2014年2月2日

軍艦島

現状なかなか遠出もしにくい(今回もいろいろあるなか休んだので、週明け職場に行くのも気が重い)のだが、何も海外まで行かなくてもランタンは国内でもやってるよね、ということで2泊3日で長崎に行ってきた。3日とも季節外れの暑さだし、土曜日はちょうど点灯の時間帯に本降りの雨になって往生したのだが、この季節に軍艦島に上陸できたんだから文句なしです。まずはその話から。

もともとは今回の旅程に軍艦島は入れてなかった。冬場は気象条件が厳しくアクセスが難しいからだ。ところが、週間予報が出はじめると、どうも冬の天気ではなさそうで、これなら何とかなるかも、という気になってきた。予想天気図をチェックし、風や波の予報も確認。金曜の午後か土曜の午前かがよかろうという結論になり、他の観光日程も考慮して金曜日を予約。土曜日がどうだったのかはわからないけど、これで正解でした。
今回の船。2階デッキにいても(普通に着込んでたら)寒くないという気温で、波、風ともにほとんどなく、嘘みたいな天気。木曜日は(上陸はおろか)出航もできなかったらしいから、えらい違いだ。ガイドさん曰く「こんなに静かだと気象条件の厳しさが伝わらないからよくない」とか。
途中でイルカの群れに遭遇。船のそばまでやってくる。この近海にはよくいるのかと思ったら「めったにいません」とのことで、ラッキーこの上なし。
途中、高島石炭資料館に立ち寄る。炭鉱ネタは(海底ならではの話はあるが)一昨年筑豊で見たのと基本的に一緒で新味は乏しい。こちらは表に立っていた岩崎弥太郎の銅像。偉そうですね(偉いんだけど)。
改めて見ても、うそみたいに海が静かです。
桟橋は昔からのものを使いますが、島内の観光ルートは新たに整備されたもので、そこから出ることは禁じられています。面白くないと言えばその通りですが、まあ当然の対応。ガイドツアー形式でグループでぞろぞろ移動。説明のための広場が3つ設定されており、このような形で解説があります。
島の写真はあちこちで紹介されていて、いまさら素人の写真を出さなくてもいいようなものなんですが、、、学校(白い建物)の天井を支えている柱が曲がってますが、2本目が曲がってきたのはここ数か月のことらしく、じきに天井が崩落するのでは、との話でした。だからといって保存のしようもないからねえ。



写真で見てるものと特に変わりはないんだけど、その場の空気みたいなものは行かないと掴めない。国内の遺跡としてはやはり一級品かと思います。「天気が良すぎ」は確かにそうだと思うけど、悪天候だと近寄れないんだから仕方ないよねえ。

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