2011年2月26日

Mr.コンタック

今年も国公立大学の二次試験のシーズンになった。今年はニセモノも現れたらしい(ニセモノのニセモノ造ってどうするのよ)という情報を得て京大へ。「保護者の方ですか?」と声を掛けてくる不動産屋や引越し屋の客引きを振り切って正門へ向かう。まあ、朝から五十近いおっさんがウロウロしてたら父兄にしか見えんわな。
門をくぐると、右側の定位置に折田先生像、左ににせほるん先生像が立っています。デザイン的にはちょっと離れすぎだと思うけど、立地がこうなってるから仕方ないわね。
さて、今回はにせほるん先生だけでなく、折田先生の横に外山くん合格祈願柱が立ってます。今年は花粉がたくさん飛ぶからなのか、題材はMr.コンタック。セルアニメは一段落してこれからは人形アニメの時代なのか?よく見ると観葉植物?が倒れてますがな。
よっこらしょと起こして尊顔を撮影。この植物はなんなのか不明。「杉の木課長」篇に出てくる杉のもじりなのか?赤と白のつぶつぶがきれいです(実は黄色の玉も混じってます)。
像の側面には先生からのお言葉が
薬って、用法用量を守るの意外と大変なんだよね。
いつものように裏面にはアイドルのピンナップが
さて、こちらはにせほるん先生。なんじゃこれはと思ったら、とりあえず検索するといろんなことがわかります。便利な時代になったものだわ。

側面には二次元バーコードつき

説明版の裏もよくできていますが、ちょっと画像が多すぎ。ひとうひとつのネタはいいだけに残念。
というわけで、新たな展開を迎えた折田先生像。おそらく、正規(?)の製作者が高齢化するにつれて、今の学生さんとの間のギャップが大きくなりすぎているんだと思います。だいたい、わしらにわかるネタじゃ若いもんには陳腐でしょ。で、今の時代を映したオブジェ(にせほるんはTwitter上のボットだし、外山くんは2ちゃんねるで活躍する合格請負神)が登場するようになった。正規の折田先生像からしてオリジナルを自分なりに解釈することで始まり、様式が受け継がれてきたんだけど、さらに若い世代がその流儀を引き継いで新たな解釈を加え世に問うていく。このジャンル、現代アートとして自立しつつありますね。たしかに後発組は造形は雑だし洗練されてないけど、新たな可能性を感じます。来年は4体くらい並んでるとうれしいなあ。

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