2013年3月20日

予報通りだけど今日は雨

「観〇光」KANHIKARI Art Expo @清水寺経堂、泉涌寺、青蓮院
毎年秋にやってたけど去年はなかったなと思ってたら、今年の春に復活した「観〇光」。でも広報が全くダメで情報がほとんど聞こえてきません。ググってもうまく引っかかってこないレベル。twitter情報で来たんだけど、これじゃダメでしょ。スタッフには猛省を求めたい。で、作品についてですが、こちらも前回に比べると小ぶり。二条城がなくなった分、会場も手狭でボリュームのある展示が難しいのもあるとは思うんだけど。

で、今回一番印象に残っているのがしりあがり寿。泉涌寺のホールに入るとステージにオヤジが寝そべっているけだるいアニメーションが投影されており、あとは真っ暗。なんとも贅沢な空間の使い方で、しりあがりさんもすっかり大家になったなあ、と思ってトイレに行って戻ってきたら、ホールには照明がついていてスタッフがごそごそやっている。寄ってみると、ケータイ片手に「先生」となにやら協議中。で、わかったのだが、この作品、実は天井一面に別の映像が投影されるはずなのだが、DVDプレイヤーのトラブルでステージの映像しか映っていない、のだった。会期が今週末までなので、悲しいかなこのまま打ち捨てられるらしい。なんともやら。でもねえ、本来投影されるのがどんなものだったのかは知らないけど、個人的にはこれはこれでいいんじゃないかと思う。のは、単に最初にこの状態で見て納得してしまったからなのだが。

氣韻 @ギャラリー・アーティスロング、Kunst ARZT
戦ったあとの美術
犬と歩行視 @@KCUA
@KCUAの外壁に「いいわ」と書かれた旗がひらめく。館内にも「犬」を中心に記号が散在。なんのことやらわかんないんだけど、面白い。私的には、よくできたパロディは元ネタなんか知らなくても楽しめる、というのを不条理日記を読んだ時に体感して、現代アートを見るときも同じ姿勢で観ているのだが(意図がわからないと面白くない作品は駄作扱い)、とり・みきなんかが「オリジナルを描いているのに『この元ネタはなんですか』と聞かれて答に窮する」のを見ると、やっぱりそれだけじゃダメなのかな、とも思う。難しいよね。

本の梯子/book ladder 展 @ギャラリーモーネンスコンピス
引き続き「本」がテーマの展示で、京都での福田尚代さんのグループ展。初日なら(搬入もあるから)いるだろうと思って出かけ、およそ30年ぶりに本人と対面。といっても、懐かしいとかではなく、すっかり綺麗なお姉さん(は違うだろうという気もするが)になっていて、どぎまぎしているうちに時間が過ぎてお暇してきた。どうも、初日と楽日だけではなく、会期中はずっと京都に滞在しているらしい。仕事を辞めたらしいことはtwitterで知ってたけど、来月は来月で関東での展示もあるらしいのに、大丈夫なの?傍から心配するようなことじゃないけどさ。 限定本を予約したので、会期中に引き取りに行かにゃならんのだけど、ちゃんと時間がとれるかなあ。結構予定が詰まってるんだけど。

小田中康浩展 ーEASTERー @ギャラリー16
フライヤーでの印象よりずっと明るい作風で、ちょっとした収穫。

池田高広展 In The Chocolate @ギャラリーモーニング
ココアパウダーをまぶしたおいしそうな絵だが、オープニングでワインを開けていてちょっと呼ばれる。おいしい。パンによく合う。

松前 美保 展 "air" @アートスペース虹
安間史織展 @ギャラリーすずき


おまけ。清水の山門脇に枝垂桜が咲いていた。近くによって説明を見ると、三春の滝桜の娘らしい。震災の前に来たようだが、生きててよかったねえ。

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