ばんえい競馬は夏の岩見沢で見たことがあるのだが、「雪に願うこと」を見て、やっぱり冬に行かにゃならんべ、というので今回帯広に向かうことにした。スイーツめぐり券とばんえい十勝路線バスパックを買って出発。 とりあえず普通に馬券を買うがちっともあたらない。でもまあ、そんなことは抜きにして、馬と一緒に行ったり来たりするのは楽しい。
帯広競馬場では引退馬のリッキーが馬車を引いているのだが、この日はたまたまリッキーの誕生日でお祝いのイベントがあった。子供たちも大喜び(おやつをもらったから、だけではないと思う)。
もちろん、ミニチュアホースもいます。ただ、JRAと違ってしつけはもうひとつ。愛想がよくないし、噛み付いたりもするらしい。ばんばは優しいのにねえ。
さて、今回の目玉?、競馬場のバックヤードツアーへ。
装鞍所。奥が厩舎エリアで、馬は体重計に乗ってから装鞍所に入ってきます。
開催委員が馬に間違いが無いかチェック。なんだけど、こんなところまで部外者を入れてもいいのか?
中央には使用する装具がずらりと並びます。なかなかよいねえ。
さて、こちらが馬が引くそり。青いのがレース用で他は練習用。レース用そりはすべて同じ重さで、重りを載せて負担重量を調整します。騎手の体重も重りで一定になるように調整。防寒着を着込むので冬場は夏より2kg重くなるんだとか。氷点下20度の世界だからねえ。
こちらが厩舎エリア。ばんえいはロードがなくなって帯広開催のみになったので、なかば恒久施設になっている、そうだが、あまり立派には見えない。
こちらは騎手の調整ルーム。体調管理のためにここに入るわけだが、この建物見るとかえって体調崩すんじゃないかと心配になる。まあ、どこもお金は無いから大変なんだけど。
こちらは練習用コース。ちゃんと障害もある。
こちらはレース用の走路。全体はトラクターでハローがけを行うが、障害部分は(高さを均一にするため)手作業。
さて、スタート地点までどうやってそりを運ぶのか気にはなっていたのだが、今回たねあかしをしてもらった。鉄塔が建ってるのがゴール地点。そりの跡がついてるけど、ゴールした馬は厩舎に帰る前に台車の上でそりを外す。
こういう感じですね。
そりをたたんで
トロッコでスタート地点へ移動
最後尾の小さな重りは騎手の体重調整用。結局のところ、普通の競馬では負担重量は騎手の管理だが、ばんえいでは開催側が管理している(適切に設定したそりを馬ごとに用意する)ということ。したがって、体重のチェックは別にして、そりそのものの後検量はないらしい。自分のそりじゃないんだから。ただ、このしくみだと(たとえば)1コースの馬はみんな同じそりを使うわけで、そりの滑り方にばらつきがあったりするとトラックバイアスがかかっちゃう。ボートのモーターじゃないんだからそんなことはないんでしょうね、やっぱり。
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