金曜日から2泊3日で西表島に行ってきました。もっとも、家を出てから宿に入るまで9時間かかってますから、実質使えるのは1日。で、その一日はひたすらジャングルを歩いてたという、、、せわしないよねえ。それでもいつもの旅に比べるとゆっくりしてましたけどね。折角のリゾートホテル滞在だし。
とりあえず、天気に恵まれたのが何よりでした。この時期の八重山は曇りか雨が続くのがデフォルトなのですが、「今年になってからこんないい天気の日は初めて」という3日間。その分朝は冷えた(11℃まで下がった、魚が耐えられなくなって浮かんじゃうレベル)し、日中は暑かったけど、トレッキングには支障のないレベル。去年から旅先の天気ではラッキーが続いてますね。
初日は夕暮れの浦内川河口でカヌー体験。マングローブやサンゴの浜を散策。夜はヤマネコのレクチャーを聞いてから(台湾の取材クルーが来てました)、近所のレストランへ。「夜間外出するときは懐中電灯を忘れずに」というくらいだから、さすがに星がいっぱい。
2日目。贅沢にも遊覧船をチャーターし(定期便だとトレッキングの時間が足らなくなる)浦内川を遡る。水面に朝霧が漂っている。さすがに寒いので基本フードの中で待機。
こちらは帰りの写真。ジャングルクルーズ、といううたい文句はちょっと違う気もする(もう少し水路が狭い方がらしいよねえ)が、いい感じですよね。
さて、メインのトレッキング。「往復13km、高低差はさほどなく、最初の1/3は整備された遊歩道で残り2/3は登山道」という事前情報で、それならえんそくのハードな部類だろうから何とかなるかな、と思ってたらすっとこどっこい。最初の遊歩道がいつも歩いてるような道で、残りは未知の世界なのだった。写真を撮る余裕があるところでは、あまり雰囲気が伝わらないかもしれないけどね。丸太を渡り、崖をよじ登り、ぬかるみを進む。で、最終の船が出るまでに船着き場まで戻らないと野宿。山の人でもないのにこの年でやることかい。
植生は確かに面白くって、基本ブナ林でパッと見は変わり映えしないんだけど、熱帯らしい巨大なシダ植物とか(ぜんまいは食べられるらしい)、
巨大な着生植物とか(これも新芽は食べられるらしい)。あと、シロアリの巣とか、ヤマネコの食事の跡とか、楽しいものがいっぱい。でも、ゆっくり説明を聞いてるヒマはなくってずんずん進む。
これも珍しい「琉球政府」の標識。
で、目的地は何かというと、島のあちこちにある滝。こちらは遊歩道の先にあるマリユドゥの滝。以前は滝壺まで行けたのだが、事故が続いたので通行止めになってます(行けると書いてある本やサイトがたくさんあるので紛らわしい)。その奥にカンピレーの滝があり、そこから登山道を歩くと、
マヤグスクの滝。水量が少ないので滝の眺めとしてはいまいちですが、水量が多いと沢歩きで大変なことになる(この状態で十分大変でした)ので、このくらいがわしら向きです。もう筋肉だの関節だのボロボロになりましたが大満足。また行きたい、とは(今は)思えないけど。これがチャーター船を使わないツアーもあるらしいのが恐ろしい。
この日は砂浜に出て夕陽を見て、泡盛飲んで寝ました。翌日はチェックアウトまで部屋やカフェでゴロゴロし、石垣に渡って時間調整で博物館に立ち寄り、路線バスから石垣島マラソンを眺め空港へ。
空港に蝶がいました。八重泉の社長さんが趣味でやってるみたいです。
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