2011年4月8日

春雨 (濡れてもいいの?)

今週は東京出張のはずだったのだが、諸般の事情で中止になった。が、あらかじめ仕事を休む手配をしていたため、急に仕事をしようにもスタッフがそろわないことが判明し、有給消化とあいなった。いつもの時間に家を出て京都御苑へ。
たしかに雨模様の平日なのだが、年に2回の京都御所の一般参観をやってるのだ。なんぼなんでもこれは寂しい。御所にはそれなりに人が来ているが、蹴鞠などのイベントはないし、お土産やさんも出ていない。いつもはここで菊のご紋入りのお菓子を買って実家に送りつけるのだが、、、空いてるから写真は撮りやすいが、雨で傘が必要なので帳消し。
手前が桜、奥は桃の花。桜は種類によっては散ってるものもありますが、おおむね見ごろ。
晴れてるとまた違って見えるんだろうけど、雨に濡れてるのもいいですね。
こちらは桃の花

さて、京都御所ももちろん見てきたのだが、今日のお目当ては仙洞御所。キャンセルが出たのかたまたま枠に空きがあったので申し込んでみた。仙洞御所は上皇の御所なのだが、前回の消失時(1854年)にたまたま上皇がいなかったため再建されることはなかった。皇太后の御所である大宮御所は今でも皇族(や一部の国賓)の宿泊施設なので見られるのは外観だけ。仙洞御所参観というと御所の中が見られるような気がするが、実際は庭園を歩いて回るガイドツアーである。でもまあ、京都の真ん中にこれだけの規模の庭園があるのはさすが。当然ながら手入れは行き届いてるし、花もそれぞれの季節のものが揃っている。例によってガイドのペースにはついて行けず、後方の係員に追い立てられながら庭園を一周。もっとも、ガイド役の職員も雨だから巻きが入ってたようだ。




立派な施設だが、隣に京都迎賓館が建設されたため、大宮御所(と付属施設としての仙洞御所庭園)の利用率はあまり高くないらしい。ガイドによると、茶室のうち小さな方の又新亭は1884年に近衛家から献上されたが、その後使われたことはないそうだ。使うとすれば国賓をもてなすためになるのだが、この茶室に入る規模の使節団は存在しないらしい。まあ、武将が一対一で話をするための施設だからなあ。通訳やら書記官やらが入るスペースはないだろうが、なんかもったいない。
おまけショット。なぜ鴨がこんなところに、、、

イーサンでランチを食べた後、承天閣美術館の「若冲水墨画の世界」へ。以前ここであった若冲展の時はえらい騒ぎだったのだが、今回は内容も地味だし宣伝もしてないしこのご時勢だしでガラガラ。椅子に座ってぼーっと見てられるんだからありがたいのだが、秋まではこんな感じなのかなあ。

続いて平野神社へ。MBSの中継車が来ててカメラが数台回ってるから何じゃろと思ったら、今日のちちんぷいぷいの中継がここだっでした。しかし、プロのカメラワークはやっぱり違うね。絵にならないところはちゃんとカットするもんなあ。

嵐山の鼓月で実家に送るお菓子(と自家消費用の桜餅)を買って帰る。まあ、なんだかんだ言っても近所の桜もきれいだわ。今日よく見たら、ソメイヨシノ以外も結構咲いてるし(今までどこ見てたんだか)。

あ、環境放射能の計測データは1日遅れでしか出てこないので、雨に濡れてもよかったのかはまだ不明。もっとも、今更この程度でじたばたしても仕方ないんだけどね。

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