2015年10月4日

上海万博跡地(浦東)

翌日、万博のへそ、万博大通り(世博軸)に出かける。地下鉄の中華芸術館駅の構内には万博当時の写真パネルが並び、観光地として整備が進んでいる。駅の外に出ると地元ガイドに声をかけられるが、何言ってるのかわからないので断る(ガイドなのかどうかも不確実と言えば不確実)。中国国内のおのぼりさんも言葉が通じないのなんかざらにいるんだろうから、それなりに楽しめるのかもしれないけどね。さて、お目当てはその中華芸術館(旧中国国家館)。事前情報では9時開館とのことだったが、行ってみると10時開館(去年の7月かららしい)。仕方ないのでしばらく周辺を散策。
中華芸術館を南東方向から望む。万博当時、手前の芝生のあたりにはかわいらしい香港館、澳門館が並んでいたが、万博後は巨大な旧中国館だけが残った。当然ながら台湾館は最初からなかったが、大阪館が入っていた建物に台北館が入っていた(北京もここだったので、国外扱いというわけではなく一都市扱い)。
メルセデス・ベンツ・アリーナ(旧世博文化中心)。中国最大級の室内競技場ですが、ショッピングモールを併設しているので、そのエリアには自由に入場できます。
地下にはアイススケートリンクも、
浦西を望む。中央の煙突の建物が当代芸術博物館。
世博公園に入る。後ろの建物は旧世博中心。柵があるので今はどうなってるのかよくわかりませんでした。
公園のベンチは5年しかたってない割にへたってますが、一方で修繕の跡も見うけられます。
公園のトイレは万博当時のままなのできれいです。

当時のB地区、世界気象館があったあたり。浦西に比べると街づくりが進んでいますが、まだまだですねえ。
奥の世博大舞台(旧宝鋼大舞台)は廃工場をリノベした施設で、当時から鉄骨むき出しでした。手前の緑の建物は旧インフォメーション。今は公園の管理事務所のようです。
公園内にはどこからともなく(いや、石に偽装したスピーカーは見つけたけどね)音楽が流れてきます。前日まで万博5周年のイベントもやってたらしく、管理は行き届いてます。
さて、世博軸は「世博源」という巨大ショッピングモールに改装されたようです。
が、オープンしたばかりで閑散としています。まあ、周囲のオフィスビルやホテル、展示場がまだ十分機能してないから、おのぼりさん相手だけで商売になるわけがないよね。お店の方も先行投資ということで割り切ってるんでしょうかね。

平日の午前中とはいえ、車もあんまり通ってないしなあ。このままバブルがはじけるとちょっと困ったことになるかも。

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