2016年9月25日

六甲ミーツアート

今年は秋のえんそくも25周年特別篇で六甲ミーツアートに行ってきました。晴れ間もあったし雨にも降られたけど、おおむね曇っててこの季節の六甲山としては快適な天気でした。どっちに転んでも快適性が損なわれるからねえ。で、おそらく初めて全作品をコンプリート(あ、トーチカさんは仕掛けしか見てません。上映は夜だけなので)。今までは天覧カフェをパスしたりケーブルには行きしか乗らなかったりしてたからねえ。例によっていくつか作品を紹介。
六甲ケーブル、三沢厚彦「Animal 2016-03-B1」。赤の1号車の海側に白いクマが、緑の2号車は山側に茶色いクマが立っています。触るなって書いてあるのに、子供が触りまくり。まあ、公共空間の彫刻作品は仕方ないよね。
ロープウェー山頂駅、飯川雄大「デコレータークラブ」。下から見て猫みたいのがいると思ったらほんとに猫だった。ミニチュアも可愛かった。
ガーデンテラス、吉田一郎「海に流れ着いたもの山へ登る」。細かいネーミングが笑える。
六甲枝垂れ、八木良太「Clock Tower」。八木さんの作品は写真だけ出してもなんのこっちゃだけどね。
毎回リフトから見るカンツリーハウスの作品が楽しみだったりするんだけど、今年は岡本さんのUFO。ちゃんと正面を向いてるのがうれしい。
今回UFOがいるのは知ってたんだけど、
宇宙人もいました。こんなけったいなものがもとからあるかのように存在してるのが、関西らしいといえばそうかも。
スカイヴィラ、三沢厚彦「Animal 2010-01」。
高山植物園、西條茜「root of cloud #1」。マロニエでも作品見たばっかだし、頑張ってますね。
今年のメインビジュアル、山本桂輔「夢の山(眠る私)」。
全体の配置もだけど、細かいところが好き。
オルゴールミュージアム、川田知志「六甲高山森林内壁画」。あまり環境を壊すわけにはいかないんだけど、これはもっと派手にやってほしかった。
古屋崇久「爆発」。個人的にはこれが一番。もっとも、作家さんがいないときに行ってもつまんないだろうから、情報収集は必要。
PARANOID ANDERSONS「かくれんぼ」。これも好き。森の中から次々作品が(子供が怖がってましたけど)。
TENRAN CAFE、近藤正嗣「晴天のアメ」。どこまでが作品なのか結局よくわかりませんでした。
おまけ、当日の夜景。関空まで見えてたので上出来ですね。

雨続きのせいもあって、調整中の作品が目につきました。やっぱり野外展示って難しいよねえ(特に可動性の作品はね)。

2016年9月24日

竿燈演技

スリランカと仏教展 世界遺産に隠された物語 @京都佛立ミュージアム
宗教団体の無料の展示だから多少説教臭いのは仕方ないが、スリランカもまた行ってみたくなりました。スリランカって、東南アジアと違って(日本の)夏休みが雨季じゃないのがいいよねえ。

おいしい広告 欧米と日本の飲食物のポスターを中心に @京都工芸繊維大学美術工芸資料館
高橋治希展 順雨庭園 @松ヶ崎松雲荘 吉村家
畳から草が生えてた。今まで見た天井から吊ってあるのより、この方がいいな。

中道由貴子展 かたちとカタチ @ギャラリーモーニング京都
永沼理善展 @アートスペース虹
昔見た棒を伝って降りてくるのも好きだったんだけど、今回は天井吊になっててますます動きに味が出ている。連れて帰る根性がないのが残念。

穴田優斗展 ○○ @KUNST ARZT
田代幸 陶展
陶芸 tomorrow @ギャラリーマロニエ
やっぱり太田さんは楽しいよねえ。

楫間智絵 色と光と陶芸 展 @ギャラリーにしかわ
企画コーナーの萌さんもよかったんだけど、これは拾いものでした。初個展だそうなので、今後が楽しみ。

京都市立銅駝美術工芸高等学校 97年卒同窓展
津久井智子 版描展 Flower of Life @同時代ギャラリー
消しゴムハンコの展示。これも楽しい。忙しいのでワークショップは参加せず。

木村隆 陶展
第24回 洛南高等学校美術部OB展 @ギャラリーヒルゲート
Co-jin Collection No2 コジコレ @art space co-jin
第8回 ポレポレ展 @JARFO京都画廊
今日はだいぶ辛抱したんだけど、最後に朝日さんの作品1点お買い上げ。

平安神宮前に秋田から竿燈まつりの人が来てました。たぶん花博で見て以来だけど、やっぱり現地に行かないとなあ。ヘリがやけにたくさん周回してたけど、こちらは川端四条の事故の取材だな。

2016年9月22日

結局傘は持ってなくてもよかったな

今日は近江八幡へ。ビエンナーレのチケットをどこで買うのかわからんけど、先にNO-MAに行ったらチラシくらいあるやろ、と思ってたのだが、着いてみるとNO-MAは11時開場なのだった。仕方ないので適当に街を歩き、のぼりを見つけたので行ってみるとたまたまスタッフ不在の会場でとりあえず作品を堪能。またしばらく歩いて見つけた会場で受け付けのお兄さんにまちや倶楽部の場所を聞いてやっとチケットを入手。さて街歩きだ。

BIWAKOビエンナーレ2016 見果てぬ夢 @近江八幡市旧市街
ロープウェイが別料金だったりでお得感はないのだが、わけわからずに来ても何とかなってしまう程度にはこっちも近江八幡に慣れたし、スタッフも手馴れている。最初に来たときは運営のダメさに頭を抱えるシーンもあったが、ビエンナーレが隔年であるしアールブリュット日本もやってるし、運営のスキルは相当向上していると思う。で、街の雰囲気もいいし混雑しないし客筋もいい。安心して歩けるわ。写真も少し上げておきます。









 暗い会場が多いこともあってキャプションはほぼ見ていないのだが、一番好きなのは「つち大根」かな。

楽園の夢 @NO-MA
どれも楽しいけど、やっぱり東健次さん。また行きたい場所が増えてしまった。本人はもう亡くなられているそうなので、廃墟になる前に行かないと。

2016年9月19日

もう少し何とかならないものか

「古都祝奈良」へ行く。当然雨絡みの予報で、実際雨も多少は降った(といってもアメダス奈良の観測雨量は5時から16時まで0mm)のだが、朝から頑張って8社寺終わってこれからならまちアートプロジェクトという段階で大雨洪水警報が出されて中止扱い。ならまちではそれでも普通に見られたのが2ヶ所、展示状況はうかがえたのが3ヶ所、どうにもならなかったのが2ヶ所で、不完全燃焼に終わった。短時間で警報は解除されてるんだから再開してくれたらよさそうなのだが、そういう体制にはなっていないらしい。確かに大安寺などはいったん中止になると引き上げるしかないだろう(スタッフは自転車出勤だったので、ほんとに荒天なら逆にちゃんと帰れるのか心配だ)が、ならまちはスポットが集中してるんだし、雷雲は小さなものだったんだから、スタッフのみなさんインフォメーションサロンでお茶でも飲んで待機してればいいだけだと思うのだが。春日野音楽祭の方は普通にステージやってたんだしなあ。


でもまあ、作品は面白かったので、天気のいい時に行くといいと思うよ。

奈良博に行ってもよかったんだけど、電車に乗って頭を冷やした方がよさそうだったので京都に戻って、
没後50年 河井寛次郎展 @美術館「えき」KYOTO

そのまま北海道展に流れてお寿司食べてちょっと落ち着いた。機嫌直しには北海道展は最適。

2016年9月18日

予報通りなんだけど

台湾原住民族をめぐるイメージ
見世物大博覧会 @国立民族学博物館
そうだろうなとは思ってたが、これは楽しい。籠細工や見世物小屋の看板は迫力満点。たこ娘の仕掛けなんかこんなの見せちゃっていいの(まあ、今どき興行なんかやってないからネタバレでも構わないのだが)。女相撲は昭和の中頃までやってたとかの無駄ネタも満載。映像もたっぷり。ショップの人間ポンプのペナントも傑作(なのだが、当時のペナントがいっぱい飾ってある部屋ならいいが、今どきこれを飾るのは難しいので購入は見送り)。天井桟敷までで終わってしまうのは先日ステージトレーラーを見てきた者としては寂しいがまあ仕方ない。できればもう一度行きたい(ポンプさんの上映会の日が瀬戸芸の予定なのがなあ)。あと、雨もあって今回初めてシャトルバスに乗ったのだが、万博公園のバックヤードを走るので予想外に楽しい。おすすめ。

WASHI 紙のみぞ知る用と美 展 @LIXILギャラリー大阪
ヘロシナキャメラ個展 SMILE @DMOarts
イレブンガールズアートコレクション @阪神梅田店

一日雨の予報だったので大きな傘を持ち歩いたのだが、窓の外を見ると降ってるのだが外を歩くときはずっと止んでて、無駄だったなあと思ってたら、最後に駅から家に帰る段になって土砂降りになり、今度は傘があってもあまり役に立たずやっぱり無駄だった。まあ、そんな日もあります。

2016年9月17日

傘は持ち歩いてるけど空振りでした

朝からプランターいじってたので、出だしからバテバテ。の割にはまじめに回る。

具象彫刻展 今、生きる20人の視座 @中信美術館
ひびのこづえ 「ちいさな秋」展覧会 @アートゾーン神楽岡
となりのインドさん @恵文社一乗寺店コテージ
支援写真展 熊本地震 @ロンドクレアント
谷内春子 点景
川上力三展 移行の刻 @ギャラリー恵風
第74回 パンリアル展
LINK展14 形ある怒り @京都市美術館
早瀬道生展 表面/路上/その間 @KUNST ARZT
濱野裕理個展 水色だった日々。 @ギャラリーモーニング
申芳礼展 幻覚 @アートスペース虹
瓜生祐子展 Box of Memories @ギャラリー16
星野高志郎百過事展 記録と記録 @ギャラリールーメン/ギャラリーメイン

たもんさんの南インドの昼ごはんはなかなか面白い味だったし、川上さんのゴジラが立ち上がるやつ(では何のことやらだが)は良かったし、パンリアル展は近年ではかなりいい方だったし、申さん瓜生さんもよかった(豆ごはんが売れてたので平和だ)けど、やっぱり最後の星野先生だよなあ。どんだけしゃべってくれるんだか。

2016年9月10日

少しだけだけど涼しくなってきたね

京の琳派 美を楽しむ @細見美術館
やっぱり細見さんはこれくらいゆったりしてないとねえ。

三浦景生の染め 白寿の軌跡 @京都市美術館
これが本日のハイライト。三浦さんの作品はたぶん中信とかで見てるはずなんだけど、正直全く印象なかった。それがまあまとめてちゃんと見ると、これはいいわ。特に小品とか本業以外?の陶器とかが気に入りました。図録に結構細かい資料の写真が載っているのもうれしい。

来田猛個展 光の輪郭 @アートスペース虹
I remember @ギャラリーモーニング
第10回 楽しい彫塑 α展 @アートスペース東山
現代美術の先駆者たち・関西 @星野画廊
やっぱりこの時代のものだといいのが揃ってるなあ。

池辺政人展 @ギャラリー16
小沢さかえ わたしたちのいた地球 @MORI YU GALLERY
宮本佳美 個展 @イムラアートギャラリー
STEP/STROKE
森田孝夫展 @ギャラリー恵風
水野健一郎・とんぼせんせい二人展 T/Mセンセーション @トランスポップ・ギャラリー
JARFO京都画廊 GRAND OPEN @JARFO京都画廊
三輪展
吉田瑠美展 echo of...2 @同時代ギャラリー
山本聖子展 色を漕ぐ @ギャラリーパルク
木下晋展 新作と絵本原画 @ギャラリーヒルゲート
来野あぢさ展 透過するまなざし @蔵丘洞画廊
New Lifestyle
SILENT @KCUA @@KCUA
回を重ねて作品が安定してきて、どちらの方向にもとんでもないものは減ってきた気が、、、ちょっとつまらん。

三浦景生 表紙絵展 @染清流館
入館時間すぎてたけど入れてもらえました。申し訳ないです。

明日は仕事なので無理めに回ったけど、とりあえず今日のうちに優勝争いにけりがついてよかったわ。

2016年9月4日

今日は京都

京都で一日動いてるのは久しぶりのような気が、、、

「音」をとらえる @ロームシアター京都プロムナード
evalaのインスタレーションはさすがにすごかったし、八木さんの氷のレコードの実演を見れたのも収穫だし(朝一で氷の状態が良すぎて最後まで聞けてしまったけど、もう一度回してもらえました)、onNoteやスライムシンセも楽しく遊べたのだが、一番おおっと思ったのは南條沙歩の「どこ」。こういう芸風の作品も作るんだなあ。

伊藤若冲 ─京に生きた画家─ @細見美術館
田中奈津子展 繋ぐ、結ぶ、続く、絵 @アートスペース虹
KURITA Sakiko & Favorite Art @ギャラリーモーニング
eeny, meeny, miny, moe | orange @eN arts
安井友幸 漆 @祇をん小西
現代美術が終わっても @現代美術 艸居
VESSEL ダミアン・ジャレ/名和晃平 @ロームシアター京都サウスホール
生物都市かと思ってたら腹踊りだったというか、子猫を集めたら大猫じゃなくエイリアンになっちゃったというか。しかしまあ、贅沢な舞台。

movement 2016 @ARTZONE
第十二回X接点写真展 じゆうに
喜多明狸油絵個展 愚直リーチ @同時代ギャラリー
ニューバランスはあらわれた @@KCUA

何とか天気持った、と思ったら最後で降られちゃいました。

2016年9月3日

東へ

日帰りで東京出張だったのだが、多少余裕もあったので空き時間にうろうろするのはお約束。

駒競べ -馬の晴れ姿 @三の丸尚蔵館
古代ギリシャ 時空を超えた旅
博物館でアジアの旅 上海博物館との競演 @東京国立博物館
東博は月末からイベント三昧のようだが、さすがに合わせてられません。

2016年9月1日

高松

高松に戻る。県立ミュージアムで「香川漆芸美術展 ~その始まりと今~」展を見て、トレーラーはどこかいなと港を歩いてたら、リン・シュンロン「国境を越えて・海」の方から楽しげな音が聞こえてきて、(先に夕食のつもりだったんだけど)ふらふらとそちらへ。
Team BankART Tongshinsa 「続・朝鮮通信使2016」によるコンサート。出演はサンドラム(+パクヨニ)。
基本、太鼓と歌と踊りのグループ。アフリカがベースでアジア他いろいろ入ってます。

めっちゃ楽しい。
1時間ほどで終了。この後外に繰り出して、お客さんと一緒にお面の中に入ってパレードをしていたようだが、「日輪の翼」の開演時間が迫っていたので、CD買ってトレーラー前へと移動。

で、 中上健次/やなぎみわ「日輪の翼」ですが、歌もダンスもいかしてて、ステージトレーラーならではの演出もふんだん。ちょうどクレーンの前で、いきなりダンサーは飛んでくるわ真上から音が響くわで大変でした。トレーラー閉じた状態から始まるんだけど、開いて閉じて最後はトレーラー出て行って役者が取り残されるという、、、警備の人たち大変だったろうなあ。
終演後、トレーラーと同じく台湾から来たランタンとの2ショット。
翌日は屋島へ。特徴的な地形でいつも海から眺めていたけど、こちらから海を眺めるのは初めて。こうしてみると、男木女木は近いね。作品もあるんだけど、やっぱり瀬戸内そのものが見ものだよね。

さて、夏はここまで。あとは10月に西の島を回る予定です。