続いて、かっての奉行所跡に建つ長崎歴史文化博物館へ。前回触れた長崎県立美術博物館はこの地にあったのだが、2002年に閉鎖され改組、跡地に歴史文化博物館が、出島町に長崎県美術館が建てられた。れきぶんの設計は黒川紀章、県美の方は隈研吾が設計している。ま、帰ってきてから調べたんだけどね。そもそも、前に行った博物館と同じ場所だとは気付かなかったし。
特別展は京博で見た清朝陶磁だったので、常設のみ観る。なかなかお金がかかってます。歴史文化展示ゾーンと長崎奉行所ゾーンに分かれており、奉行所の方では週末には「寸劇」が行われます。というか、公式に「寸劇」と呼んでいるセンスがすごい。芝居のネタはシーボルト事件だったので、「その話はさっきさんざん聞いたよ」という状況だったのですが。あ、シーボルト記念館で意外だったのは、昨今の定説ではハウトマン号から禁制品が出てきたという話は後世の創作ってことになっているらしい。ここの寸劇では「シーボルトに自白を促すための幕府側のはったり」ということになってましたが。
その後、立山防空壕へ。ここには長崎県防空本部が置かれ、被爆の状況報告もここから発信された。
このへんは歴史がどうこうではなく、単に穴が好きなだけです。
この日の最後は線路の上に建つ長崎西洋館にある長崎路面電車資料館。普通に電車の資料が並ぶだけだが、原爆関係の資料など独特のものもあって興味深い。でも、ここで一番印象的だったのは、ショッピングビルなのに土曜の夕方でガラガラだったこと。景気がいいのは東京だけだよねえ。
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