2025年1月4日

(回想)森の芸術祭 晴れの国・岡山

正月休みの日程的に少し余裕ができたので、今更ですが印象的だった部分に絞って簡単にまとめておきます。もともと東から入って西に抜けるルートを考えていて、その想定で宿も確保していたのですが、井倉洞が休日は予約制になるという情報が直前になって入り、急遽平日で組んでいる一日目を新見エリアに当てました。宿は今更変えられないのでひたすら行きつ戻りつを繰り返し、中国道の一部区間を3日続けて同じ方向に走ることに。まあ、何とかなりましたけどね。

まなびの森 新見図書館のマイケル・リン「スタンダードカラー 2024」。予想通りですが、恒久設置になったのでしばらくはこのまま。ちなみに、奈義の図書館のサンドラ・シント「未来のための宇宙論」、奥津のジェンチョン・リョウのヤマセミ、津山のジャコモ・ザガネッリの卓球場、真庭の妹島和世の椅子たちも恒久展示の予定です。
しかし、ここは施設の建物そのものがすごかったよね。お金の使い方としてこれがいいのかはなんともだけど。
ということで、いきなりメインイベントの井倉洞。橋を渡って洞窟内に入るのだが、
入口で照明・音響機材の入ったリュックとヘルメットを渡され出発。ちなみに芸術祭と関係ないお客さんも問答無用だし、単独行はNGで1人で行くとそのへんの人とパーティを組まされます。このお2人もその口だった模様。
洞内は照明を落としており、手元の照明が頼り。常時明滅し時々暗転したりするのでなかなか大変で、気分はすっかり川口浩探検隊。途中にスタッフが待機していてほんとに奥まで進むのかもう一度確認するシステムですが、もちろんそのままGo。
上まで登り切ると洞窟内に映像作品が流れていますが、とりあえず全体が作品。足腰の弱い人には勧められないけど、身に行った甲斐がありました。これだけでパスポートのもとを取った気分。
一方、満奇洞の蜷川実花 with EiM「深淵に宿る、彼岸の夢」はもう少し常識的?で洞内をカラーリングし花を生ける中国人が好きそうなスタイル。この橋を渡ると成仏できるのか、と思ったけど入口に戻るだけでした。
来週から京都市美で展覧会が始まるので、楽しみに待ってます。
東端まで戻り奈義町現代美術館へ。館の設計者でもある磯崎新の展覧会の他、
AKI INOMATAや高谷史郎の作品が展示されてたりして楽しいんだけど、
ここはやっぱり常設部分がいいよねえ。今回初めてシリンダーの周囲を回り、外からの眺めも堪能しました。で、奈義のメインは
隣のゲートボール場に設置されたレアンドロ・エルリッヒ「まっさかさまの自然」。
エルリッヒ作品はいつもぎょっとさせられるけど、これもまた強烈な体験でした。好評につき今年の2/2まで延長展示されています(さすがにそれ以上は無理だよな、ゲートボールできなくなっちゃうし)。
初日は那岐山麓・山の駅(めっちゃ良かったわ、おすすめ)に泊まり、2日目は津山へ。この地域の中心地だし会場も多くて芸術祭的にもメインの扱い。駐車場が分かりにくいのが難点ですが(駐車場のマップコードを載せてたイベントもあったので見習ってほしい)。

城東むかし町家(旧梶村邸)からタレク・アトゥイ。レバノン出身の作曲家、楽器製作者。スタッフさんに30分いたら全部の楽器?の音が聴けるよと教えてもらったけど、先もあるので半ばで断念しました。残念。
PORT ART&DESIGN TSUYAMAから、パオラ・べザーナ。作品もだけど、展示風景の写真がいかにも楽しそうで〇。
津山城のアシム・ワキフ「竹の鼓動」。造形も面白いんだけど、中に竹の楽器が多数設置されていて、いっぱい遊ばせてもらいました。

芸術祭とは関係ないけど、城の石垣から彼岸花がいっぱい生えてたのが印象的でした。
作州民芸館から、ムハンナド・ショノ「意味を失うことについて」。
城西浪漫館(中島病院旧本館)から、ビアンカ・ボンディ「森林浴」。
津山まなびの鉄道館のキムスージャ「息づかい」。機関車庫のガラスにフィルムを貼って色合いを楽しむわけだが、
普段は入れない車庫内に入れたり、普段は車庫内にいてよく見えない車両が表に展示されていたりするのが(一部の人々には)楽しいんだろうなあ。
衆楽園から甲田千晴「枯鳥」。こんなところでうちの仔のお友達に逢うとびっくりするけど、岡山の出身なのも今はドイツにいるのも知らなかったわ。ちなみに、これは海外留学前の作品なので、うちの仔と似たテイストなのも納得。
グリーンヒルズ津山のエルネスト・ネト「スラッグバグ」。ここも場所がわかんなくて苦労したけど(全体に案内が不親切だよねえ)、行って納得。

子供がいるとなお楽しかったんだろうけどねえ。
2日目の宿はホテル蒜山ヒルズ。道の駅併設なのですが、最近オープンしたパン屋が大人気で開店前から行列ができていました。皆さんどこから来てるのだろう(車中泊なのかなあ?)。
最終日はGREENable HIRUZENへ。淀テクさんも隈研吾も常設なのですが、芸術祭よりこちらの方が印象的でした。
しかし、隈建築のお約束で風雨に晒されている部分は(寄ってみると)それなりにへたっていて、先が心配。ミュージアム内部とかは素晴らしんだけどなあ。
奥津渓。例年でも無理な時期だけど、まだまだ暑くて紅葉は全然。それでもまあ絶景ですね。で、そこに展示されていたのが
立石従寛「跡」。でも、やっぱり紅葉の季節に来たかったよねえ。それならそれで人が多くてゆっくり見られず不満たらたらのような気もするけどさ。
奥津振興センターのジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」。ただ、
ここは庭でやってた地元作家の陶芸展の方が良かったな。
最後に勝山町並み保存地区に向かい、妹島和世のイス友さんを見て終了。
ここも作品以外の部分がなかなか面白くて、応援したくなる町でした。またやってくれるかなあ。

2024年12月31日

今年の収蔵品

 

お面(迦楼羅) 古川豪
マサカナ キム・ホノ
かわいそうな嫌われ鳥 當麻里美
ネコ 安田辰雄
茄子のバター焼き 若木くるみ
いつもの一本の木 高木智子
宇宙人? ふくら恵
小皿 小澤順一
LOVE う 川尻潤
籠にかえる @中嶋里枝
アルマジロ(アレブリヘ)
箸置き(いちごドラゴン) マエストロ貴古
Photon No.8 山下茜里
シャーマニズムさん オオナカミカ
酒器 植葉香澄
星屑の子供たち 淺井裕介
モビール(ウサギ) 林雄三
玉乗りの娘 荒木珠奈
尋ね1 奥野久美子
道化師 林リウイチ
Chance, the 3 of Clubs/Wands 飯田美穂
小さい絵 本田征爾
昇華論 服部しほり
ピエール 中西朔
溶けて、かえる 西久松友花
千手観音ダンサー たかせちなつ
All OK たかせちなつ
兎と亀 たかせちなつ
干支(巳) 加守田次郎
酒器(巳) 津森愛香
 
写真を撮ろうと思ったらどこに行ったか分からないものがチラホラあって、ちょっとモノが増えすぎだよなあ。収納力も記憶力もなくなってるのに。

2024年12月30日

年末

東京遠征があったり競馬場に行ったりしてたので、その合間を縫って、

鳥彦個展 俗人の行進 @ギャラリー八角

Window Gallery in Marunouchi from AATM vol.2 @行幸地下ギャラリー
内藤礼 生まれておいで 生きておいで @銀座メゾンエルメスフォーラム
ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ @森美術館

ほとんどのところが閉まっている時期の東京遠征なので、ほぼ何もしないことが多いのだが、今年はなかなか濃かったわ。

2024年12月21日

冬至

Kyoto Art for Tomorrow 2025 ー京都府新鋭選抜展ー
うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習
鶴澤派探求 ─朝廷御用絵師の要─ @京都文化博物館
新鋭選抜展、今回は5Fになったので大丈夫かなと思ったけど、全然問題なかったし、別館の前年度最優秀賞受賞者(高瀬栞菜)の展示は相変わらず力が入ってますな。

第56回 三日展 継続は力なり @JARFO京・文博
津守愛香展 @ギャラリー器館
話には聞いていたけど、値段もだいぶ高くなったのに大きいのはあらかた売れてて結構な話である(海外からたくさん買い付けに来たらしい)。まあ、大きいのはどうせ置くとこないし、干支のお猪口をお持ち帰り。

第11回日展京都展 @京都市京セラ美術館
岩間一真展 @ギャラリー恵風京都新聞チャリティー美術作品展
Timeless 2025 伝統の展開とその美意識 @京都高島屋
cocoro nakaura 個展 common daily @京都蔦屋書店
ハ・スンワン個展 OMEN @COHJU
実物はフライヤー以上にきしょくて、やはり異文化理解は大変であるな。

西村一成 絵画展 @ギャルリー宮脇
KINO PRINT @ギャラリーヒルゲート
小坂美鈴個展 生活のつぶて
龍谷大学写真部 マロニエ展2024
金子咲菜恵×南このみ ジョウカソウチ。 @同時代ギャラリー

2024年12月15日

すっかり冬の風景になりました

まあすでに12月も半ばなんだから当然なんだけど、この1週間ですっかり冬景色になりました。体がなまってるので応えますね。で、土日分まとめて。

春望 @ターミナルキョウト
Art for Gift 2024 @梅軒画廊
7つの心象風景をめぐる @京都精華大学ギャラリーTerra-S
THE GIFTBOX 2024 @京都文化博物館
上岡真志展
第4回国際児童絵画ウィンターコンクール2024 @同時代ギャラリー
池田良則展 海からの微風と砂の香りと @ギャラリーヒルゲート
オマルトヴェンザーのエキシビション COPTAIN OV @仔鹿
干支(巳)と祝お正月展 @祇をん小西
美術大好き2024
莧の会 The Final @京都高島屋
原菜央展 日本が日本になる前の神話
西川茂個展 矛と盾
タニグチカナコ展 吉祥
大河原愛個展
Kari Ishikawa 個展
ハシグチリンタロウ展 しるしの黎明 @京都蔦屋書店

まぜない画家 霧筆畏無個展 森のなかの海 @アートギャラリー北野
福村真美展 私の周りの小さな世界 @ ギャラリーモーニング
日韓朝美術 @KUNST ARZT
藤田一咲写真展 旅するマネキン師 @京都写真美術館
松本誠史展 地中宇宙塊 @ギャラリー16
shiro solo exhibition turning the next page @京都岡崎蔦屋書店
共生の芸術祭 いま、なにしてる? @京都市美術館別館
Christmas selection 2024 灯す 谷川真紀 三橋卓 若林静香
汪美杉・謝岳静・高安琪 三人展 揺らめく境界 @ギャラリー恵風
荒井良三 ねことほんとのはなし @堀川新文化ビルヂング
おくる展 @ギャラリーえがく
CHRISTMAS MARKET 2024 @ギャラリーヘプタゴン

今週はまずターミナルキョウトは(日本側の作家さんはなじみのメンバーでもあり)鉄板。仔鹿さんも例年通り楽しかった。 共生の芸術祭もいいメンバーだったし、新井さんは期待以上に良かった(組み入れて正解)。GIFTBOXでほしいものがなかったのが残念。

2024年12月1日

今日から12月なんだけどねえ

恒例のえんそくでした。「秋」のえんそくのはずなのにここに設定したのは「11月だと紅葉のお客さんで混雑するから」だったのですが、今年は夏が長くて紅葉が遅れてドンピシャのタイミングになってしまいました。しかも、ここのところ見たことのない晴天(朝のうちはほとんど雲を見かけませんでした)。すげー。

行き先は宇治。平等院(鳳凰堂内部は2時間待ちなのでパス)、中の島、宇治神社、宇治上神社、大吉山、太閤堤というコースで、展望台が(天候も含め)思いのほかいい感じだったのと、宇治上神社の手水舎がなかなか古風でよかったですね。もう皆さんお歳だし普段から山登りをしているわけではないので、これくらいがちょうどいいよなあ。うん。