世界街歩きでもやってたけど、カトマンドゥの家は縦に伸びる長屋建築。一つの建物にいくつもの世帯が入居しており、各家が階段に沿って1階から4階まで縦に長い空間を占有している(建物内に階段がいっぱい)。
で、建物と建物の間には共用の中庭があり井戸がある。表通りはうるさいが、一歩中に入るととても静か。
水はトラックで業者が運んできて、屋上のタンクに貯めておくのだという。
さすがに仏間はなかったが、仏像のためのスペースはしっかり確保されていた。
キッチン
この日の夕食。断らないとどんどん注がれてしまうのは一緒。
事前情報は特になかったのだが、家主は日本語ペラペラだし、桂川の対岸の美大を出ていろいろあって今はネパールで仏画の修行をしている、という女性が居候していて、よくそんなとこ見つけてくるなあ、というご家庭であった。知ってたらいろいろおみやげも用意できたんだけどねえ。でも、日本人がチベット美術を学ぶにはカトマンドゥはいい環境だと思う。気候はいいし、生活するにも便利だし(最近は停電もぐっと減ったと言う)、政治的なややこしさもまだ許せる範疇。チベット人の国ではないから気分転換も楽だし、インド人に比べるとネパール人はあたりが柔らかい。これがブータンになってしまうとインフラもまだまだだし物価も高いからねえ。だいたい、日本人がチベット文化に触れるのはネパールからになるのが一般的のはずで、ブータン、四川省、ラダック、ラサを経てやっとネパールというのは変人扱いされても仕方ないわな。
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