2025年1月25日

昼間は暖かかったんだけどねえ

パリからお越しのミロのヴィーナス―京都高等工芸学校のデッサン教育
畠山崇の写真2 京都を切り撮る @京都工芸繊維大学美術工芸資料館
小森文雄十二支展2025 干支の絵と京都玩具コレクション 面を中心に @カフェヨージク
店を出るころには予約がないと厳しい状況になっていたので、開店直後で正解でしたね。

光の届く
ポール・コックス ポスター展 @京都精華大学ギャラリーTerra-S
書と非書の際 @JARFO京・文博
第37回京都美術文化賞受賞記念展 @京都文化博物館
松尾勇祐 木彫展 Female. @ギャラリーモーニング
井上有美子個展 ライフ・イズ・ビューティフル @KUNST ARZT
人長果月 figura ovalis @ギャラリー16
MIKADO2 小池一馬 山田周平 神馬啓佑 @艸居アネックス
リテラル コリジョンズ/文字通りの衝突 @半兵衛麸五条ビル
井川健展 塗りの造形
林美木子展 春はあけぼの @京都高島屋
谷本真理作品展 ぶつ切り、潜水
New Year Group Show Greeting
西村典子画集 空想街雑貨店の世界
Collectors' Collective vol.8 Kyoto @京都蔦屋書店
ガチのコレクターさんってやっぱりすごいよね。

奥村啓子展
土あそび 高須英代ガラスケース展 羊たちの見た物語 @ギャラリーマロニエ
かわいいうえにめっちゃお手頃価格(染織の作家さんが土で遊んでるだけだから)だったので、つい1点お持ち帰り。

業人樂集+武田浪 展 @ギャラリーにしかわ

昼間はポカポカ陽気だったのに日が暮れるとしぐれてくるから、京都はバカにならないよなあ。

2025年1月18日

今日はちょっと暖かくて助かりました

蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影 @京都市京セラ美術館東山キューブ
抱一に捧ぐ 花ひらく雨華庵の絵師たち @細見美術館
神馬啓佑個展 カンバセーション・ピース @京都岡崎蔦屋書店
城愛音 FLASH of view
田中愛子個展 蝶の瞼 @ギャラリー恵風
赤木睦代展 CAMINO @大雅堂
安川幸聖理 截金 @祇をん小西
折々の作家たち展
菊地伸治展 時空の旅人 @ギャラリーヒルゲート
服部幸個展 波間の私たち
amu展 bouquet
九条イツキ 夏への扉をさがして @同時代ギャラリー
来野月乙・三浦景生 京都の染色作家展 @アートスペース余花庵
南しずか MINAMI Carnival
yeye「はじめまして、ムンゲです。」発刊記念展示会
西淑 原画展 眠れない夜のために
中尾美園 エトランゼのまなざし、不確かなおもざし @堀川新文化ビルヂング
新春 ふくら恵展 ああ福々しぃ @ギャラリーカフェさの字

今日はまず市美の蜷川さん。それなりに見ている作家さんなので新味はないと言えばないのだが、こだわりの作り込みに圧倒される。美術館でやるとこうなるんだ、という部分で妙に納得。安川さんの截金も良かったし(うちには不向きだけど)、服部幸と南しずかは予想外に良かったし(本は持ち歩くと重いから、あとでポチるかどうか悩みどころ)、ふくらさんはまあ相変わらず。ということで、今年の口開けはふくらさんに決定。

2025年1月11日

連休ではありますが

京都芸大はじめて物語 第4期 Road to GEIDAI 美術学部改革と新しい教育をめぐって @京都市立芸術大学資料館
Dessine-Moi Un Mouton 羊の絵を描いてよ 宇宙用の絵画たち
ダイヤモンドから夢を放つペルセウス @京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
アイデンティティシステム 1945年以降 西ドイツのリブランディング @京都dddギャラリー
KONATSU TANI SOLO EXHIBITION「VIVI」 @Kara-s
Favorite Art view 日々を彩るアートに出会う @ギャラリーモーニング
荒川朋子 うつくし @KUNST ARZT
日本画・洋画による新春を寿ぐ名画を一堂に @星野画廊
なんめんよし子 新聞紙アート プチ動物園 @アートギャラリー博宝堂
コレクションルーム冬期 世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業 @京都市京セラ美術館本館南1F
坂本森海 火と土と食べたいもの @京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル
ナンシー関 名作展 プロレス観戦記 @アートギャラリー藝泉
かってにLP @ギャラリーえがく
MIYABI 個展 feeling little good @クサカベギャラリー

3連休なのですが、諸事情にて今週はここまでの予定です。

2025年1月5日

年明け

三が日が開けていきなり土日だったのだが、まだ開いているところは少なくて(特別展は開いてても常設はまだだったりするし)、土日分でこんなところで。

1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち @兵庫県立美術館
なかなか濃いメンバーで、期待にたがわぬ出来でした。

Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
歌川国芳展 奇才絵師の魔力
Osaka Directory 8 谷中佑輔 @大阪中之島美術館
国芳は年明けから結構な行列になっていましたが、浮世絵だから作品は小さくてぎっしり並んでるから、まあしゃあないな(斜めに見て終わりました)。

黒田辰秋 木と漆と螺鈿の旅 @京都国立近代美術館
朝から行ってるのにめっちゃ疲れた。4階で甲斐庄楠音の特集をやっててちょっと儲けた気分。

巳づくし 干支を愛でる
新時代の山城鍛冶 ―三品派と堀川派― @京都国立博物館
高島屋×京都市立芸術大学 NEW VINTAGE 2.0 @京都高島屋
高岡太郎 from manual
新埜康平 Eternity and a Day
近藤正勝 眠る野生 @京都蔦屋書店

2025年1月4日

(回想)森の芸術祭 晴れの国・岡山

正月休みの日程的に少し余裕ができたので、今更ですが印象的だった部分に絞って簡単にまとめておきます。もともと東から入って西に抜けるルートを考えていて、その想定で宿も確保していたのですが、井倉洞が休日は予約制になるという情報が直前になって入り、急遽平日で組んでいる一日目を新見エリアに当てました。宿は今更変えられないのでひたすら行きつ戻りつを繰り返し、中国道の一部区間を3日続けて同じ方向に走ることに。まあ、何とかなりましたけどね。

まなびの森 新見図書館のマイケル・リン「スタンダードカラー 2024」。予想通りですが、恒久設置になったのでしばらくはこのまま。ちなみに、奈義の図書館のサンドラ・シント「未来のための宇宙論」、奥津のジェンチョン・リョウのヤマセミ、津山のジャコモ・ザガネッリの卓球場、真庭の妹島和世の椅子たちも恒久展示の予定です。
しかし、ここは施設の建物そのものがすごかったよね。お金の使い方としてこれがいいのかはなんともだけど。
ということで、いきなりメインイベントの井倉洞。橋を渡って洞窟内に入るのだが、
入口で照明・音響機材の入ったリュックとヘルメットを渡され出発。ちなみに芸術祭と関係ないお客さんも問答無用だし、単独行はNGで1人で行くとそのへんの人とパーティを組まされます。このお2人もその口だった模様。
洞内は照明を落としており、手元の照明が頼り。常時明滅し時々暗転したりするのでなかなか大変で、気分はすっかり川口浩探検隊。途中にスタッフが待機していてほんとに奥まで進むのかもう一度確認するシステムですが、もちろんそのままGo。
上まで登り切ると洞窟内に映像作品が流れていますが、とりあえず全体が作品。足腰の弱い人には勧められないけど、身に行った甲斐がありました。これだけでパスポートのもとを取った気分。
一方、満奇洞の蜷川実花 with EiM「深淵に宿る、彼岸の夢」はもう少し常識的?で洞内をカラーリングし花を生ける中国人が好きそうなスタイル。この橋を渡ると成仏できるのか、と思ったけど入口に戻るだけでした。
来週から京都市美で展覧会が始まるので、楽しみに待ってます。
東端まで戻り奈義町現代美術館へ。館の設計者でもある磯崎新の展覧会の他、
AKI INOMATAや高谷史郎の作品が展示されてたりして楽しいんだけど、
ここはやっぱり常設部分がいいよねえ。今回初めてシリンダーの周囲を回り、外からの眺めも堪能しました。で、奈義のメインは
隣のゲートボール場に設置されたレアンドロ・エルリッヒ「まっさかさまの自然」。
エルリッヒ作品はいつもぎょっとさせられるけど、これもまた強烈な体験でした。好評につき今年の2/2まで延長展示されています(さすがにそれ以上は無理だよな、ゲートボールできなくなっちゃうし)。
初日は那岐山麓・山の駅(めっちゃ良かったわ、おすすめ)に泊まり、2日目は津山へ。この地域の中心地だし会場も多くて芸術祭的にもメインの扱い。駐車場が分かりにくいのが難点ですが(駐車場のマップコードを載せてたイベントもあったので見習ってほしい)。

城東むかし町家(旧梶村邸)からタレク・アトゥイ。レバノン出身の作曲家、楽器製作者。スタッフさんに30分いたら全部の楽器?の音が聴けるよと教えてもらったけど、先もあるので半ばで断念しました。残念。
PORT ART&DESIGN TSUYAMAから、パオラ・べザーナ。作品もだけど、展示風景の写真がいかにも楽しそうで〇。
津山城のアシム・ワキフ「竹の鼓動」。造形も面白いんだけど、中に竹の楽器が多数設置されていて、いっぱい遊ばせてもらいました。

芸術祭とは関係ないけど、城の石垣から彼岸花がいっぱい生えてたのが印象的でした。
作州民芸館から、ムハンナド・ショノ「意味を失うことについて」。
城西浪漫館(中島病院旧本館)から、ビアンカ・ボンディ「森林浴」。
津山まなびの鉄道館のキムスージャ「息づかい」。機関車庫のガラスにフィルムを貼って色合いを楽しむわけだが、
普段は入れない車庫内に入れたり、普段は車庫内にいてよく見えない車両が表に展示されていたりするのが(一部の人々には)楽しいんだろうなあ。
衆楽園から甲田千晴「枯鳥」。こんなところでうちの仔のお友達に逢うとびっくりするけど、岡山の出身なのも今はドイツにいるのも知らなかったわ。ちなみに、これは海外留学前の作品なので、うちの仔と似たテイストなのも納得。
グリーンヒルズ津山のエルネスト・ネト「スラッグバグ」。ここも場所がわかんなくて苦労したけど(全体に案内が不親切だよねえ)、行って納得。

子供がいるとなお楽しかったんだろうけどねえ。
2日目の宿はホテル蒜山ヒルズ。道の駅併設なのですが、最近オープンしたパン屋が大人気で開店前から行列ができていました。皆さんどこから来てるのだろう(車中泊なのかなあ?)。
最終日はGREENable HIRUZENへ。淀テクさんも隈研吾も常設なのですが、芸術祭よりこちらの方が印象的でした。
しかし、隈建築のお約束で風雨に晒されている部分は(寄ってみると)それなりにへたっていて、先が心配。ミュージアム内部とかは素晴らしんだけどなあ。
奥津渓。例年でも無理な時期だけど、まだまだ暑くて紅葉は全然。それでもまあ絶景ですね。で、そこに展示されていたのが
立石従寛「跡」。でも、やっぱり紅葉の季節に来たかったよねえ。それならそれで人が多くてゆっくり見られず不満たらたらのような気もするけどさ。
奥津振興センターのジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」。ただ、
ここは庭でやってた地元作家の陶芸展の方が良かったな。
最後に勝山町並み保存地区に向かい、妹島和世のイス友さんを見て終了。
ここも作品以外の部分がなかなか面白くて、応援したくなる町でした。またやってくれるかなあ。