2009年5月5日

「チベット ポン教の神がみ」

ポン教はチベット仏教と同一視されることもあるんだけど、別の体系を持った宗教です。もっとも、神仏習合下時代の神道と日本仏教みたいなもので、相互乗り入れがかなりあって、チベット仏教の一派だと言われても仕方ない面もあります(ニンマ派の一部として扱われることが多い)。一方でチベット仏教の方もインド後期密教がそのまま保存されているわけではなく、ポン教のフィルターがかかってます。このへんは今でも書いていてよくわかんないし、九寨溝に行った時にポン教寺院にも立ち寄ったはずなんですが、この時は仏教のお寺だとしか思ってません(ガイドもそう言ってたような気が…)。まあ、チベット仏教とポン教との違いは日本仏教との違いより(少なくとも見た目では)小さいから、仕方ないけど。

今回の展示は常設展示場の一角(企画展示場A)で行われてるんですが、展示品の質は高いし、図録も滅茶苦茶気合が入ってます。特別展示館でやるには点数が足りなかったのかな?

みんぱくは本日無料観覧日で、千家十職の方は大賑わい。常設も普段は見かけない客層の方々でいっぱいでした。いつもあれくらいなら経営的にも安定するんだろうけどなあ。ついでに、ワークショップ「朝鮮半島の打楽器で遊ぼう!」でも遊んできました。

明日はさすがに仕事が入ってます。

0 件のコメント: