2016年10月21日

伊吹島

日曜日は伊吹島へ。前回と比べると作品が狭い範囲に設置されていて、体力的には楽でした。ここは結構アップダウンがあるから距離の割には大変なのよね。
旧小学校の豊福亮+Chiba Art School「沈まぬ船」。前回からの引継ぎ。ほんとはここはコンタクト・ゴンゾの方が面白いのだが、映像とゲームなので紹介しにくい。残念。なお、ゲームをしたい向きは港でうまく立ち回って真っ先に小学校に駆け込むように。すぐ渋滞します(おかげで断念した)。
みかんぐみ+明治大学学生「イリコ庵」。ここでお昼にすると楽しいだろうけど、たぶんそういう使い方は想定されてないと思う。なお、前回島スープを打ってた場所で島のお弁当を販売しているが、お昼に戻ってくるのは結構大変そうだったのでこれも断念(結果的には時間は足りてたんだけどねえ)。
アルフレド&イザベル・アキリザン「Here, There, Everywhere: Project Another Country -Dap-Pay-」
これも居心地のいい空間でした。
さて、西の島はどこもそうなのですが、集落の中に普通に廃墟が存在します。別に廃村に行かなくてもおなか一杯の感じ。男木島なんか移住者も増えて小学校が再開されて結構ですが、あれは特殊な話で普通はどこも人口減で大変みたいです。



こちらはウィルフレド・プリエト「限界 / 伊吹の静けさ打つ水の音」。島に点在する更地に花が咲いています。
こちらもそういった島の状況からの発想かとも思うけど、小林耕平「ト・ラ・ン・ス・フォー・マー -島に成るー」。島のあちこちによくわかんないものが置かれ、民俗資料館では住民と一緒に作品を鑑賞するビデオが流されている。作品群もいいけど、このビデオが面白い。西の島は2回目だし会期も短くて、住民もまだ作家や芸術祭のお客さんとの付き合い方を模索しているところかなと思うんだけど、ご近所にいきなり押し入ってきた現代美術と住民がどう向き合うかはなかなかスリリング。でも、ほんとに西の島の人たちは話をしてても楽しいのよね。妙に親切だし。今回印象に残ってるのは、作品よりも本島の戎さんの前で会ったおばあちゃんとか資料館のおばちゃんとか防災無線のおっさんとか伊吹島のcafe加伊茂のおっちゃん(前回の方がよかった、というのは前回の方がわかりやすかったって意味だよねえ)とか、素の島の人たちなのよね。みなさん、島が注目されてやっぱりうれしかったりするのかなあ。
わかんないものの一つ。ビデオの中でなんか説明してたけど、忘れたw。覚えてるのは、カーブミラーの下のホコラが、島内の八十八カ所巡りのホコラだってことくらい。
でも、なんかわからないなりに楽しく遊べる。島の人も困った半分、面白半分のようです。

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