今回初めて(本来は一般的な)大人数でバスで移動、というスタイルを経験した。ちょっとストレスがかかるかなと心配もしていたのだが、実に良くできたメンバーでお気楽な旅となった。まあ、なんだかんだいって几帳面な日本人の集まりだし、目的がはっきりしているから日食の前に脱落するわけには行かないし、終わってしまえば「もう何でも許しちゃう」お大尽状態。熱いお茶をぶっ掛けられても(当人は別にして)皆さん鷹揚なものだった。
当初は種子島のロケット射場近くで見るつもりで、去年の春からホテルを押さえていたのだが、今年になって屋久島や種子島でも入島制限がかかる見通しになってきた。島内での行動にもかなり制限がかかる(ツアーバスでの移動を余儀なくされかねない)見通しになったため急遽予定変更。中国行きの激安ツアー(普通に考えるとかなり高いが、この時点で日食ツアーと銘打ったものとしては安かった)を見つけてポチッと申し込んだのが3月上旬。どんな面子になるのか気にしつつ上海浦東空港に降り立った。飛行機を出るや空調が効いているはずなのに熱気に襲われる。後で聞いたが、この日の上海は76年ぶりの暑さで、赤色高温警報(なんじゃそりゃ)が発令される事態だったらしい。
さて、ツアーはバス4台(関空1台、成田・中部3台)の構成だったのだが、飛行機の時間も違うし他のバスを待ったりしないため、実質は関空組35名+ガイド運転手各1名での移動となった。で、このメンバーが妙にオタクっぽい。西湖の遊覧船上での日食「観賞」との触れ込みなので(三脚が使えない)、立派な観測機材を持ち込む人はいないのだが、それでも日食の追っかけはいるし、他の人も今回は仕方ないから一般的なツアーだけどいつもは違うよ、という雰囲気が漂う。ベトナムで部屋を借りてるとか、来月シリアに行くとか、ね。
別にこっちが選んで回ってるんじゃないんだから、いちいち報告するまでもないのだが、立ち寄り先を順に紹介。
多倫路文化名人街。かっての文人街を98年に観光用に整備した。
さすがに町並みはきれいだが、周辺はまだ下町の風情ですね。
どこがどう韓国料理なんだか?前の店のディスプレイを流用してるのかねえ?
これはちゃんとインド系のお店。
普通に見かけるのは(不勉強なので聞いたこともない)中国人の作家さんたちですが、珍しく和装の像を見つけたら内山完造。見つけたのはこの像だけだが、彼は有名人なので他にも銅像があるらしい。まあ、魯迅の像すら確認していないんだから、仕方ないわね。
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