2024年6月16日

福井

週末に福井に行ってきました。世紀の変わり目に3年半住んでいた地域なので、ほぼ行ったことある場所を回っているのですが、さすがにいろいろ変わっていて楽しめました。まずは勝山の恐竜博物館。恐竜エキスポの時はこんなもん作ってどうすんのよとか思ったのですが、今や福井を代表する観光施設になっています。金沢21世紀美術館もそうですが、やるんなら突き抜けないとダメってことですよね。

新幹線も開通するので今回リニューアルされたのですが、目玉はアメリカから長期借用してるこちらの恐竜のミイラ化石(レンタル料は当然ドル建てなので大変なことになっているんだとか)。展示そのものもですが、疲れてきたからちょっと座って休もうと思って見た「かいけつゾロリの探検!恐竜博物館」が意外に面白くて〇。
さて、本館展示だけでは寂しいので、野外博物館ツアーに参加することにしました。こちらのバスに乗って15分ほどで到着。
本館の恐竜博士は2代目になっていましたが、初代の博士はこちらに座っていました。背景の山が発掘現場です。
ちゃんと地層が見えてて感動します。
で、発掘現場を遠目に見て、展示を見て、対岸に持ってきた化石層の岩をこちらのタガネとハンマーで割って化石を探します。といっても、朝のツアーの人があらかた割っているので、それらしい石を見つけてよく見て(るだけでいいのについ夢中で割ってしまいますね)化石を探します。泥岩層が楽でいいですね。で、炭化した植物の化石のかけらをお持ち帰り。

宿は鯖江のラポーゼかわだ。日帰り温泉は利用したけど、当然ながらお泊りは初めて。お風呂もいいし、宿も適度に放置してくれるし、水もお米も(お酒も)おいしい。で、この夜の目玉は蛍狩りツアー、だったのですが、好天続きで川の水量も減ってダメですわ、と釘を刺されながら向かったのですが、

まあ、これくらいなら十分じゃないかな。

翌日は一乗谷を再訪。

うんうん、こんなだったよね、と思いながら山歩き?を楽しんで、さあ次に行こうかと思ったら博物館の前に「本日無料」ののぼりが出ていて、ついふらふらと中へ。昔はちっちゃい資料館があっただけだった気がするんだけど、
現地で出てきた遺構をそのまま展示してたり、
朝倉館を再現展示してたり、めっちゃお金がかかってます。これも新幹線絡みで一昨年出来たらしい。

その後は今回のメイン、金津創作の森「淺井裕介展 星屑の子どもたち」。フライヤーも見かけなかったので大丈夫なんかいなと思ってたけど、駐車場がいっぱいでなんかうれしい。

展示はこないだの山梨での展示作品の再構成とか、
立体作品の部屋とか。

これなんか触れるやつなんですが、奥の部屋には
上を歩ける土絵作品も。まあそもそも土なんで、思ったよりしっくりきます。
今回、フライヤーにミシン目が入ってて左右が入れ替えられるようになっているのですが、実際に左右が入れ替えられるものとか、

天地のない作品とかも並んでいます。ちょうど作家さんが来ていて、目の前で作品を回してくれました。光の当たり方が変わるので、見え方が全然変わります(写真だとイマイチですけど)。めっちゃ贅沢。

一番気に入ったのはこの仔だなあ。
この日配ってたマップはもう修正されていました。仕事が早い(のか?)。
森の中や
池の中
瓦を焼く窯の中にも作品があるし、

特製のデザートもいただきました。当時も大好きな美術館だったけど、やっぱりいいよなあ。大満足で帰宅の途へ。

おまけ。帰りに疋田舟川を見に行きました。思ったよりずっと流れが早く、これを船引いて登っていくのね。そりゃあ鉄道に取って代わられるよなあ。

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