2019年8月31日

今日は大阪

ギュスターブ・モロー展 サロメと宿命の女たち @あべのハルカス美術館
モロー美術館の収蔵品展で、素描や習作がいっぱい。これはこれで面白いけど、それならそう言っておいてほしい気も。

鍋倉武弘展
山本恵作品展 小さな声のする方へ @ラッズギャラリー
ジャコメッティとⅡ
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 @国立国際美術館
世紀末ウィーンが成立する過程を紹介する前半部分が面白かった。後半は京都近美の世紀末ウィーンのグラフィック展が良かっただけに拍子抜け。もっとも、ボリュームたっぷりだから後半まで面白かったら体力的に持たないのでこれで丁度いい感じ。

国立国際にいる間にだいぶ降ってたみたいだけど、傘は不要ですみました。ラッキー。

2019年8月25日

阪神なんば線アート・プロジェクト

週末は地蔵盆でめっちゃ疲れたのだが、今週だけのイベントがあるので片付けの終了した午後から尼崎へ。観光案内所で地図とお茶をもらい「阪神なんば線ミーツ・アート in あまがさき」へ。昔オイルヒューマンを見に行った尼崎の寺町、商店街を歩くイベント。
松本かなこのチョークアート
久保寛子の「やさしい手」は出来たばかりの尼崎城に登場。
風間天心「仏壇ポートレート」。確かに人んちの仏壇ってあまりしげしげと見ないよねえ(海外では見るのに)。
前田真治「キャッシュレス」。
深尾尚子「うさぎ」
久保寛子「泥足」、これは六甲山じゃなくって瀬戸芸で見たやつ。
栗真由美「ビルズクラウド」
本多大和「メイト」、もともとカヤックにいた人らしい。
さて、こちらは現代美術二等兵の架空店舗
といっても値札はついてないんですけどね。
隣に懐かしくも真新しい怪獣がいるなと思ったら、西川伸司デザインの三和市場怪獣「ガサキングα」というものらしい。今回のイベントとは関係なく濃い商店街でした。
深尾尚子「たいやき」、鳥居にもたくさん乗っています。

スタンプを集めて(ちなみに、スタンプの場所はめっちゃわかりにくい)観光案内所に戻り、グッズと(2本目の)お茶をいただきました。まあ、今時の真夏のイベントは飲み物配らないと病人が出るよなあ。

さて、その後はあまらぶの「気配と存在」へ。
小林椋
入江早耶
中島伽耶子、の3人展。尼崎の街にはスタンプを集める人があんなにいたのに、ここにはほとんど人がいない。もう少し工夫したらいいのになあ。
おまけ。かっての西大阪線のターミナル、西九条駅には淀テクさんの新作が登場してます。
こちらは11月までですよ。

2019年8月18日

台風一過

台風が通り過ぎてまた暑い京都が戻ってきました。2日分まとめて。

ドレス・コード? 着る人たちのゲーム @京都国立近代美術館
ファッションって基本どうでもいいジャンルなのですが、ここでやると毎回すごく面白いんで学芸員さんが優秀なんだろうなあ。

加藤まり香陶展 記憶の中の花
井尻杏那陶展 あふれるものがたり @京都陶磁器会館
何度か見てる作家さんだけど、(数をまとめて見たせいもあるのか)今回は良かった。端正で繊細な動植物の絡みで、ジャンル違うけど入江明日香を連想。で、どう考えても配置する場所がないのに1点ポチってしまいました。しゃあないなあ。

京博寄託の名宝 美を守り、美を伝える ◎京都国立博物館
(実は近美もそうなんですが)来月開催のICOM京都大会の関連イベント。常設展のお値段で寄託の上物を並べるお得なイベント(常設展だから新味はないんだけどね)。とりあえず襖絵のコーナーだけで大満足。

高瀬川夏祭り 大車輪公開
十七年展・ケイヨウの写真館
陳勁松作品展 一横一竪
長尾柚香 棚部芹 二人展 そこにあるということ @同時代ギャラリー
板遊会展
高松清 黒田峯夫 彫刻展 @ギャラリーヒルゲート

Painting Made : 2019 FINCH ARTS Summer Show @FINCH ARTS
谷このみ個展 タオルがにおう @ホホホ座
京都造形芸術大学通信教育部 真夏の芸術祭 @ギャルリ・オーブ
真夏の夜のビールとオペラの夕べ! @ロンドクレアント

雨雲レーダーに真っ赤な雲が現れてまずいなあと思ったけど、東に行ってくれて助かりました。

2019年8月13日

横浜

ついでがあったので(ってコミケですよね)横浜に行ってきた。お目当ては三渓園での(そうは銘打ってないけど)5回目の景聴園。前回も会場構成がよくって、あれで和風の豪邸でやるんならすごいことになるなと思ってたら、ほんとにすごかった。「乃村工藝」万歳。
 いきなり巨大なパネルが自立しているのですが、
 身内だからできる技だな
襖を表具として使っての演出
こういうのも表具展とかでありそう
 こちらの巨大なパネルは
 襖を支持具として使っています
 軽ければこれでOK
 蔵の扉にも作品が嵌っているのですが
 これは何か見てはいけないものを見たような気分
 絵巻や小品は文机の上で展示
 ドローイングはちゃんとクリアファイルに入っています(ありがたい)
一番好きな空間はここ。合田さんの即身仏を描いた作品ですが、雰囲気ばっちり(実際はこの写真より薄暗くて怪しいのですわ)
 さて、この日は景聴園の作家さんのご指導で塗り絵に挑戦、のワークショップに参加
 横美の原三渓展のメインビジュアルの孔雀明王像を
 みんなで彩色、楽しかったです
全然知らなかったけど三渓園は広大な日本建築博物館?で立派なギャラリー(記念館)もあって
めっちゃ楽しかったです。とにかく暑くてめげたけど。
さて、この後は横浜美術館の原三渓展に行ったのですが、メインの方は三渓園での展示でほぼ満足していたので
 そもそものお目当てのコレクション展の淺井さんの部屋を堪能



 早起きして出かけた甲斐がありました

2019年8月11日

瀬戸芸(豊島)

チェックアウトし(といってもお金は前金だしフロントには声掛けしても誰もいなかったから出てきただけ)自転車を借りて出発(お店のインスタに写真出てるけどそれはまあ、、探してください)。
とりあえず天気は良い。暑いけど、自転車漕いでるとまだまし(若いころに痛い目にあったこともあって電動だしね)。
青木野枝さんの「空の粒子」。作品もすっかり豊島になじんでるんだけど、ここはやっぱり「唐櫃の清水」。暑い中ほんとにお世話になりました。
まだ涼しいうちに、と「ささやきの森/クリスチャン・ボルタンスキー」へ。片道20分のトレッキングです。まあ、前回壇山まで行ったことを思えばもう少し近くまで自転車で行けるんだけど、レンタサイクル屋さんがやめてくれというのもわかる。パンクしかねない悪路だからねえ(白神山地に行ったときにレンタカー屋さんに事細かく指示をされたのを思い出しました)。
作品はこちら。サウンドインスタレーションなんだけど、セミの声しか聞こえないのはなんだか。

さて、この後は唐櫃岡の作品を一通り見てから一旦家浦に戻り「コロガル公園in豊島」をみて(ウミトタは時間外、豊島シーウォールハウスはメンテナンス中でした)唐櫃浜へ。
ここに来ると豊島に帰ってきたなあ、と思いますよね。皆さん写真を撮るので大賑わいでした。
心臓音のアーカイブ
勝者はいない─マルチ・バスケットボール(遠投をしてくれる人がいると助かります)を冷かして再び唐櫃岡へ。予約してあった檸檬ホテルへ。
檸檬ホテルは前回は芸術祭の枠組みに入ってた(春に行ったので見られなかった)のですが、 今回は独立した展示です。まあ、実際に行ってみると、これは人数の管理も必要だろうし、分けた方がいいかな。
手間をかけて別料金払っても納得するのは確か。あとは実際に泊まるかどうかだが、、、気持ちは必要としてもあとは運だろうからなあ。
昼食もここにしたんだけど、檸檬味のカレーは強烈でした。うまいけど。
で、もう一つの芸術祭不参加の企画、豊島ウサギニンゲン劇場へ。
開演前
物販コーナー
演者がもぎりもやってるので、開演前に相手をしてくれる人がいない。残念。
ご夫婦でやってられるのですが、
前日は日曜日で保育園が休みだったため、ステージで1歳半の子供が暴れて大変だったそうです。それはそれでみたかったような気も。


妙にアナログな制作が面白かったです、演目は多数あるようなので、これはまた見てみたい。
甲生へ。「空を曳く」。大凧を揚げる企画ですが、こちらのたこつぼは平安期のものだとか。
1週間後の凧揚げにむけ絶賛製作中でした

「新作(タイトル未定) 進行中/田根剛 ・塩田千春」。前作もまだあらかた残ってました。
針工場/大竹伸朗。スケルトンになってました。当然ながら撮影可。
売店のおばちゃんにヨメの本がウケたし、いろいろおいしかったので満足。
宇野港の新作「斜めの構成1・斜めの構成2・水平の構成3/原口典之」をみて夏の瀬戸芸は終了。今回の瀬戸芸はいろいろうまくいっていない面が目につきます。今回の豊島も面白かったのは(芸術祭外の)檸檬ホテルとウサギニンゲンでした。例えば「ストームハウス」だと昔は嵐の前後できちんと人の入れ替えをしていたのですが、今はどんどん入れちゃいます。お客さんが増えて作家の意図を汲んでるだけでは回らないのはわかるのですが、もう少し何とかならないのかと思っちゃいますね。あと、実際のところはわからないけど予算が減ってるのでは。行政側に大きな変化があったとは思えないので、個人情報漏洩事件でベネッセの経営が厳しくなってるんじゃないかなあ(いちおう株主なので基本的な情報は見てます)。秋はともかく、3年後は心配。