは天気が良ければ四国や明石海峡大橋が見えるそうだが、さすがにそこまでは無理でした。六甲山らしきものは見えたんだけど(雲かもなあ)。
友ヶ島に渡る。午後から風が強まるとの天気予報で、最終便の時刻が繰り上がったため、島の東側は見送り、西側も灯台などパスで第3砲台、第2砲台を見て回る。こちらが山頂部にある第3砲台。友ヶ島では最大の規模を誇る(28cm榴弾砲8門)。
台座だけでなく、発電所や弾薬庫、連絡用トンネルなどが残っている。真っ暗なトンネルなどもありなかなかスリリング、なのだが、解説板を見つけたのがあらかた見終わってからなので、なにがなんやらわからずに見ている。ちゃんと下調べしろよ。
台座跡。ちょいとしたビオトープですね。
ラピュタ臭が強い第2砲台。米軍が爆破し損傷が激しく、残念ながら立ち入り禁止のようでした。
このあたりは海の色も瀬戸内海というより黒潮チック。クラゲやウミウシもたくさん見かけました(当然ながら漂着ゴミも)。去年悩まされた毛虫が少なかったのは助かりました。
1 件のコメント:
夕焼けの写真がとてもいいですね。
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