2019年2月22日

ムーレイ・イドリス

昼食の後、(先ほど見えていた)ムーレイ・イドリスの町へ。
展望台(といっても谷の反対側のただの道路)から街を眺める。山肌に這いつくばるように家並みが広がる。
手前には放牧の羊さんたち
車が停まるとどこからともなく物売りが寄ってくるのはお約束。
さて、この町はイドリス1世(モロッコ最初のイスラム王朝を築いたヒーロー)の廟を中心に広がる聖地だ。廟の前は賑やかな広場だが、

当然ながら廟は異教徒立入禁止。この横棒はあちこちで見かけたし、もちろん結界なんだけど、異教徒だけでなく馬やロバが入ってこないようにするためだとか。
ちょっとお買い物、とか思ってたんだけど、急に風雨が強くなり車に引き上げシャウエンへ。
標高が高くなっていき、植生も少し変わってくる。
道行く人もすっかり冬の装い。
休憩をとったドライブインでは薪ストーブが絶賛営業中。

シャウエンに着いたのはすっかり暗くなってから。 激しい雨の中、スーツケースを引きずり石畳の暗い坂道を宿へ。今回の旅行で一番陰鬱なシーンでしたね。
シャウエンの宿は町屋を改装したもの(モロッコではリヤドと呼びます)。御覧のように冬のしつらえでした。

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