2024年10月3日

北アルプス国際芸術祭 2024(3)

 山を下り、芸術祭に復帰。まずは別の水系のダムへ。

磯辺行久「北北西に進路を取れ」。全体像は離れて見ないとわからないが、寄らないとなんも面白くない通常運転の磯辺さん。
大町エネルギー博物館の淺井裕介「土の泉」。

奥まったところは色が鮮やかに残っていて、その対比も面白い。
館内にも小さな作品と、
画材?が展示されている。
予想以上にしっかりした展示がなされており(プラネタリウムまである)、子供連れてくると思い切り遊べそうだし、実際子供連れを見かけるし、イベント開催など手は尽くしているようなのだが、いかんせんそもそも地域に子供が少なく閑古鳥。残念。
薪バスも乗りたかったけど、時間が合わず残念。
宮の森自然園へ。ここには平田五郎「水面の風景」と、
小内光「えねるぎの庭」の2作品。テキスト(詩)の作品だが、背景がしっかりしているのですっと入り込める。
でも、わざわざ森に入らなくても普通の田園風景がいい味出してますよね。
スクリプカリウ落合安奈「山の心音」
暗さに目が慣れてから外に向かうと罠が並べられているのが良くできてるなあと。
酒の博物館の松本秋則「アキノリウム in OMACHI」。すでに説明不要かな。
川俣正「源汲・林間テラス」
ダナ・アワルタニ「道がぶつかる時」。作品も悪くはないが、
そばを流れるなんてことはない小川がとてもいい感じでした。
北アルプス林研グループ「森づくりアート」。受付で熊よけの鈴をもらって延々歩く系の作品は多かったのですが、ここは高低差もあってなかなかハードでした。いろいろためにはなったけど。
コタケマン「やまのえまつり」。作品もびっくらこいてすごいんだけど、
メイキング映像がめっちゃ楽しそう。私の街にも来てほしい(けど、たぶん村にしか来てくれないんだろうな)。
蠣崎誓「種の民話 ーたねのみんわー」
初日に逢った大糸タイムズの記者さんが「北の湖がいいですよ」って言ってたので、順番を抜かして中綱湖へ。確かにこれは天気のいい日に来たいよねえ。で、その湖畔に置かれているのが、
アレクサンドラ・コヴァレヴァ&佐藤敬/KASA「水の記憶」
これが何なのかは議論もあるかと思いますが、とりあえずの印象は蝶の翅。寄ってみると上から水が流れたりしています。
トンボさんもやってきていい感じに。
とりあえずいい天気の日があってよかったわ。で、ここから美麻に向かうのに地図だけ見て県道324号を通ったのだが、これが確かにショートカットにはなるけど結構な悪路で、とりあえず崖下に落ちたりしなくて良かったわ。道の駅(この日の宿)に車を置いて、この日最後の作品、
佐々木類「記憶の眠り」。でもここ(旧中村家住宅)も例にもれず
常設部分の方が面白いのだった。地域芸術祭あるあるですよねえ。

2024年10月2日

北アルプス国際芸術祭 2024(2)

翌朝、せっかく大町まで来たんだからやっぱり黒部ダムくらいは行かないと、ということで扇沢駅へ。連休初日の朝ですでに駅前の駐車場は一杯。少し下の無料駐車場に誘導され、駅まで山道を登ることに。この段階で山登りになるとは思わんかった。ちなみに、さらに後の時間帯になるとふもとの駐車場に停めてシャトルバスみたいだったから、ある意味それが正解かも。

近くの記念館にトロリーバスが保存されていたが、
関電トンネル内の交通は既に電気バスに置き換わっている。
バスは30分毎の発車。これは帰りに撮った写真だが、上まで往復するとここで急速充電し乗り場に整列、を1時間で繰り返す運航パターンのようだ。
まずは上の展望台へ。
ロープウェイの大観峰駅も見える。いつか通しで乗りたいとは思うが、車で来てたんじゃだめだよなあ(いちおう回送サービルはあります)。
シギリアよりはだいぶ快適な階段を下りていく
堰堤から見るとこんな感じで、よりシギリアっぽい。

降りてくるとラピュタっぽくなる。
はたらくおぢさん。
上段から観光放水をやっていて、二重の虹がかかっていた。
堰堤へ
実はこの時間帯が旅行中一番の好天だったので、行程的には大正解でした。
手すりの上をカメムシさんがパレードしていた。
ゆるキャラにも会えたので、満足して下山。






2024年10月1日

北アルプス国際芸術祭 2024(1)

9/13(金)。
まずは南インフォメーションセンターでパスポートの引き換え。農産物直売所の中にカウンターがあるのかと思ったら、駐車場のプレハブ小屋でした。あとで東のインフォメの前を通ったけど、ここも道の駅の駐車場のプレハブ小屋。まあ、この方がなにかと小回りが利くんでしょうね。

まずは 須沼神明社の宮山香里「空の根っこ -Le Radici Del Cielo-」へ。インフォメに行く途中に鎮守の森と芸術祭の幟が見えってたから簡単に行けるものと思ってたら、意外に手間取る。他の会場も含めてだが、地図を見ても道幅とかわかんないので地図上で考えて動くととんでもないことに。いちおう通ってほしい道(近隣からクレームも出るだろうしねえ)に案内表示があるのだが、数が少ないのと、たまに明らかに間違ってるのがあったりして油断ならない。アートバスだとそのへんはクリアできるんだけど、、、

初日でもあり地元紙の記者さんと少し話をしたが、記事にはなってなかったようです。この日は他でもあちこちでTVの取材クルーと遭遇しました。

続いて仁科神明宮裏のイアン・ケア「相阿弥プロジェクト モノクロームー大町」へ。ここもアクセス、駐車場が分かりにくい。

森の中を歩いて作品へ。ここだけじゃないけど、キノコがいっぱい。
この写真じゃわかりにくいですね。森の中に高さ20mの作品が2幅かかっていますが、どこをどう撮っても木が邪魔(って、そういうものだよね、これは)。
続いて佐々屋幾神社のエカテリーナ・ムロムツェワ「山のくちぶえ」。ここはインスタレーションと映像作品が3本。まちなかの民家にも抽象画を展示しています。
信濃大町駅前へ、村上慧「熱の連帯(足湯)」。枯葉の発酵熱を流用した足湯と、関連したドローイング。
京都と比べると気温は5℃くらい低いので、ここでほっこり、という意図はよくわかるのだが、いかんせん開幕直後では暑すぎで早々に退散。
ムルヤナ「居酒屋MOGUS」。コロナ禍の隔離生活のなかで届けられるお弁当を素材にモンスターを生み出し、さらに毛糸でリメイクして(文字通り)編み出した「フードモンスター」を展開。

大好き。麵は正義だよね。
大町名店街。路面には淺井裕介の「すべては美しく繋がり還る」が描かれ、
作業所の物販の屋台が出ていた。
お隣はジミー・リャオのプロジェクト「私は大町で一冊の本に出逢った」の「Jimmy's Bookhouse がんばりやさん」。
駅前の彫刻や、
あちこちに点在する「街中図書館」と一体になっている。
商店街のお店もいちいち味があるし、
芸術祭と関係ないペインティングも楽しい。
ポウラ・ニチョ・クメズ「自然の美しさと調和」
おなじみの山本基の塩の作品(「時に宿る」)だが、今回展示されるのは「塩の道ちょうじや」の塩蔵。かって糸魚川から松本に塩を運んだ街道の旧家である。当然ながら、関連の展示も豊富。

お祭りの展示が楽しい(このお狐様は動かせるのよ)。
ここでも取材陣に遭遇。おいしいスイーツを食べていた。実は最初にインフォメでスイーツめぐりスタンプラリーの案内ももらったのだが、さすがに時間的にも胃袋的にもそんな余裕はなかった。
旧大町北高校へ(ここの入り口もちょっとわかりにくかった)。千田泰広の「アフタリアル2」。これがリアルに「糸」なのがなんとも。
マリア・フェルナンダ・カルドーゾ「Library of Wooden Hearts」。ここにも取材陣が。あと、映像の作品と近所に写真の作品があったけど、ここで一番よかったのは

カウント外の原倫太郎+原游「大町北高双六カフェ」。もう営業時間外でカフェはやってなかったが、めっちゃ楽しい。仕事の終わったスタッフが遊んでいたくらい。ちゃんとお昼時に来ないとなあ。

初日はここまで。宿は黒部サンバレーホテル。

2024年9月29日

だいぶ疲れがたまってるな

虫展 @伊丹ミュージアム
いや、めっちゃ面白いんだけど、古い書籍とかいっぱい出てきてやたら細かいし、柿衞文庫の展示ケース(掛軸や短冊の展示が主)が現役で使われているのでしゃがまないと良く見えない。朝から虫さんにエネルギー吸い取られましたわ。

デ・キリコ展 @神戸市立博物館
イメージ通りのものもあったけど、キリコさん時代時代でいろんな表現を試みてて意外なものも多く楽しめました。ショップも上質だけど、お値段的にちょっと、ね。

ほんとはもう1件予定があったんだけど、 体力的に限界で断念しました。年だよねえ。

2024年9月28日

ようやく季節が変わるんだな

ニュイ・ブランシュKYOTO 2024 偶然性の美学 @京都芸術センター
第99回 創紀展 @京都府立文化芸術会館
インドネシア・ハラール料理デー @京都市国際交流会館
着いたらちょうどオープンしたところで、早速チケットを購入し怪しいご飯を食べ(日本語表記がないから何なのかよくわからない)、おやつも食べてほっこりしてたら、おもむろにステージで開会宣言が始まるという、、、正式には始まってなかったんかい。バリ舞踊とアンクルンのコンサートを見て、頭の中がすっかりブンガワンソロになったところで次へ。

中道由貴子 個展 @ギャラリーモーニング
小柳輝見子 個展 pose de croquis @KUNST ARZT
おいしそうなカレー屋さんに変貌していたが、今日はもうお腹いっぱい。

アートマルシェ @アートギャラリー博宝堂
2024 Ge展 @京都市京セラ美術館本館2F南回廊
篠原涼子 個展 Une promenade @ギャラリー恵風
麻谷宏・貴志カスケ 鬼才二人展 @JARFO ART SQUARE
嶋春香+高木智子 野良仕事と丁度のいっぷく @vou
井口真理子 意識の永遠 永遠の一瞬 @MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
栗本夏樹 作家活動40周年記念展 @ギャラリーヒルゲート
高砂海斗 個展 みちくさ
グルッポ・ルーチェ la sedicesima mostra
河中明美・AKI KANO ふたり展 @同時代ギャラリー
植葉香澄 陶展 @アートサロンくら
もう帰るつもりだったのだが、同時代でフライヤーを見つけ急遽清水坂へ。普段は茶碗坂を通るので比較的平和なのだが、まともにカオスに突っ込み面食らう。あれに比べれば嵐山は平和だな。ただ、お店に入ってしまうと別世界だし、展示はめちゃくちゃよかった。うちに連れて帰るには大きすぎたけど。

というわけで今日はニュイブランシュだし、嵐山の花火もあったし、 さすがにもう秋ですね。

2024年9月23日

確かにちょっと涼しかったけど、疲れるのは一緒

京都芸大はじめて物語 第3期 道を拓きしものたち 知られざる先駆者 @京都市立芸術大学芸術資料館
聞く/聴く 探求のふるまい @京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
いろいろ楽しかったけど、とにかくエオリアンハープで遊ばせてくれるのが最高。風のある日で良かった。

さやねこ&ゆうこ 二人展 #猫の手も借りたい @Kara-s
立平面社 手と脳のあそびの不思議 @dddギャラリー
生誕140年記念 石崎光瑤 若沖を超えろ!絢爛の花鳥画 @京都文化博物館
これはいい。確かに若冲を思わせる部分はあるけど、どっちかというと異国に行って芸風が変わってしまうのは田中一村とか秋野不矩とかの範疇だよね。それが年を経て最後は中華風の花鳥画になっていくのも面白い。今年は文博もサブスクにしちゃったので、できれば後期も行きたい。

福岡伸雄作品展 Genderless Biasless @ギャラリーえがく
河合里奈個展 それが何であるかを確かめること @ギャラリーヘプタゴン
honoka iwaki solo photo exhibition なにものでもないひかり @クサカベギャラリー

件数はともかく、これだけ動いてれば少々涼しいくらいでは一緒かな。年を経てどんどん疲れが抜けにくくなってるし。

2024年9月22日

これで猛暑は終わるらしいが

朝けっこう降ったので、連休の中日だけど人通りは少なめ。岡崎公園の食イベントの人たちはちょっとかわいそうでした。

LOVE ファッション 私を着がえるとき @京都国立近代美術館
いきなりAKI INOMATAのヤドカリの動画を堪能。しかし、5分の動画を見て印象に残るのが「ヤドカリってかわいい」なのはどうなんだろう。注視すればするほどおうちはどうでもよくなってとにかくヤドカリがかわいいのですが、、、

美しい春画 @細見美術館
樋桁千波展 種はやがて芽吹き
岡本祥吾展 天地創造 @ギャラリー恵風
羽部ちひろ個展 違う見え方 @ギャラリー16
六甲や北アルプスの話で盛り上がってしまったが、作品は今日の中でもかなり良かった。

岡本光博展 日本神 @KUNST ARZT
エリザベス・ペイトン daystar 白露 @建仁寺両足院
双龍の画家 小泉淳作展 @建仁寺本坊・禅居庵
なんぼ他の社寺のために描いた襖絵でも、その場所のために描かれた作品には負けるわな。勉強になりました。

北尾博史 月と雨、家と本、ボクと彫刻 @祇をん小西
大久保紗也個展 物語るレプリカ
中村杏子 イラスト集 ノスタルジック来福 原画展
天野雛子個展 やわらかな日々
長田沙央梨 Good night,little stars
ナカムラトヲル個展 ネオトラ
中村桃子個展 Veil @ 京都蔦屋書店
八代清水六兵衛展 軌跡
佐々木真士日本画展 古都の静寂 @京都高島屋

暑さ寒さも彼岸まででまあその通りなのだが、彼岸で涼しくなるのと彼岸で猛暑が終わるのとではだいぶ意味が違うよなあ。

2024年9月16日

北アルプス国際芸術祭 2024(序)

9/13に開幕した北アルプス国際芸術祭に2泊3日で行ってきました。いろいろあったのですがちょっと一気には書ききれないので、おいおい記載していきます。まずは一報ということで。

2024年9月7日

ええかげん涼しくなってくれんかな

宇宙からの手紙 隕石の発見からはやぶさ2の探査まで @京都大学総合博物館
いや、これだけ学術に振った展示空間創れたら楽しいだろうなあ。キャプションもそれなりに細かいのだが、「展示パネルはなるべく内容を簡素にしてるけど図録に詳細な解説があるからそれを読んでね、ちなみに図録はAmazonの専売だよ」という潔さ。刺激的ではあったけど、正直わたしゃよくわかんなかったよ。

逆旅京都 湊茉莉・吉浦眞琴 @関西日仏学館
清水彩瑛個展 やくわりとうつろい
木田陽子個展 m @ギャラリー恵風
川人綾 綴るみなも @イムラアートギャラリー
吉井秀文・山口さとこ展 空間の記憶 無機の記憶 @ギャラリー16
勝木有香 スキップと風景 @KUNST ARZT
花の絵の花の絵の @ギャラリーモーニング
逆旅京都 林勇気 @INTA-NET KYOTO
Googleに騙されたのもあるけど、場所がわかりにくくて疲れたよ。

小林健二・吉田重信 氣圏ノ光ト虹ノキセキ @ギャラリーアーティスロング

2024年9月1日

もう若くないんだからそんなに食べちゃダメでしょ

大江志織展 @ギャラリー器館
いや、めっちゃよかったのだが、一番好きな作品はポチがついてたし、ここんとこいろいろ嵩んでいるので自重しました。残念。

山とフォークロア 異界の縁を歩く
飯田真人展 @堀川新文化ビルヂング
PARCは13時からだったので見られず。週明けからの「逆旅京都」の宮田さんの作品が既に各所に展示されてたけど、カフェも満席だったので次へ。余談ですが、会期中は「逆旅京都」のフライヤーを持って行くとカフェ10%引きらしいですぜ。

さて、堀川で昼食食べそびれたし、先日の京の夏の旅スタンプラリー特典の涼味メニューでも貰いに行こうかと烏丸今出川へ移動。ここでインド料理屋の開店3周年のチラシに引っ掛かりふらふらと中へ。大学門前ならではのガッツリランチ(開店記念のおやつ付き)をいただく。いや、うまかったけど、この年だともう辛いなと言いつつ、それでも涼菓をいただこうと(アホや)俵屋吉富へ。300円追加で奥でお茶を出しますと言われ、併設の京菓子資料館の茶席で水羊羹とお茶をいただく(器館でもお抹茶を頂いたので本日2席目、ちなみに、史料館に入ったわけではないので展示は見ていない)。お軸や茶道具も立派なものが出ていて(当然ながら使うのは別)、台風だから他にお客さんいないし、贅沢な時間でした。

京都芸術祭美術部門実行委員会・ギャラリー恵風 共同企画 色と形展
藤原華豊×森川深雪 日本画二人展 深々と華やぐ @ギャラリー恵風
Corm part1 歩の流れ @ギャラリー16