2009年5月31日
「ヤノベケンジ - ウルトラ」
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日記
六本木のトらやんはさすがに見に行けなかった(2日間ではなあ)が、豊田なら津とセットでも日帰りで何とかなるから、新名神はありがたい。
展示スペースは思ったより狭かった。映像を丹念に見ていけばいいんだろうけど、首が疲れるので適当にスルー。メインのウルトラは、これくらいではもうびっくりしなくなったというか、そんな感じ。森の映画館の方が落ち着く。絵本が(ヤノベとの取り合わせに)意外性があって面白かった。
まあ、そのうちにこの手の展示は「心臓の悪い方はちょっと」とかいって断られるようになるんだから、今のうちですね。
展示スペースは思ったより狭かった。映像を丹念に見ていけばいいんだろうけど、首が疲れるので適当にスルー。メインのウルトラは、これくらいではもうびっくりしなくなったというか、そんな感じ。森の映画館の方が落ち着く。絵本が(ヤノベとの取り合わせに)意外性があって面白かった。
まあ、そのうちにこの手の展示は「心臓の悪い方はちょっと」とかいって断られるようになるんだから、今のうちですね。
2009年5月30日
元永定正展
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日記
インフルエンザ騒動で家にこもっていた(なんとなく予想は出来たので5月前半にひたすら遊んで疲れてたし、畑仕事もたまっていたのでちょうど良かった)が、世間も落ち着いてきたのでそろそろ活動開始。といいつつも関西を離れて東海地方へ。
元永さんというと私的にはアクリル絵具のぷにゅっとした丸っこい物体がぷかぷかしてる(京都国立近代美術館の「ZZZZZ」)イメージなのだが、今回は具体に加わる前の抽象画から絵具流し、水の彫刻、曲線、色玉といろんな切り口の作品が並ぶ。庭の石も楽しい。特に面白かったのはネタを記したメモ。この人には世界はかように面白おかしく見えているんだなあ。世代的に戦争の影を引きずっていそうものなのに、ぜんぜんそんなことないし(軍需工場や国鉄にいたようだが、入隊はしていないようだ)、「人生、一寸先は光」というポリシーも奥が深い。少しでも長生きしていろんな面白いものを描いて見せて欲しいです。
元永さんというと私的にはアクリル絵具のぷにゅっとした丸っこい物体がぷかぷかしてる(京都国立近代美術館の「ZZZZZ」)イメージなのだが、今回は具体に加わる前の抽象画から絵具流し、水の彫刻、曲線、色玉といろんな切り口の作品が並ぶ。庭の石も楽しい。特に面白かったのはネタを記したメモ。この人には世界はかように面白おかしく見えているんだなあ。世代的に戦争の影を引きずっていそうものなのに、ぜんぜんそんなことないし(軍需工場や国鉄にいたようだが、入隊はしていないようだ)、「人生、一寸先は光」というポリシーも奥が深い。少しでも長生きしていろんな面白いものを描いて見せて欲しいです。
2009年5月27日
2009年5月11日
2009年5月9日
「都築響一 着倒れ方丈記」
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日記
本来の目的は「ラグジュアリー:ファッションの欲望」展で、これはこれで結構面白かった。特に川久保玲の「これどうやって着るの?」という衣服(布?)の数々が見ていて飽きない。しかし、関連企画の「着倒れ方丈記」の方が圧倒的に面白い。流行通信に連載された、(決して裕福ではない)ファッションブランド愛好家のコレクションを彼らの狭い(さすがに方丈よりは広いが)部屋に広げて写真を撮る企画なのだが、見ていて微笑ましいというか愛しいというか(「落ち着く」というべきなのか)。ただ、都築さんは「コレクションの世界にも、実は厳しい上下関係というものが存在するのだろうか」と言うけど、そんなものはないと思う。コレクターはみんな愛すべき馬鹿者たちで、ジャンル毎に(主に収集に世間の協力が必要かどうかによって)コレクターの側が世間に受け入れられようとするか、世間を拒絶しようとするかなんじゃないかな。また、「ファッション・ビジネスだけは、どうもちがうらしい。自分の作ったものを買ってくれる人、顧客を恥ずかしがり、軽蔑し、自分たちが作る幻想の世界を大切にしようとする。不思議な商売」とも言うんだけど、本来のターゲット以外に人気が出ることで元々の支持層を失うのは商売人としても困ったことだし、第一、富裕層向けの商品が下町の愛好家に媚びるようになったんでは、その魅力がなくなっちゃうよね。大きな男の子の方が一人当たりの購買額は大きいけど、プリキュアのメインターゲットはやっぱり小さな女の子でないと。
島田泉展 「土の中で考える」
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日記
巨大ゾウリムシも悪くないんだけど、ダンボールのCDケースでのディスプレイとか値札のついていない小物の方が面白かった。はねうさぎのRoom3という狭いわ天井低いわの難儀なスペースも一因でしょうけどね。
2009年5月5日
「チベット ポン教の神がみ」
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日記
ポン教はチベット仏教と同一視されることもあるんだけど、別の体系を持った宗教です。もっとも、神仏習合下時代の神道と日本仏教みたいなもので、相互乗り入れがかなりあって、チベット仏教の一派だと言われても仕方ない面もあります(ニンマ派の一部として扱われることが多い)。一方でチベット仏教の方もインド後期密教がそのまま保存されているわけではなく、ポン教のフィルターがかかってます。このへんは今でも書いていてよくわかんないし、九寨溝に行った時にポン教寺院にも立ち寄ったはずなんですが、この時は仏教のお寺だとしか思ってません(ガイドもそう言ってたような気が…)。まあ、チベット仏教とポン教との違いは日本仏教との違いより(少なくとも見た目では)小さいから、仕方ないけど。
今回の展示は常設展示場の一角(企画展示場A)で行われてるんですが、展示品の質は高いし、図録も滅茶苦茶気合が入ってます。特別展示館でやるには点数が足りなかったのかな?
みんぱくは本日無料観覧日で、千家十職の方は大賑わい。常設も普段は見かけない客層の方々でいっぱいでした。いつもあれくらいなら経営的にも安定するんだろうけどなあ。ついでに、ワークショップ「朝鮮半島の打楽器で遊ぼう!」でも遊んできました。
明日はさすがに仕事が入ってます。
今回の展示は常設展示場の一角(企画展示場A)で行われてるんですが、展示品の質は高いし、図録も滅茶苦茶気合が入ってます。特別展示館でやるには点数が足りなかったのかな?
みんぱくは本日無料観覧日で、千家十職の方は大賑わい。常設も普段は見かけない客層の方々でいっぱいでした。いつもあれくらいなら経営的にも安定するんだろうけどなあ。ついでに、ワークショップ「朝鮮半島の打楽器で遊ぼう!」でも遊んできました。
明日はさすがに仕事が入ってます。
2009年5月4日
「杉本博司 歴史の歴史」
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日記
杉本さんは「アートとは眼には見ることの出来ない精神を物質化するための技術のこと」とおっしゃる人で、社会と関わるツールとしてのアートや、内面から自ずとにじみ出るアートとは違って、すごく理詰めの作品世界を構築しています。作家であると共に日本美術のコレクターでもあって、今回はコレクションと自分の作品を組み合わせて展示空間を作っていて、意外性たっぷりの展開で一気に見せてしまいます。死者の書の軸装、蝋人形や古生物のジオラマの写真(と大量の化石)、ピントを無限遠のさらに向こうに合わせた写真、数式の可視化、放電現象の写真化、五重塔の実寸大の写真と古材、日本仏教史を1ページでまとめ、鏡をハンマーで叩き割る、、、実はあまり期待してなかったんだけど、今週一番面白かったのはこれかな。
巽 聖子 陶展 ~もくもく ちゅう~
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一昨日にギャラリーマロニエで案内を見て、面白そうだったので今日の予定に組み込みました。で、これが予想以上に気に入って大満足。「かわいい」を狙って造っている(よね?)注器や蓋物はともかく、抽象的なオブジェまでが実にチャーミング。作家さんも作風に違わずかわいらしいお嬢さんで、作品からも作家さんからもHappyなオーラが溢れてました。まあ、今の日本で求められるのは、戦う作家さんよりこういう人だよなあ。で、お値段が「ほんとにこれでいいの?」というリーズナブルなものだったうえに、この前に立ち寄った上本町近鉄の北海道物産展での散財ですっかり気が大きくなっていて、実用性に乏しい上にどう見てもすぐに壊しそうな、でも、とっても素敵な注器を購入。しかし、どこに置くの、これ。
2009年5月3日
西山高原アトリエ村展
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午前中競馬場に行ってたため十分な時間がとれず、なじみの作家さんを数軒訪ねて、作業所のケーキを買って終了。まあ、こういう年もあるわね。しかし、気のせいか皆さんだんだん作風が丸くなってきたような気が、、、
2009年5月2日
明るい無常観/PLAYのキセキ
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日記
ジャッピーとのコラボの後でやっとこさ芸術センターの展覧会へ出向く。北ギャラリーの淀川テクニック(お魚がかっこいい、乗せて欲しい)、南ギャラリーののびアニキを見てから特別企画の「PLAYのキセキ」へ。60年代後半から30年にわたって表現の場を美術館の外へ広げていったTHE PLAYを中心メンバーの池水さんと振り返る企画。秘蔵映像も興味深かったんですが、その後のディスカッションが面白かったですね。当時のとんがってる人はたいがい既存の権威とか体制とか常識とかに戦いを挑んでいたわけですが、皆さんいろんなものにぶつかって(個人としてだけでなく社会全体としても)丸くなってきたんだけど、この人は未だにとんがったまま戦ってるみたいなんですよね。「ハプニング」という言葉にこだわり、今風の「パフォーマンス」や「プロジェクト」といった言葉を商業主義に踊らされているとして切って捨てる。なかなか迫力があります。耳は遠くなったみたいですけど。で、その後また南ギャラリーに戻ってのびアニキのパイ投げのパフォーマンスを愉しみました。うーん、いろいろ考えさせられますね。
京都現世美術館2009
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