2012年11月4日

木津川アート2012・旧当尾小学校

3年目の木津川アート。今回はこの春に廃校になった旧当尾小学校とその周辺が舞台。会場がコンパクトになって(といっても立派な「えんそく」ですが)参加しやすくなったので、なんとか訪問することが出来ました。まずはメイン会場の小学校から。
大田高充「背景のためのバックヤード」。この作品、(たぶん)風で動くんだけど、画を撮ろうとするとなかなか動いてくれないんだよねえ。
北田幸子の2Fトイレの作品。一階の男子トイレにも作品があったけど、こっちの方が好き。
出村実英子「ゆく河の流れは絶えずして」。これはしょぼい写真ではうまく伝わらない作品。
加藤史江「咲かせよう~growing up~」。白基調の作品なので写真でうまく出るかなあと心配してたけど、これはバッチリ。
上田晋のワークショップで書いた当尾小学校校歌(だと思う)。でかいのであちこちの空き部屋に散財してるんだけど、存在感がすごいよね。
中島和俊「無題」。3体しか映ってませんが、マシンは5台ありました。ちゃんと動きます。鉛筆の細工だけでなく、車体にオリジナルの警告シールが貼ってあって、これもまた楽しい。
ミギヒダリよいこ「Grolice」。そういえば造形大で見たような気が。着ぐるみって、中の人だけじゃなく相方の力が効いてくるんだよねえ。こういうところでピンでやるのはちょっと荷が重いし。

まあ、写真になるのは気に入ったかもだけど、写真が撮りやすいものだけですよね。「放課後秘密基地」の中に入るピンホールカメラとか、楽しいけどどうしようもない。小学校で一番良かったのはSKF3の「増殖」(音楽室でのインスタレーション)だけど、これは参加するから楽しいんで、そうすると写真なんか撮れない。

これまで廃校を使った芸術祭は多々見てきたけど、建物の生きの良さはここが一番のような気がします。なんせ平成8年竣工ですんで(先が読めてないという気もしないではない)。耐震性も問題ないはずだし、なんとか有効活用できる道が開けるといいけどねえ。

というわけで、続きます。

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