2017年5月5日

御土居めぐり

春のえんそく、今回は「御土居」です。かって京都の町をぐるりと取り囲んでいた御土居ですが、今も北西部を中心にわずかながら残っており、それを見に行くという趣向。北から南に歩いた方が楽なのはわかってるけど、集合が難しいので円町駅をスタート、北へ向かいます。
 これは史跡じゃないんだけど、北野中学校の敷地内に残る御土居。
北野天満宮の御土居。春と秋は特別公開で中に入れます。連休真っただ中で天気もいいし青もみじが見事なのに、ごらんの通りガラガラ。ここは穴場ですね。
 まあ、逆に回ってたらもっと混んでただろうけど。
 北野天満宮北側のお地蔵さん。御土居の土塁内から出土した、そうです。
 平野鳥居前町の御土居。こちらの石仏も出土品のようです。
 まあ、そうだな。
 土塁が残ってない部分でも、御土居跡に沿って微妙な高低差が見られます。
 紫野西土居町の御土居。どういういきさつでここだけ残ってるのかよくわからん。
紙屋川児童公園。この滑り台はあまり見かけない形式です。ここは御土居じゃなくって河岸段丘だと思うけど、街中にいきなり深山幽谷が現れるのは阪神間だとあった気もするけど、京都でこれってのはちょっとびっくり。
紙屋川沿いの道なんだけど、前方の橋の上は北大路通。よく通る道だし、駅伝コースなので皆様おなじみだと思うけど、ここに深い峡谷があるのは初めて知ったよ。京都も奥が深い。

で、この辺でおなかが空いたけど、手ごろな店がない。すぐそこが金閣寺で家賃高いんだろなあ。金閣寺道まで戻ってコンビニで調達。今まで歩いてた静かな住宅街とのギャップが、、、で、北に進むとこれがまた大きな御屋敷が並ぶ住宅街。
 再び紙屋川の峡谷を渡って、御土居史跡公園で昼食。
 北西角になる鷹峯旧土居町の御土居。目の前の光悦堂の名物御土居餅が抜群に美味かった。
 御土居の頂上の道を下っていくと、前方にこんもりした森が。
玄琢下の御土居。ここが一番保存状態のいい部分で、250mに渡って土塁が残っています。堀もしっかり残ってますね。南側はお墓になっていて、さすがに迂回しました。
 反対側。(北野天満宮は別にすると)ここで唯一御土居見物のおじさんに遭遇。
 大宮交通公園。さすがにこどもの日はいっぱい。
 加茂川中学前の御土居。ほぼ北東角にあたります。
この向こう側には堀川通が土塁を貫いています。ここもいつも通ってたけど、全然意識したことなかったな。

本日のツアーはここまで。9カ所ある御土居関連の史跡のうち7カ所を回り、細かいアップダウンは別にしても円町駅から光悦堂前まで標高差90m。ざっと12km歩きました。上賀茂神社からバスに乗ろうと思ったら、ちょうど競馬の日で(気づけよな)大変でした。お茶会もあちこちいっぱいで、結局高瀬川沿いに腰を下ろして、、、でもまあ、天気も良くて面白かったよ。嵯峨の古墳群もそうだけど、思ってもないところに史跡が隠れてるんだねえ。

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