2014年10月26日

秋のえんそく

今年は春のえんそくも関西のラピュタ遺構、友ヶ島だったのだが、秋も天空の城になりました。しかし、ちょろっと遊びに行くにはさすがに遠い。
播但線にはラッピング列車が走っています。車内吊も竹田城で統一。
麓からでもそれなりに見えてます。紅葉はまだまだで、嵐山の方がきれいだな。
竹田城は認知度が上がり観光客が増えたので、マイカー規制がかかっていて麓の駐車場(だったり駅だったり)から天空バスで中腹の駐車場、というのが一般的なコースになっているのですが、ここは当然歩いて登ります。しかし、このルートは1km進む間に300m登るという階段みたいな道なので、思いっきりしんどい。高地でないから許すけど。
しかしいい天気。正直暑い。本家マチュピチュの時も快晴で風情も何もなかったけど、今日も空気は乾ききってますね
石段の痛みが進んだり、転落事故が続いたりで、見学コースはきちっと決められロープが張られてるし、足元は黒いゴムシートで保護しています。天守台には登れなくなりました。まあ、仕方ないわね。あまりそれらしい写真は上げてないけど、とにかく人はいっぱい歩いてるし、ツアー客も多数見かけますんで。
無理する人(や酔っ払い)も多いので、3日に1回くらい救急車が来るし、ドクターヘリもちょくちょく来る。とのことですが、毎年滑落で死人が出ます、というマチュピチュ(ワイナピチュ)に比べると平和ですよね。まあ、日本では毎年死人が出る観光地は許容されないでしょうけど。


でもまあ、ここが人気になるのはわかるわ。なかなかこれだけの遺構はないし、バスツアーで出石や城崎とも組み合わせやすい。
麓に降りて、「旧木村酒造場EN」で利き酒。ほとんどの人は車で動いてるし、鉄道の人も駅から天空バスだから、ここは訪れる人数も手ごろだし、おおむね山の人の格好をしている。建物もいい雰囲気だし、落ち着くよね。畳で足を伸ばせるのは吉。後は足湯でもあれば言うことないんだけど。
旧街道沿いの町並みもいけてます。アニメキャラの石像とかはわけわかんないけど。あれ、著作権大丈夫なのかなあ。

2014年10月25日

今日は大阪

ジャン・フォートリエ展 @国立国際美術館
思ったよりずっと良かった、のだが、お客さん少ない。「人質」シリーズの部屋など貸切状態。贅沢でいいんだけど、ちょっとどうなのかとも思うよねえ。

鉄道芸術祭vol.4 音のステーション @アートエリアB1
これは予想のはるかに上をいっていて、めっちゃ楽しい。インタビューはさすがにパスしたけど、YouTubeネタまで全部見てしまう。これで無料なのは太っ腹、なので投げ銭替わりに中之島線に乗る。

タイルが伝える物語 -図像の謎解き- 展 @LIXILギャラリー

2014年10月23日

西蔵急救中心

さて、この時点でヨメの方は下痢が続いてヘロヘロになっていて、観光を一部バスしたりしていた。水分は摂れてたので電解質だけ補充してたら大事ないだろ、とは思ったが、日程もタイトだし場合によったら点滴の1本もしてもらった方がいいかな。ということで、ガイドさんと相談し病院に行ってみることになった。現地の旅行会社に連絡をとり、社長さん(兼運転手)と付添役の女性(現地では看護師とか足らないので、家族が付き添って看護するのが一般的らしい)を確保し病院へ。
外国人が行く病院となると限られてるのかもしれないけど、チベットの中央病院の救急部門。病院本体の建物も隣に並んでます。
初めから病院として建てられたのかはわからないんだけど、天井も高いし清潔感もあるし日本とそう変わらない雰囲気。ただし、照明は暗いし(日本は明るすぎだけど)、椅子も少なめ。
結構広いですね。
とりあえず診察券を作って(ガイドさんが)状況を説明、ひとしきり待たされた(優先順位は高そうじゃないから当然か)あとで、採血と検便。採血管は日本と同様だが、消毒は3本入りの滅菌綿棒をイソジンの瓶に突っ込み、そのうちの1本を使用。残りの2本は止血に使っていた。脳浮腫(高山病の一番まずいパターン)の除外のため眼底のチェック。SpO2を測って酸素吸入。ちなみに、パルスオキシメーターはガイドさんも持っていて日に一回程度測っていたのだが、おおむねヨメより私の方が低くて、初日は74%とか出て目が点になった。そりゃしんどいはずだよなあ。ひとしきり検査結果が出るのを待って、カリウムがだいぶ下がってるからやっぱり点滴しときましょう、ということになり処置室へ。
ベットから見た中庭。ベッドはパラマウント社製で9床、なのだが酸素配管は11床分確保されていた。何か事があればストレッチャーを引っ張り出してくるのであろう。他のベッドを見ると、確かに家族がわらわら付き添っている。看護師がやってきてアンプルカッター(最近はあまり見かけなくなった)でKClのアンプルを2本切り500mlの生食に足してルート確保。もう少し痛くなさそうなところにも血管があるんじゃないの、とは思ったものの、これでとりあえず一段落。
さて二人だけのツアーならこのまま病院にいればいいのだが、そうもいかないのでガイドさんと夕食のお店へ。
すでに予定時刻を過ぎていたので、サイクルリキシャを拾う。ただし、ジョカン周辺には乗り入れ禁止なので、結局はだいぶ歩いたけどね。とりあえず、運ちゃんは客が乗ってても電話に出ることがわかった。街角には警官がうじゃうじゃいるんだから、特に規制はないんだろうなあ。交通関係とは管轄が違うのかもしれないけど。
結局、ヨメが宿に戻ってきたのは11時でした。高張だから仕方ないけど、えらくゆっくり点滴したもんだ。まあ、点滴だけじゃなくって酸素投与もしてるんだから、そっちの時間確保の意味合いもあったのかもねえ。

2014年10月22日

タプチェラモ

ラサに戻る。村の近辺はのどかな道が続くが、
ラサが近づくと真新しいビルが立ち並ぶ。ラサ中の高校を一区画に集めて、学生街を作ったらしい。まあ、隔離したってとこかな。
でも、人気のないアパートを見てると、この国は大丈夫なのかなという気はしてきますね。バブルがはじけるのは仕方ないんだけど、うまくやってくれないかなあ。
さて、タプチェ・ラモは霊力の強い女神で、最近は特に現世利益の神様とされて(漢族も含めて)信仰を集めている、そうな。チベット仏教との関連が薄いので、香炉もちょっと中国のテイストが入ってますね。寺がきれいなのもそれなりに潤ってるからなんでしょう。ガイドさんも子供のころはちっちゃな寺だったと言ってたし。周辺も昔は農村だったらしいんだけど、今は拡大するラサの街に飲み込まれています。中国のおかげで栄えているのか、チベット人がやってても発展したのかは検証のしようがないからなんとも。そもそも発展するのがいい事なのかという問題もありますが、チベット人のガイドさんもそのあたりは評価しているような印象はうけました。本音はわかんないけどねえ。
境内にはちょっとした売店があって、よく考えたら、ご利益もわかりやすいんだからお土産用のお守りとか買っとけばよかったんだよなあ。空気が薄くてぼーっとしてるから、そこまで頭が回らないよ。
例によって内部の写真はないので、テラスの法輪。タプチェ・ラモは白酒(焼酎)が好きだとかで、境内は酒のにおいがプンプン。みなさんが持ってきた酒をぶっかけていく。酒はどんどん回収し、、、てまた売ってるんじゃないかと思うけどよくわからない。この女神さん、毒殺されかかって毒を吐きだした御姿だとかで、なかなか怖い顔つきをしている。
ネット情報では、寺のお隣にあるのは政治犯も多数お住まいの西蔵自治区監獄らしいのだが、当然そんなことは教えてもらえないのであった。

2014年10月21日

民家でランチ

風さんのツアーでは定番の民家訪問。これが一般的な暮らしというわけじゃないんだけど、やっぱり楽しい。
薪置き場にはバスケットゴール。
お寺でよく見る香炉の家庭用。
花の手入れの行き届いていて、ガイドさんの向こうに見えるのが、
ソーラークッカー。30分ほどでやかん1杯のお湯が沸くそうな。紫外線の強い高地では非常に有用。ローテクなので壊れにくいしね。
客間。お坊さんの写真より共産党指導者の写真の方が多いのは、まあいろいろと事情があるんでしょう。
お昼はチベットのすいとん。素朴なおやつは美味しいし、バター茶は上品なお味でした。
その後、家の中を少し見せてもらう。こちらはストーブ。立派だよね。
台所
ダイニングキッチンなのでテレビもあります。
当然バター茶は自家製なのね。
天井には立派な龍が。
その後、民族衣装を着て撮影大会。になったのですが、こちらは自粛しときます。
家の周りを散歩。なかなかのどかな田園風景です。
用水路
トイレ。さすがに外国人相手の場所なので、お寺や一般の飲食店よりずっと綺麗でした。穴の下は一緒ですけどね。

2014年10月20日

ゾンキョ・ルカン


ポタラ宮を巡る巡礼路へ。ジョカンもそうだが、巡礼路に入るにはセキュリティチェックがある。いろいろ難しい問題があるんでしょう。
バルコルほどじゃないけど、簡単な土産物屋、商店も並んでいます。
ポタラ宮の北側はゾンキョ・ルカンと称する公園。巡礼路から外れてこちらへ移動。
巡礼中に木陰で休む人。
巡礼と関係ない人もいます。こちらは汗を流す人。
ピクニックとしゃれこむ人。
ここから見るポタラ宮も(裏側とはいえ)いい感じです。
公園内にはきれいな池があり、
竜神殿とよばれるお社があります。

御覧のようにかわいらしい建物。龍が祭られているのですが、当然のように内部の写真はなし。
竜神殿自体は有料なんだけど、周囲は遊歩道になっていてランチを食べる人も。個人的には気に入ってる1枚。
池にはペダルボートが浮かんでいて、しっかり営業もしているみたいでした。
メインの巡礼路とは違って静かです。
もう少し季節が進むと、木々がさらに色付いてきれいなんでしょうねえ。