2009年6月20日

「やなぎみわ 婆々娘々!」

今回ランチョンセミナーがなかったので堂島川の河岸でホテルのパンをかじり、ついでにちょっと覗いてみようかいと思って国際美術館に向かうと、初日のイベントで作家さんのトークショーがあるというので思わず整理券をもらい、意外に時間をとったので会議場に戻らないどころか隣でやってる「慶應義塾をめぐる芸術家たち」展も見ないで帰宅。まあ、どうせルーヴル展でまた来るし、今回は出張ですらないからこんなもんでしょう。

館長とやなぎさんの対話。ベネチアでの製作裏話が中心で結構面白いのだが、二人ともしゃべくりのプロではないのでちょっと冗長な感は否めない。最後の質疑応答はそこそこ盛り上がる。「もともと工芸をやっていたこともあり、被写体作りが創作活動の中心。出来上がった被写体を提示するのに写真を使っているだけで、私は写真家じゃない」というくだりが印象的。やなぎ作品独特の居心地の悪さはそのあたりが影響してるのかなあ。

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