今の大坂城は大阪夏の陣の後で幕府が建て直したものだが、お約束の落雷でちょこちょこ燃える上に、戊辰戦争、太平洋戦争でも派手に燃えたため古い建物はそれほど残っていない。現状で一番古い建造物は1620年築の千貫櫓。特別公開に行ってきた。
多聞櫓のうち渡櫓(大門の上)部分。門をくぐる敵に備えて槍落しが造られています。ここは18世紀に落雷で焼失した後、幕末に再建されたもの。現存する多聞櫓では最大らしい。ちなみに、多聞櫓というのは一般名で大坂城にもいくつか築かれたが、残っているのは大手口だけ。
こちらは千貫櫓の内部。京都で作庭家として夢窓国師、小川植治と並び称される巨人、小堀遠州の設計・施工による建物。といわれても、「へぇー」ですけどね。実用重視にしては均整のとれた建物ではありますが。
2階もあるんですが、さすがに非公開でした。残念。
年に数日の公開だけど、この200円は安いわ。
ついでですが、大阪城天守閣ホームページの写真は多聞櫓と千貫櫓が逆になってます。困ったもんだね。
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