今回一番楽しみにしていた「わくわく混浴アパートメント」。国内の作家さんがおんぼろアパートで共同生活をしながら作品を制作。行く前から「学園祭」を想像してたんだけど、実際行ってみるとまさに延々続く学園祭で、「ビューティフル・ドリーマー」を思わせる夢の空間。
清島アパートの外観。入り口のある左の建物の裏にも1棟隠れていて、3棟がL字型につながった構成になっています。前の広場は日替わりでイベント(模様替え)があるらしく、日曜に行ってみると雰囲気が変わってました。
個々の作品もだけど、とりあえず建物がすごい。こんなものを良く見つけてきて、使わせてもらえたもんだと思う。
建物がまっすぐ立ってないので、屋根が互いに食い込んでいる。雨どいはつながってるし、すっかり「ここはどこ」状態。
天井もこんな感じ。梁や碍子が強烈に自己主張。
内部はおおむねきれいに整備され、楽しい装飾がいっぱい。
2階への階段。
表の花輪も近寄ってみると淀川テクニック氏の作品でした。
窓からはシャボン玉が。
ここで一番気に入った作品。水川千春さんの温泉の湯をゼラチンで固めた「鉱石」。きれいだし、プルプルで気持ちいいのだが、時間がたつと張りを失い干からびて消滅していくんだそうな。で、期間中は新作を作り続けるんだとか。まあ、温泉はいくらでもあるもんなあ。アパートで採集した虫を埋め込んだ「琥珀」もあって、こちらも美しい(本体が消滅するときに中の虫はどうなるんだろう?)。ちなみに、展示台もアパートで「発掘」されたものだそうです。
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