山を下り、芸術祭に復帰。まずは別の水系のダムへ。
磯辺行久「北北西に進路を取れ」。全体像は離れて見ないとわからないが、寄らないとなんも面白くない通常運転の磯辺さん。
大町エネルギー博物館の淺井裕介「土の泉」。
奥まったところは色が鮮やかに残っていて、その対比も面白い。
館内にも小さな作品と、
画材?が展示されている。
予想以上にしっかりした展示がなされており(プラネタリウムまである)、子供連れてくると思い切り遊べそうだし、実際子供連れを見かけるし、イベント開催など手は尽くしているようなのだが、いかんせんそもそも地域に子供が少なく閑古鳥。残念。
薪バスも乗りたかったけど、時間が合わず残念。
宮の森自然園へ。ここには平田五郎「水面の風景」と、
小内光「えねるぎの庭」の2作品。テキスト(詩)の作品だが、背景がしっかりしているのですっと入り込める。
でも、わざわざ森に入らなくても普通の田園風景がいい味出してますよね。
スクリプカリウ落合安奈「山の心音」
暗さに目が慣れてから外に向かうと罠が並べられているのが良くできてるなあと。
酒の博物館の松本秋則「アキノリウム in OMACHI」。すでに説明不要かな。
川俣正「源汲・林間テラス」
ダナ・アワルタニ「道がぶつかる時」。作品も悪くはないが、
そばを流れるなんてことはない小川がとてもいい感じでした。
北アルプス林研グループ「森づくりアート」。受付で熊よけの鈴をもらって延々歩く系の作品は多かったのですが、ここは高低差もあってなかなかハードでした。いろいろためにはなったけど。
コタケマン「やまのえまつり」。作品もびっくらこいてすごいんだけど、
メイキング映像がめっちゃ楽しそう。私の街にも来てほしい(けど、たぶん村にしか来てくれないんだろうな)。
蠣崎誓「種の民話 ーたねのみんわー」
初日に逢った大糸タイムズの記者さんが「北の湖がいいですよ」って言ってたので、順番を抜かして中綱湖へ。確かにこれは天気のいい日に来たいよねえ。で、その湖畔に置かれているのが、
アレクサンドラ・コヴァレヴァ&佐藤敬/KASA「水の記憶」
これが何なのかは議論もあるかと思いますが、とりあえずの印象は蝶の翅。寄ってみると上から水が流れたりしています。
トンボさんもやってきていい感じに。
とりあえずいい天気の日があってよかったわ。で、ここから美麻に向かうのに地図だけ見て県道324号を通ったのだが、これが確かにショートカットにはなるけど
結構な悪路で、とりあえず崖下に落ちたりしなくて良かったわ。道の駅(この日の宿)に車を置いて、この日最後の作品、
佐々木類「記憶の眠り」。でもここ(旧中村家住宅)も例にもれず
常設部分の方が面白いのだった。地域芸術祭あるあるですよねえ。