2018年1月29日

高鍋大師

本来は麓からアプローチするのが正解のような気がするけど、とりあえず上の駐車場を目指す。それなりに下調べはしてあったけど、ほんとにここに突っ込むのみたいな道をずんずん登っていくといきなり古墳が顔を出し、そこそこ広い駐車場が広がる。海の方に目をやると、

おおお、いっぱい立ってますがな。
解説を読む。地元の名士岩岡保吉さんが1928年から八十八ヵ所霊場巡りとして制作を開始。完成後も1977年に87歳で亡くなるまで石像の制作を続けて今に至る。観光地化されたのはここ数年のことのようだ。


巨像ももちろんいいのだが、
小さな像もみんな味がある。
なぜか普通の墓があったりもする。

持田古墳群のあるこの土地は小丸川の段丘上で、縁に立つと眼前に日向灘が広がる絶景である。気温は確かに低いのだが、風もあまりなく空には雲一つなく南国の陽射しが降り注ぐ。ここまで来てよかった。
麓の方に少し降りてみる。
本来の主題の八十八ヵ所は遊歩道に並んでいる。思った以上に整備が行き届いている。冬だからこんなだが、春になったら花盛りなんだろうなあ(でないとあんな広い駐車場はいらない)。


極め付けがこのトイレ。観光地のトイレとしても非常に立派。管理面とか逆に心配になってくるほど。せいぜいみんなで出かけて地元にお金を落とさないとなあ。
帰りがけに麓の道路から撮ったのがこれ。やっぱりこちらから登るのが正解のような気がしてきた。また行く、ことはないか、さすがに。

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