2016年10月30日

何着て出かけるか迷うよね

土曜日は仕事前に少しひっかけただけなので、土日まとめて。

小泉明郎 CONFESSIONS @京都芸術センター
凡ノ奇 日本画5人展
改発静香作品展 贈り物 @大丸京都店
第10回 京都高瀬川彫刻展 @高瀬川界隈
川崎ひろみ展 あらゆるものと小さなひとつのために @ギャラリーモーニング
第15回 コバルトブルーの会 @アートスペース東山
丸尾莉加個展 SOMETHING ABOUT US @KUNST ARZT
フィンランド木版画協会 版画と絵本展 @山崎書店
第71回 行動展
第80回 自由美術展
京都芸術祭 国際交流総合展 @京都市美術館
京都芸術祭 国際交流選抜展
松生歩展 here @ギャラリー恵風
京都芸術祭 国際交流選抜展 @ぱるあーと
京都府庁旧本館 観芸祭 @京都府庁
石本正素描展 鶏頭・芥子・糺の森 @中信美術館
マーティン・クリード展 @@KCUA
青木優奈個展 shake/ @ギャラリーアーティスロング
羅入個展 識閾上の死 @ギャラリー グリーン&ガーデン
井上裕葵個展 between the land @いのくま亭

今日の中では山崎書店のトゥーラさんの絵本にだいぶ惹かれたけど、とりあえず自重。

2016年10月23日

だいぶ涼しくなってきたね

森本紀久子展栗須裕子展 @ラッズギャラリー
とんぼせんせい個展 Yeah! めっちゃとんぼせんせい @DMO ARTS

没後150年 坂本龍馬 @京都国立博物館
まず常設展を巡ってから特別展に入っていく珍しいパターンだが、これって適度にお客さんバラけるからいいよね。

黒田赫三郎窯展 ‐京焼の世界で50年を迎えて‐
山下裕美子展 きおくの輪郭 @京都陶磁器会館
展示もすごく良かったのだが、陶磁器会館、外国人中心になかなかお客さん入っててよかったねえ。

佐川晃司展 絵画意識ー静かな場所ー @ギャラリー16
清水紗希個展 わたしが いる。あなたが いる。 @KUNST ARZT
新制作会員展 @アートスペース東山
田村研一展 某楼 @ギャラリーモーニング
佐竹龍蔵展 あのひと @アートスペース虹
増田政江展 布と糸のArt Life @ギャラリー唯
新制作京都展 @京都市美術館
新制作京都絵画部会員展 @ギャラリーヒルゲート
やたらあちこちで新制作協会の展示を見たのだが、これって、芸大の作品展でよくあるパターンだよねえ。そう思うと市美の展示もなんとなくそれっぽい。

新作家小品展
グラスリッツェン展
CAVE PARTY @同時代ギャラリー
木内貴志個展 琳派401年記念 リンパなキウチ展 @ギャラリーパルク
木村紀久雄 キキイッパツ展 @ギャラリーH2O
池田良二銅版画展 @ギャルリー宮脇
岩崎知子展 @蔵丘洞画廊

土曜日に(傘持ってないのに)ちょっと雨に降られましたが、実害のない程度で助かりました。

2016年10月21日

伊吹島

日曜日は伊吹島へ。前回と比べると作品が狭い範囲に設置されていて、体力的には楽でした。ここは結構アップダウンがあるから距離の割には大変なのよね。
旧小学校の豊福亮+Chiba Art School「沈まぬ船」。前回からの引継ぎ。ほんとはここはコンタクト・ゴンゾの方が面白いのだが、映像とゲームなので紹介しにくい。残念。なお、ゲームをしたい向きは港でうまく立ち回って真っ先に小学校に駆け込むように。すぐ渋滞します(おかげで断念した)。
みかんぐみ+明治大学学生「イリコ庵」。ここでお昼にすると楽しいだろうけど、たぶんそういう使い方は想定されてないと思う。なお、前回島スープを打ってた場所で島のお弁当を販売しているが、お昼に戻ってくるのは結構大変そうだったのでこれも断念(結果的には時間は足りてたんだけどねえ)。
アルフレド&イザベル・アキリザン「Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-」
これも居心地のいい空間でした。
さて、西の島はどこもそうなのですが、集落の中に普通に廃墟が存在します。別に廃村に行かなくてもおなか一杯の感じ。男木島なんか移住者も増えて小学校が再開されて結構ですが、あれは特殊な話で普通はどこも人口減で大変みたいです。



こちらはウィルフレド・プリエト「限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音」。島に点在する更地に花が咲いています。
こちらもそういった島の状況からの発想かとも思うけど、小林耕平「ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー」。島のあちこちによくわかんないものが置かれ、民俗資料館では住民と一緒に作品を鑑賞するビデオが流されている。作品群もいいけど、このビデオが面白い。西の島は2回目だし会期も短くて、住民もまだ作家や芸術祭のお客さんとの付き合い方を模索しているところかなと思うんだけど、ご近所にいきなり押し入ってきた現代美術と住民がどう向き合うかはなかなかスリリング。でも、ほんとに西の島の人たちは話をしてても楽しいのよね。妙に親切だし。今回印象に残ってるのは、作品よりも本島の戎さんの前で会ったおばあちゃんとか資料館のおばちゃんとか防災無線のおっさんとか伊吹島のcafe加伊茂のおっちゃん(前回の方がよかった、というのは前回の方がわかりやすかったって意味だよねえ)とか、素の島の人たちなのよね。みなさん、島が注目されてやっぱりうれしかったりするのかなあ。
わかんないものの一つ。ビデオの中でなんか説明してたけど、忘れたw。覚えてるのは、カーブミラーの下のホコラが、島内の八十八カ所巡りのホコラだってことくらい。
でも、なんかわからないなりに楽しく遊べる。島の人も困った半分、面白半分のようです。

2016年10月20日

高松

タコ飯食べて本土に戻る。
港から駅へと向かう道中にある一寸島神社。現役の神社と廃屋寸前のバラックとの取り合わせが強烈。ちょっとググるといろいろ記事が出てくるので、その筋では有名なエリアのようです(が芸術祭絡みでは宣伝しにくいかなあ、やっぱり)。
この週末はあちこちで秋祭りをやっていて、丸亀でも子供の獅子舞が軒付けをしてました。ウブドの子供バロンと違って大人がコントロールしているのですが、これで子供の才覚で小遣い稼ぎをさせるのは日本ではなじまないかな。
高松に移動。WINSをひやかして栗林公園へ。東京藝術大学×ロンドン芸術大学国際共同プロジェクト「複雑なトポグラフィー」をみてから指輪ホテル「讃岐の晩餐会」へ。晩餐会は満席だったのでお芝居だけ観たのだが、やっぱりこのきれいな芝生の中に入れてくれるのが素晴らしい。キャストはあらかた地元の人たちで、ウサギをやってた女性は栗林公園の庭師さんなんだとか。
 ちょっと肌寒かったけど、とりあえず晴れててよかった。

2016年10月19日

本島

土曜日は本島へ。レンタサイクルを借りて(電動が人気だが、作品のあるエリアだけなら普通の自転車で十分)出発。
まずは港から遠いところから。 アレクサンドル・ポノマリョフ「水の下の空」。

この日は見事な秋晴れで、空も海もよく映えます。
古郡弘「産屋から、殯屋から」。古墳?の石室の中には、
リンガがそそり立っていました。
眞壁陸二「咸臨の家」。説明文と微妙に違うような気がするが、男木島の作品と同じテイストだしこれでいいんでしょう。
前回、森節子「崩壊と再生の中で」として公開されていた家。芸術祭後も手入れはしていたようだが、どんどん崩壊が進み、秋会期が終わったら解体されることが決まったらしい。芸術祭への参加は断られたとかで、勝手に?公開しています(入場料百円也)。今回の西4島では本当に多くの廃屋を見たけど(廃村まで行く必要はないってことだね)、きちんと中を見せてくれるのは珍しい。とはいえ、危ないから入れるのは1階の南側部分のみ。
立入禁止部分を覗くと、床を突き破って竹が伸びていました。これはまあ、芸術祭に組み込むのは難しいねえ。
シーボルトガーデン北の小屋では(春に沙弥島で見た)パラパラマンガを展示してたので、再入場料200円を払って見学。わしらが行ったときはたまたま誰もいなくて(じきに行列ができた)思い切り満喫しました。満足。
芸術祭以外の部分も少し紹介。古郡弘の作品もここからの引用なんだけど、この辺りは両墓制といって一人につき埋葬用と墓参り用の二つの墓を用意します。
笠島で見かけたホコラ。通りがかりのおばちゃんによると戎さんだそうです。昔はこの辺りでもサンゴがたくさん採れてたけど、最近はダメになった、そうな。朱色は着色しているそうです。なんにせよ、島ならではですよね。
笠島はまち並み保存地区に指定されています。立派な資料館もありました。
これも村尾さとこの作品のモチーフになってるけど、鏝絵の本物。
切腹ピストルズ「せっぷくぴすとるず神出鬼没船」。これも余裕があったら付き合うんだけど、次の予定もあり断念。実は島に着いたときに、じっちゃんの声で「本日、ピストル、、、ピストルズの切腹、、、切腹、、、ピストルズの、、、パフォーマンスを、、、切腹、、、パフォーマンスを行います」みたいなほとんど放送事故のアナウンスをしてて、切腹パフォーマンスなら見たいなあと思ったけど、もちろんそんなものではなく一安心。しかし、お客さんいっぱい来るのに、活舌の悪い人にしゃべらせたらダメでしょうがw

2016年10月18日

高見島

港に着くと桟橋になんか変な人たちがいる。カンパニー ディディエ・テロンの「LA GRANDE PHRASE」だ。時間的について回るのは無理だけど、しばしお付き合い。


このお店でお昼にしたんだけど、(イベントの告知はあるものの)別に打ち合わせがあるわけじゃなく、いきなり来てこんなことになってしまうらしい。花壇の手入れも後で大変だったんじゃないかな。でも、お店の人もお客さんも大ウケだったからいいか。
後藤靖香「覚悟のイロハ」。この辺りは塩飽水軍の勢力下で多くの船乗りを輩出した。他の島でも取り上げられているが、咸臨丸でアメリカに渡った水夫がテーマ。しかしでかい。
APP ARTS STUDIO「よなべのみやげ」。
細かいところも楽しいのだが、
なんといっても(既設だと思うけど)この二宮金次郎。前をしっかり見据えていて、ちっとも本なんか見ちゃいない。まあ、歩きスマホは危ないからねえ。
山本基「たゆたう庭」。湿度の変化に弱い作品なので、会期中この状態が維持できるかはお天気次第、らしい。
中島伽那子「時のふる家」。
こちらは旧作の「うつりかわりの家」。新作の方が好きかな。
さて、平日でも(イベントもあったからか)お客さんそれなりにいて、帰りのフェリーは定員に達し予備の旅客船に回されたのだが、こっちの方が座席に余裕があって楽々座れるうえに、速度が違うので途中で追い抜いてしまった(写真は追い抜かれるフェリーの図)。駅へのシャトルバスも早めに出発して、1本早い電車に間に合ってしまう。ダブルブッキングで参ったと思ったらビジネスクラスに案内してくれた、みたいな話でした。

2016年10月17日

粟島

10/14-16の日程で瀬戸芸秋会期、西4島に行ってきた。今回アート往復切符にしたので朝一のこだまでゆるゆる西へ。1駅だけ特急に乗って先回りし宿に荷物を預けまず粟島へ。前回は初日で港に獅子舞が出たりしていたが、今回は平日なのでのんびりしたもの。
まずは遠いところから攻めようというので、今回新たに作品が設置された西浜へ。島の反対側に出て海が見えてくると、縁の部分に鮮やかな色彩が飛び込んでくる。
日比野克彦「Re-ing-A」
海の底の象の物語。堤防に子供たちの陶板が並び、
海の中には海中遺跡から引き揚げられたレンガの作品。
気に入ったんだけど、それよりここにあった窯の方が気になりますね。
旧小学校のムニール・ファトゥミ「過ぎ去った子供達の歌」。当初、校庭はエステル・ストッカーかと思ってたら、校舎内とセットの作品でした。校歌が耳に残って困る。
さて、校舎2階からみえる旧幼稚園がストッカーの「Project for Awashima」。
宇野駅でも見た白と黒の直線による造形だが、
この黒の部屋がお気に入り。
ツバメの巣まで塗られててちょっと気の毒でした。
旧中学校の粟島芸術家村。前回の粟島のアニメーションが印象に残ってますが、メンバー入れ替わってたようです。どれも見ごたえあったけど、中から青木春菜「あわしま ようけ ようけ」を。島民と制作した張り子のお面のインスタレーション。
背面も何気に見ごたえが、
これはツボですよね。
粟島海洋記念館。ここは作品よりも、
庭にあった滑車の展示が面白かった。

野外のピザ釜にはだいぶ心を引かれたけど、時間が読めないので昼食は後回しにして高見島行きの船に乗船。