チェックアウトして外を見てもタクシーがいない。困ったなと思ってドアマンに聞くと、彼は表に出て行ってしばらく空車のタクシーを捜していたが、数分であきらめてロビーに戻りコンシェルジュに電話をかけてもらっていた。最初からそっちに言えばよかったのか。
空港のロビー。ここのモニタに表示されるパンダのイラストはマカオでは珍しく目つきが怖くない優れもの。
行きの飛行機はほぼ一杯だったけど、帰りはガラガラ。皆さん日曜日の便で帰っちゃうのかなあ。それって、正味一日なんだけど。
さて、飛行機が空いてて入国者が少ないからヒマだったからか、マカオがやばい地域なのかはわかりませんが、初めて税関でスーツケースの中をチェックされました。他のお客さんも同じ扱いだったんだけどね。たぶん税関の職員(あんちゃんでした)にはマカオにだけ行って帰ってくる中年夫婦ってのが不審なんだろうし、「スーツケース見せて」って言うと「いいけど、これ重いから台に載せるの手伝って」というのも相当不審(これも今回初めてだけど、スーツケースに「Heavy」のタグが付いてました)。「なんでそんなに重いの」「いや、本とか入ってる」「本って」「いや、写真集とか」。とくればエロ写真集とか考えるんだけど、最初に出てきたのが立派な箱に入った版画の図録。「本ってこんなのですか」「いや、観光局のパンフとかもどっさりあるけど」「はあ」。このへんで向こうも困ったなという表情になってくる。そのうちに大量の出前一丁を発見。愛想のつもりか「持って行かれたんですか」と言うので「いや、向こうで買いました。お土産ですわ」「出前一丁売ってるの」「いっぱい売ってます」「…」。さすがにあきらめて蓋を閉めようとするので、「あああ、そんなんじゃだめです」と制してきちんとパッキングして蓋を閉めて税関を後にしました。ごめんよ、不審者で。今回の教訓は、無理に大きなスーツケース1個で済ますより、小ぶりのスーツケースを2個持っていくべき、なのかな、たぶん。
で、こちらがその出前一丁。スープはパッケージのイメージ通りの味付けだけど、麺の味は出前一丁そのものなので結構おいしくいただけます。いいんでないかい。
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