2009年12月30日

SANYO ECJ-LK10

炊飯器がへたってきたので入れ替える。今までよりは若干高めの機種にしたのだが、その分くらいは旨い。標準設定だとちょっと柔らかすぎだが、この辺は水加減で調整できそう。圧力釜になって蒸気がたくさん出るのと、炊き上がりのお知らせのメロディが疑問だが、まあいい買い物かな。炊飯器ってなかなか試用できないから、そう思っておくしかないんだけど。

2009年12月27日

ツァオ・フェイ(曹斐) 『Live in RMB City』

今となってはセカンドライフ自体が旬をすぎた媒体だから、ちょっと辛いものがあるなあ。このネタは一昨年のベニス・ビエンナーレだけで止めといた方が良かったのでは?

2009年12月26日

ヴェルナー・パントン展

大阪万博で日本中が夢見た未来のインテリア。ただ、見てるとすごくカッコいいのだが、実際に身を置いてみるとあんまり居心地はよくないのだ。やっぱり畳にクッションの方がくつろげるよなあ、と思いつつジョーバに乗ってテレビを見るわしはやっぱりアホなのか?

2009年12月25日

「コープ・ヒンメルブラウ:回帰する未来」

これはこれでよかったんですが、無料部分の「OPEN SPACE 2009」の方に嵌ってしまう。前林明次の無響室の作品が(待っただけあって)面白かった。

2009年12月24日

TWS-Emerging 128/129/130

128 寺澤伸彦 「double awake」
129 モニラ・アルカディリ 「The Tragedy of Self」
130 石塚智寿 「29年生きた魂」

どれも面白いが、特に石塚智寿が印象的。個々の作品は結構かわいいのに、並べるととっても怖い絵に変貌してしまうのはいったいなんなんでしょうね?

ワンダーサイト本郷も初めて。単純に地図を見て近い方からアクセスするとアップダウンで往生するのがいかにも東京。かといって、街歩きに地形図は使いにくいしなあ。

2009年12月23日

帰省

両親がそろって入院したので様子を見に行く。下手なホームドラマのようなベタな展開でたいがいにせいと思うのだが、とりあえず仲がよろしいのはありがたい。

「オブジェの方へ -変貌する本の世界」

なんだかんだ言ってやっぱりチラシにも使われている焚書のオブジェ(遠藤利克/敷物)の存在感が圧倒的。最後においてあるこいつを見ただけで、浦和まで足を伸ばした甲斐があろうかというもの。

もっとも、ここに来たのは学生の頃のローカルなアイドル、福田尚代の作品を見るため。最近の彼女は回文の人らしいので、頭の痛い作風になってたら嫌だなあと思ってたのだが、本への愛にあふれた粋な作品でちょっとホッとしました。羅漢さんの中に1冊だけバローズの火星シリーズが混じってたのがツボでした。

2009年12月22日

警察博物館

INAXに立ち寄ったのだが、日曜日はお休みであった。ちゃんと調べてたのにすっかり忘れて予定を組んでるんだから、たいがいだよなあ。で、地域的にパナ電ミュージアムに行けばよかったのだが、思考力が尽きているのでそのまま隣の警察博物館へ。思ったより時間がつぶれずちょっと悲しかった。ピーポくんの歌がやけに耳に残った他は特に収穫なし。というか、ピーポくんも収穫というより迷惑なだけなのだが、、、

2009年12月21日

「現代工芸への視点―装飾の力」

イムラさんで招待券もらったこともあっていそいそと出かける。過剰な装飾をもとに日本人の美意識を問いただす、ものらしい。基本的にごちゃごちゃしたおもちゃ箱みたいな作品は好きなのだが、ここまで並ぶとややストイックな森野彰人の陶に引かれる。人間なんて勝手なものだ。

初めて工芸館に行ったのだが、ここは明治期の近衛師団司令部庁舎でなかなか趣き深い建物。裏庭の作品もいい味出してました。

2009年12月20日

「No Man's Land」

新館への移転に伴い近く取り壊される旧フランス大使館を活用したアートイベント。国際色豊かで作家の知名度も高い混浴アパートメントといった趣。いくら名の通った(のかどうか定かではないが)作家さんでも、こういった状況だとノリが学園祭と同じになってしまうのが楽しい。建物自体もなかなか面白い。大使館なんて普通は中に入れてくれないのだが、基本的にあらゆる部屋を展示に使っているので、金庫?(諜報部??)の中にまで入れる。コンセントはヨーロッパ式だが朝顔は日本のサイズだったり、いろんな発見がある。カフェの料理も美味い。

案内表示もなくわかりにくい場所なのだが、このイベントに続々人が詰め掛けるのはさすがに東京である。もっとも、その分いろんな人がやってくるらしく、ある作家さん(日本在住のフランス人)から初日にいきなりファイルを盗られた話も伺いました。日本の印象悪くなるからやめて欲しいんだけどなあ。

カメラ持ち歩いてないけど、ちょっとだけ画像も紹介。


お近くの方はぜひどうぞ。

2009年12月19日

国宝 土偶展

この秋、大英博物館で行われた「THE POWER OF DOGU」の帰国記念展。タイトルはなんだかなあだが、とりあえず3点ある国宝土偶が(国内で)一堂に会するのは史上初。これは行かねばなるまい、と上野まで出かける。東洋館が耐震補強工事のため閉鎖中、表慶館がアジアギャラリーに転用されていることもあって本館特別5室での開催。スペース的にどうなのよ、と思ったのだが、なんせ土偶だからサイズは知れてるし、ロンドンまで運んだくらいだから数も知れていてまったく問題なし。しかし、その空間の濃度は非常に高い。目玉の国宝3点やおなじみ遮光器土偶も確かにいいんだけど、ハート型や三角顔の作品が印象的。お近くでない方もぜひどうぞ。

2009年12月17日

近畿三十六不動尊霊場会 開創三十周年 出開帳

この秋(もうすっかり冬だが、今週でお終いなのでこれで勘弁を)、青蓮院では創建依頼初めての国宝青不動のご開帳が行われている。もっとも、初めてなのは青蓮院でのご開帳で、出開帳は大阪万博など過去3回行われている。まあ、珍しいというか、生きてるうちに拝める機会はおそらく最後。先週までは夜のライトアップとかも行われていたのだが、最終週は青蓮院も選定されている近畿三十六不動尊霊場会の出開帳も行われるので、迷わずこちらをチョイス。週末は混むだろうし、今日は別の会議もあってどうせ早退しないとダメなので、午後を半休にして出かけた。せっかく平日にしたのに一日一回の護摩行の時間にぶつかってやたら混雑してましたが、護摩をたくお坊さんを正面から見る機会なんかまずないので、それはそれでよかったかと。で、せっかく三十六不動が一堂に会してるんだから、と特製バインダーを購入。せっせとご朱印を集める。散財には違いないが、ひとつひとつ集めるとなるとこんなものではすまないし(いや、こんなことでもないと集めたりしないから比較しちゃダメなのかな)、お金を落としておかないと次の出開帳がなくなるから、まあいいや。完成すると朱印帳もなかなかカッコいいです。もちろん、ずらりと並ぶお不動さんも。青不動もいいけど、個人的には曼殊院の黄不動がよかった。もっとも、黄不動は三井寺がオリジナルで、こちらは模写なんですけどね。まあ、なかなか得がたい体験でした。

本日の画廊めぐり

" NAKAJIMA MUGI Exhibition 2009 ”moment of color”

ギャラリーはねうさぎ。近作は正直あまり面白いとは思わなかったのだが、room3に並べられたスクラップブックに収められたラベルのスクラップやドローイングがやたら面白い。特に絵本は傑作。本人も「今はもうあんなものは描けないんだけど、時々取り出してみると面白い」みたいな話をしてましたが、ある時期にしか出来ない仕事ってのはやっぱりあるよねえ。

玉ノ井哲哉個展「夢を見ない午後…」

MORI YU GALLERY。作品も面白いけど、ここは前回来たときも今回も写真撮影の人がバタバタとお仕事してました。そういう芸風、なわけはないよね。

��田翔個展 「INSPHERE - つつみ込まれるように -」

イムラアートギャラリー。これはなかなか面白い。吉田翔は日本画の人なんだけど、絹の上に黒(墨)と白(胡粉)のみを使って描いていく。おまけにキャンバスをガラスで覆って照明を過剰に反射させたりするので、パッと見にはモノクロ写真プリントに見える。それが近寄ってみるとちゃんと絵なんだよなあ。京都芸大ってやっぱりヘンです。

「の飾り」展

ギャラリー恵風。予定してなかったけど、イムラさんで染谷くんのグループ展をやってるよ、と教えられて寄り道。芸大の漆工研究室のメンバーによるグループ展。佐野曉のイラスト(ひとコママンガ集?)が抜けて楽しい。なにも漆でこんなもの作らなくてもいいのだが、マンガとしての完成度の高さとのギャップが泣かせる。京都芸大ってやっぱりヘンです。

このあと、ニュートロンと同時代ギャラリー(と予定外のギャリエヤマシタ)にも行ったけど、特に収穫なし。

2009年12月13日

京都アートフェスタ “artDive”

こちらはもう少し手作り感の強いイベントだが、文博界隈でやってるアートフリーマーケットよりはずれが少ない印象でした(当たりは同程度かな)。
ドローイングを一点購入。ハタヤママサオの「太陽の塔」。ポップな色使いの人なんだけど、なぜかシンプルなこの仔がかわいかったので。太郎ちゃんLOVEですよね。

Amuse art jam 2009 in Kyoto

アミューズがやってる若手アーティストの公募展。全国規模なのでさすがにレベルは高いが、ビジネスだけあってちょっと小奇麗すぎるかな。作品としてはやっぱり木谷篤の手をかざすと箱がスコンと浮き上がる「omokage」が楽しい。あと、秋吉かずきのピンホールカメラの作品が面白そうだったけど、会場に来てたのは別の作品なのでなんとも。

2009年12月12日

「大江戸の賑わい -北斎・広重・国貞・国芳らの世界-」

世間的にはやっぱり2階の美人画、役者絵なんだろうけど、地下の妖怪絵や風刺画が圧倒的に楽しい。ただ、このあたりって絵葉書にしてくれないんだよね。そのために図録買うのも何か違う気がするしなあ。

2009年12月6日

京都市立芸術大学 第20回留学生展

もう少し国際色豊かなのを期待してたんだけど、なんか違う。よく考えたら、海外からわざわざ京都の美大に留学するくらいなんだから、皆さん日本美術オタクなんだよなあ。国に帰ってからの作品に期待するしかないのかねえ。

「木田安彦の世界」

入り口に並ぶ版木に圧倒される。ずらりと並ぶお花もちょっと異様だけど、木田先生も大家になられたってことなんでしょう。来場者に気さくに挨拶してましたけどね。作品はなかなか結構なもので、会場の雰囲気とも合ってました。竹生島がお気に入り。

「アイヌの美 カムイと創造する世界」

並んでいる品は確かに上物なのだが、残念ながらこちとら地域ごとの文様の違いなどわからないし、みんぱくや東京博物館のコレクションとどう違うのかもうひとつよくわからない。あと、かって平取で仕入れたアイヌ服をどう着こなしたらいいのかやっぱりわからない。お土産用で使うには難がある可能性もあるのだが、、、まあ、一生わからないんだろうね。どうせわかる奴なんて(身近には)いないんだから、好きなように着てたらいいんだろうけど。

結城幸司展

宣伝に使ってる絵がむかしみんぱくで買った絵に似てるなあ、と思ってよくよく見たら同じ作品でした(版画なので同じ版で20枚ほど摺ったらしい)。その絵もだけど、こぐまが天に上っていく絵がよかった。今日はコンサートもあるみたいだったけど、流れ的に断念。

かとりのだいち展

ついでに(特にあてもなく)同時代ギャラリーに立ち寄ったのだが、これは当たりでした。アボリジニの神話の世界への入り口を表現したという画がギャラリーの床面に広がっています(もちろん壁にもあるけど)。一見ロットリングで描いたかのような線画だが、岩絵具を使っているのでジャンルとしては「日本画」らしい。やっぱりこっちの方が京都芸大っぽいよね。

双子の姉妹のユニットなんだけど、ググってみると(お姉さんの方は)沖縄でエスニック雑貨やさんを営んでるらしい。そりゃあツボだよなあ。

阪急京都線・大阪市営地下鉄堺筋線相互直通40周年

嵐山駅に戻ると、ホームに見慣れない車両が停まっている。今週末は阪急と地下鉄の相互乗り入れ40周年記念で、堺筋線の車両(ご丁寧に6両編成に編成替えしてある)が嵐山まで来ているのだ。

あまり人気がないように撮ってますが、実際にはテツの人が大挙押しかけてます。撮影用に降車用ホームを開放しているのだが、皆さん納得するまで撮るのでしっかり行列。駅前のグッズ売り場にも行列。もよりの踏切にも人垣。2種類の車両が入線しているのを撮ろうとするとここがベストなのはわかるけど、めんどくさいので足を伸ばさずにおとなしく帰宅。住宅街をカメラを持った兄ちゃんがうろうろして、賑やかな一日でした。