2012年6月30日

間の悪い一日ではあったけど

仏教の来た道 シルクロード探検の旅 @龍谷ミュージアム
目新しいものはない、のだが、意外な良品(MIHOのソグド人墓とか)も揃えてあって、大学ミュージアム(かつ宗教関連)の観覧料1000円にも納得。

イ・ヨンビン展 For you, the one who had the hard time @小山登美夫ギャラリー京都
ファンクション・ディスファンクション展 @TKG エディションズ京都
津田直 REBORN “Tulkus' Mountain (Scene 1)”@タカ・イシイギャラリー京都
コレクションで辿る 20世紀日本の絵画 @京都工芸繊維大学美術工芸資料館
大橋コレクションは思ったよりずっと面白かった。もう終わっちゃうけど、おすすめ。

めばえ2012 @京都造形芸術大学
岡本光博 Artist's work @ギャラリーはねうさぎ
子供が寝かけたところだったらしく、挨拶するなり泣かせてしまう。うーん。おかげで構造がよくわかって良かった面もあるんだけど。

谷森ゆかり展 @アートスペース虹
一適庸子展 affinity @ギャラリーすずき
ジャクリーヌ・オイエ銅版画展 @ギャルリー宮脇
岡田真希人個展 impatience and hopes @イムラアートギャラリー京都
前に恵風で見たのより好み。これは寄り道してよかった。京都駅の招待券ももらったし。

柴田主馬展 open up the space @MORI YU GALLERY KYOTO
久保修 切り絵の世界展 紙のジャポニズム @美術館えきKYOTO
あまり期待しないで行ったのだが。これは面白かった。ラッキー。

一日乗車券で動いたのだが、とにかくわずかのタイミングで乗り遅れることが頻発。予定をいくつか端折ることになった。読みが外れてコンビニで傘を買う破目になったのも誤算。でもまあ、おかげで北山通でおいしいパン屋に当たったし、ペルシャ料理屋さんにも行けたし、イムラでは若い作家さんとの楽しい出会いもあったし、京都駅で噴水も見たし、結果オーライの一日。なかでも面白かったのが下御霊神社の茅の輪の解体ショー。手際のよさ(というか、構造の簡単さに)感心しました。




2012年6月29日

オリャンタイタンボ

ウルバンバ川に沿って聖なる谷を下る。昼食後、オリャンタイタンボへ。ここも遺跡のある村だが、マチュピチュ行き列車の乗車駅になっているので結構賑やか。
入り口、いろいろとインカ風になっている。
中に入ると遺跡の全体図。思ったよりずっと広そう、というか、下から見ただけでも十分広い。

ほとんどの部分は雑多な石組みなのだが、
きっちり造ってある部分があって、神殿だと考えられている。

ふもとの村。こちらもインカ時代の石組みを土台にした家が並んでいる。
向かいの山。こちらにも遺跡があって、穀物倉庫と考えられている。人面岩もあるが、これがインカ時代からあるのかは不明。
左の赤い屋根がこの日泊まったパカリタンプ。右がオリャンタイタンボ駅。

南半球のペルーは1年で一番昼が短い季節。山間でもあり、ウロウロしているてふと気がつくとすっかり日陰に。



ショートカットコースを使ったとはいえ、意外とあっさり回れました。よかったよかった。

2012年6月28日

ピサック

ケンコーやタンボマチャイの脇を通り抜け聖なる谷へ。訪れたのはピサック村。ちょうど日曜日は市がたつ日で、近隣から人々が集まってくる。クスコから近いこともあって、観光客も多い。お店も住民相手より観光客相手の土産物屋が目立つ。ここにはちょっと知られた遺跡もあって、わしらの使ってた周遊入場券で入れたのだが、悲しいかなコースに入っていない。まあ、着いていきなり山登りもなかろうという配慮だろうけどね。午後のオリャンタイタンボですら「えー、これ登るの?」と思ったもんなあ。いざ登ったら大満足だったけど。
こんな感じでびっしりスペースが並びます。
ジャガイモはさすがに種類が豊富。
中央部分はこんな感じで住民相手の店や食堂が並んでました。
チャランゴの左に立てかけてあるのは木製のサックス。旅の後半だったら買ってたと思うが、スタートしたばかりなので見るだけ。でも、いくら観光客相手といっても、ここは田舎で物価も安かったんだよなあ。後からちょっと後悔。
サンダル屋さん。古タイヤを使ってます。アンデスではこれが主流なんだとか。これも買ってもよかったなあ。
これは画材屋さん。岩絵具を売ってます。いざ紙に描くと違う色になったりするのが面白いよねえ。でも、誰が買うんだか(わしらですら買わないのに)。
広場では焼きジャガイモ(焼けた石の中で蒸し焼きにする)を作ってました。
さて、こちらのサインはペルーではパン屋さんを指すそうです。
ここもおいしかったんだけど、朝食と機内食の後でお腹すいてないし、買って帰っても仕方ないので断念。
さて、こちらは現地で「クイ」と呼ばれるテンジクネズミ。市場でもたくさん見かけるし、民家を訪ねるとさかんに愛嬌を振りまいてくれます。でも、ペットというわけでもなくって、
アンデスでは主要なタンパク源なんですね。お腹に香草を詰めて窯焼きにするのがポピュラーだとか。

2012年6月27日

クスコ

翌朝。すっきりとは言いがたいが、早朝からきちんと起きて再び空港へ。搭乗口からバスに乗って駐機場に向かうと、バス程度のサイズの飛行機が待っていた(バスが1台なんだから当然か)。
でも、ちゃんとジェット機です。国内線でもスターペルーは機内食が出た。それなら宿であわてて朝食とらなくても良かったのに。でも、帰りのラン航空はおやつしか出なかったから、リスクヘッジも大切。
ペルー太平洋岸は乾燥地帯だが、この時期は雲や霧が多く、離陸してすぐ雲の中に入ってしまう。雲から出ると眼下は万年雪をいただくアンデスの山々。
山を越えるとそれなりに緑が広がる。70分のフライトでクスコに到着。
アンデスの西側はこの時期は乾季にあたる。とにかく天気が良くて、日差しが眩しい。標高3400mとあって紫外線も強い。写真撮るにもコントラストが強すぎ。

日産のマスコットが下がってるけど、クスコに限らず今回使った車はすべてヒュンダイのワゴンでした。日本車はかなりシェアを落としているようです。

さて、クスコ着後は市内観光となるツアーも多いのだが、疲労がたまった身でいきなり動き回るのは高山病のリスクがある。今回はさっさと聖なる谷へ下っていく日程。途中、峠からクスコの町を見下ろす。
市内中心部のアルマス広場。クスコで泊まったホテルはこの写真だと右手になるが、それはまたおいおい。
山の中腹まで住宅地が広がるが、こんなことになったのは最近のことだとか。土地価格は所得水準からすると高めだが、山の方は住宅地としては未整備で水道がないところも多いらしい。大変だね。

2012年6月26日

ペルーへ

写真の整理に目処がついてきたし、あまりほっとくといろいろ忘れるので、ぼちぼち旅行の報告を。

言うまでもないけど、ペルーってかなり遠い。時刻表ベースで伊丹-成田が1:15、成田-ヒューストンが11:50、ヒューストン-リマが6:32のフライト。乗り継ぎがそれぞれ6時間40分、2時間5分あって、伊丹発が朝8時、リマ着が夜22:22(日本時間だと翌日の12:22)。家を出てからリマのホテルに入るまでざっと32時間。帰りは偏西風に逆らって飛ぶのでもっと時間がかかるし、お目当てのマチュピチュはリマから更に飛行機に乗って、、、大変である。当然ながら、こんな長旅は初めて。ただ、危惧していた時差ぼけは全くなかった。昔北米に行った時はひどい目にあったのだが、今回は飛行機の時間が長すぎて(それなりに寝るとはいえ)現地に着くとぐっすり寝れるし、起きると適応が完了している。これはありがたかった。ただまあ、アメリカでの乗り継ぎは大変である。同時テロ以降いろいろややこしくなっていて、トランジットでもいちいち入国審査があって指紋とったり顔写真撮ったり。搭乗前のチェックでも噂のボディスキャナーがついてくる。行きは荷物がスルーでちょっとマシだった(でないと2時間で乗り継ぎは無理)が、帰りは荷物も一旦引き取って税関で全部開ける。そのくせ荷物のチェックも別にやっていて中はぐちゃぐちゃ。わざわざTSA対応のベルトを用意したものの派手に壊してある。どころか、ロック機構のない普通のベルトも壊して開けてある。どうもアメちゃんのやることは雑でよくない。手荷物の制限もうるさいし、大事なものは別送するのが賢いのかなあ。それも心配なんだけど。それから、いつも(のアジア路線)は現地のキャリアでもお客さんの大半が日本人なんだけど、さすがに北米路線は白人ばっかです。あと、スッチーがやたらガタイがでかい。あれは客室乗務員ではなく客室保安員なんだろう。まあ、とにかく、土曜の夜で賑うリマの街を突っ切りホテルへ。おやすみなさい。

2012年6月25日

ロンサム・ジョージ

世界一有名なカメが死んだ。思い立って「たった一人の日本人」再読。まあ、最後のカメが語ることなんてこの程度のものだ。それでも、一度会ってみたかったな。合掌。

2012年6月24日

日常がちょっと戻ってきた

高橋禎彦 -ガラス- @祇をん小西
作品としてはやっぱり色ガラスが好きで、奥の部屋なんかぐっと来るのだが、今回は透明の器やオブジェが中心。それでも十分楽しい。だいぶ悩んで1点購入。

田嶋悦子/福本繁樹/柳原睦夫 展 @ギャラリー恵風
開廊10周年記念展のPart2。さすがに豪華。

TAISUKE KINUGASA on Sneakers @Gallery Ort Project
京都アート&アンティーク2012 @みやこめっせ
小さな絵にふと目が行って、寄って見ると芹沢さんだったりするのがフェアの楽しいところ。日本画のワークショップが面白そうだったが、時間がないのでパス。ちょっと悔しい。

Kaaya展 @アートギャラリー博宝堂
西嶋みゆき うきよのなみま @ギャラリーはねうさぎ
スタンプが楽しい。大阪も行ければいいけど、さすがに厳しいな。

版画旅行4 @ギャラリーモーニング
福田真知展 SURFACE/フンイキ @アートスペース虹
榊原メグミ展 ハテナのカタチ @ギャラリーすずき
淀川テクニック はやくゴミになりたい @Art Zone
階段脇のオウムがお気に入り。ブランコが落ち着く、と言いたいところだが、子供がはしゃいで大変。

group exhibition 「12」
KIRI & MONPy フタリ展 @同時代ギャラリー
岡本里栄個展 目を凝らす:よく見えない @ギャラリーパルク

写真の整理がちっとも進まないので困ったものだが、そろそろ平常運転で行きたいところです。

2012年6月18日

帰りました

本日帰宅。ナスカのホテルをチェックアウトしたのが(日本時間で)16日の1時(シャワー浴びたのはその11時間前)、帰宅が17日の21時。さすがに辛抱たまらず成田空港でシャワールームに駆け込む。ホッとしますね。ペルーはすごく楽しかったけど、やっぱり日本はいいよなあ。おしり洗ってくれるし。

2012年6月13日

ワイナピチュ

だいたい穴蔵は好きだが高い所は苦手なのだ。何もこんなおっかないところに登らなくてもいいのだが、やっぱりここまで来ないとマチュピチュは満喫出来ないからねえ。頑張りました。死ぬかと思った。こういうところはもっと若いときに来ないと楽しめないんだろうなあ。普通無理だけど。

2012年6月12日

マチュピチュ

ビスタドームでマチュピチュへ。来ちゃったなあ、という感慨はある(ボロブドゥール、カッパドキア以来?)が、やはり天気が良すぎで、風情はない。マチュピチュ+インカ橋で四時間。だいぶ遺跡焼けしたかな?
明日はワイナピチュに登ってからクスコに戻ります。

2012年6月11日

オリャンタイタンボ

思ったより天気がいい。高地なので昼間は暑いし夜はめっぽう寒い。空の青さが目に染みる。遺跡の上り下りはさすがにこたえる。メシは美味く、マスが絶品。南十字星ばっちり。

(ペルーに来ています。細かい話は帰国後ゆっくり、の予定)

2012年6月9日

三里塚記念公園

成田での乗り継ぎがやたら長いので、抜け出して近所の御料牧場記念館に出かける。明治以降の歴史は多少知ってるけど、それ以前の話とか来ないとわかりにくいネタがあって楽しい。極めつけは隣の防空壕。穴好きとしてはなかなかそそられる代物です。何か得した気分。この調子でいい旅になりますように。

2012年6月7日

レイ・ブラッドベリ

周囲では(ここでの「周囲」はネット上のものだが)「亡くなったと聞いて、まだ生きていたことに驚いた」という反応がメジャーで、私の反応も間違いなくそうなのだが、訃報を呼んでいるうちに「ブラッドベリが死んだことを知って、ああそうなんだとしか思わない自分」をどうしたらいいのかわからなくなってしまう。でも、あれもこれも引き受けて前を向いて生きていくしかない。とりあえず、旅のお供は火星年代記にしようかな。

2012年6月6日

金星日面通過

事前の予報では天気は絶望かと思ってた(月食もアウトだったし)のだが、昨日あたりから予報が変わって(台風の進路次第だったんでしょうね)結構いい天気になりました。ただ、わかっちゃいたけど、これって視力検査レベルの分解能が必要で、条件が良くても正直見えたり見えなかったり。拡大するのなら別のフィルターが必要だからなあ。まあ、とりあえず見えたんだからよしとしよう。これが五年後なら肉眼ではまず見えないんだろうから。

2012年6月2日

お疲れ

昨日宴会で少々お疲れのため、ゆっくりスタート。

久保紀波 石塚智之 [染と絵] @祇をん小西
扇子って便利だけど、使う機会がほとんどないからなあ。

はるか遠くのつぶ 川北ゆう個展 @eN arts
今回、タイルを使った見たことのない芸風の作品があって面白かった。

クボタケシ展 @ギャラリーモーニング
第七感展2 @ギャラリーはねうさぎ
MINOLU OHTA 木彫展 @ギャラリー博宝堂
道中だから立ち寄っただけだが、これは予想以上に面白かった。 おさかな。

井田照一の版画 @京都国立近代美術館
井田照一 版の思考・間の思索 @京都市美術館
井田さんってあまり知らなかったんだけど、これも予想よりずっと楽しめました。 版画だから同じ作品が展示されてたりするんだけど、時間的にも距離的にも近くで見るもんだから、見せ方の違いが垣間見えて面白い。更に言うと、(運良く、だが)予備知識がない場合はこの順で見るのが正解。近美の方が展示スペースに余裕があって、作品の制作年代も揃っているので、流れが掴みやすい。その上で市美を見ると版画の時代以降の作品にスムーズに繋がる。逆だと市美がちょっとしんどそうだし、近美が退屈になりそう。

美を愛でる、京を愉しむ @細見美術館
CERAMICS + PRINTMAKING
石橋静 陶展 The Pop Garden @ギャラリー恵風

道中でサイケなサンダルを衝動買い。サイズがちょっと小さめなので長時間履くにはしんどいが、これは使えそう。