ラサは標高3600mの高地。こんなところに飛行機で来て何も考えずに動き回ると高山病になる、ので、ラサ初日は街をちょろちょろっと散歩してあとはホテルで休んでてね、というスケジュールになっている。とはいえ、当然その後も外をうろついてしっかり高山病になるのだが、それはおいといて、ガイドさんに連れられてバルコルを一周する。
バルコルはジョカン(大昭寺)の周りを囲む街路で、巡礼路でもあり、ラサ随一のマーケットでもある(中心部は観光客相手、周辺が市民相手のようだった)。ジョカンの前には入場待ちの列もあるのだが、今回はメジャーどころには入らない旅なので眺めるだけ。
巡礼の人はお寺の前で五体投地(巡礼路でも真面目な人は五体投地)。ここでも写りこんでるけど、車椅子の巡礼者が結構目立つ。チベットも高齢化が進んでるのかしらん。
他の巡礼路もそうだけど、事実上時計回りの一方通行。逆走する人はまずいない。
バルコルはここ数年ですっかり綺麗に整備されたとかで、昔を知る人からは恨み節も聞く。確かに怪しさは感じられない。チベット風の街並み、といってもテーマパーク化が進んでいるのだ。好き嫌いは分かれるだろうが、とりあえず、チベット文化には特に興味はなく、一旗揚げるためにラサに乗り込んできた漢族の方々には、現状の方が好感が持てるであろうことは想像がつく。「満州国」もこんな感じだったのかねえ。
ところどころに小さな祠があって、お参りの人が絶えない。ここで燃やしているのは「お香」らしいのだが、裏をとろうと思って画像検索をかけたら爆発の写真しか出てこない。困ったことです。
日差しがきついので、日陰は貴重です。ちなみに、写真のコントラストはだいぶ下げてます。
まあ、チベット風とはいえ、やっぱり中国ですよね。
さて、ちょっと歩くだけなのだが、途中でカフェに入り一服。
窓の外はバルコルの町並みが広がります。地元の人に人気のスポット(らしい)。イスタンブールのバザールの2階のカフェとか思い出しますね。
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