2014年2月23日

そろそろ春

空気はまだ冷たいんですが、天気はいいし風もさほどないし、日向にいるぶんには春めいてきました。週明けからは気温も上がってくるみたいですね。季節が進むのがいいのかどうかは別にして。

京都精華大学 卒業・修了制作展 @京都市美術館本館・別館
当たり前と言えば当たり前ですが、別館2Fの大学院の修了制作がレベルも高くて○。さらに。今年は別館1Fの伝統産業実習展(特別展示「木版と本やさん」)も良かった。反面、本館はちょっと低調だったかなあ。といいつつ、紹介するのは本館の方から、
仲村美穂「おいしい死に方」。それぞれの皿に料理名が書いてあって、対応する食材の時に皿を押すと中央の皿に関連する映像が流れる。なかなかタイミングが合わない。
 田川綾香「ぬこりょしか~すいぞくかん~」
ピントが奥に合ってますけど、実は紹介したいのは回りで浮いている物件の方なんですよね。堀田実来の「fit」。

京の美・コレクションの美・明日への美 ~京都市美術館コレクション問わず語り @京都市美術館
高木唯可水彩画展 @ギャラリー博宝堂
笠原美希個展 My garden ~麗しき私の庭~ @KUNST ARZT
エトリケンジ個展 PROJECT ANGEL2014 @ギャラリーはねうさぎ
画廊で見るのは初めてで、よく考えたら当たり前だが小品もあるのにびっくり。あと、ホワイトキューブになって影の美しさに気が付いた。ヒップラインとかいいよねえ。あとは動きがあれば。

I MY ME(ウチマイミー)展 河元藍 杉本奈奈重 @ギャラリーモーニング
北澤凛 展 @アートスペース虹
野村嘉代展 @ギャラリーすずき
私たちの呼吸は浅い-Never forget our breath- 岡本里栄・葛本康彰二人展 @ギャラリー16
松田啓佑個展 STABILIZATION @eN arts
藤平伸先生を偲んで @祇をん小西
藤平伸 遺作展 Part2 @ギャルリー正観堂
小西さんがよかったので、正観堂まで回る。これはいいわ。作品は手を出すお値段ではないので、画集買うべきか検討中。

村上愛展 @京都陶磁器会館
以前見たものより色彩は抑えられているのだが、造形の力は増しているように思えた。今回、湯呑みと急須が2点ずつ出品されていて、これには値札がついていた(湯呑みは売約済み)。気に入ったんだけど、作品の方に茶器がモチーフのものがあって、こっちがめっちゃ良かったので、急須を連れて帰る気にはなれなず。でも、仮にそっちに値札がついてたとしても、うちに置けるようなものではないんだよなあ(お値段的にも無理だろうけどね)。
ULTRA×ANTEROOM exhibition @ホテル・アンテルーム
トらやんがいっぱいいて楽しい。けど一番気に入ったのは堀健さん。今回、(作品の保守の意味もあるんだろうけど)赤外線センサー付きで人が近づいた時だけ動くのだが、裏返せばちょっと離れて見ていると止まるんですよね。この止まる瞬間がすごく新鮮。だるまさんが転んだ、みたい。

2014年2月22日

上野

所用で東京に行ってました。合間にちょろっと上野へ。

クリーブランド美術館展 ─名画でたどる日本の美
人間国宝展 ―生み出された美、伝えゆくわざ
支倉常長像と南蛮美術 ―400年前の日欧交流 @東京国立博物館
生誕150周年記念 国立西洋美術館所蔵 エドヴァルド・ムンク版画展 @国立西洋美術館

街中は落ち着いてるけど、上野公園にはまだ雪がだいぶ残ってました。そう簡単にはなくならないよねえ。

2014年2月19日

境谷小学校レジデンス作品展

洛西ニュータウン内にある境谷小学校。かっては子供たちであふれていたが、高齢化が進み子供が激減。細かいことはわからないが、半端でない数の空き部屋があると思われる。地域住民に開放するなどもやってるのだろうが、同じ京都市立で近所にある芸大の関係者に空き教室をアトリエとして提供。休み時間に子供たちが遊びにきたりする中で制作を行うことで、作家、子供の双方に何かを得てもらおう。というのが境谷小レジデンス。毎年作品展に行きたいとは思ってたんだけど、なんせ現役の小学校という縛りから平日の開催で涙をのんできた。今回ひょんなことから半休がとれたのでお出かけ。
体育館。舞台上など作家さんのものもあるが、ここは基本子供たち(や地域の人たち)の作品展示。なかなかの力作が多い。オオサンショウウオとじゃんけんが気に入った。
コミプラ洋室から、城田香菜子/たけふじよしとも。
アートスペース(前の廊下)、川田知志の壁画。使ってないスペースでおそらく期間限定とはいえ、現役の小学校でこれはうれしいよなあ。
水田寛。お母さんや奥さんの作品が一緒に並んでたりします。右の作品がお気に入り。
でも、今回一番気に入ったのはこちらの中井敦子の壁画。左の方に作家本人と思われる人物も描かれてはいるのだが、不思議な生き物が生き生きと描かれている。
なんか今までと印象が違うんだけど、これはいいわ。今回休みがとれて本当にラッキーでした。

2014年2月16日

東の方は大変ですが

今年から京都マラソンが2月に移動して、作品展とぶつかることになりました。今日は岡崎界隈行ってないからわかんないけど、大変だよなあ。そのあおりで土曜日も人が多くて大変でしたが。ということで、2日分。

鎌田友介 D Construction Atlas 展
高橋耕平 史と詩と私と 展 @京都芸術センター
マエストロ貴古作陶展 新世界への招待状 @大丸京都店
今年も良かったですわ。全体に小ぶりになって使い勝手が改善するとともに、お値段も手を出しやすいものが増えていました。とにかく欲しいものがたくさんあって困ったんだけど、定番(なのか?)の干支のシリーズと箸置き?を購入。予定が盛りだくさんなのに朝から荷物を増やしてどうするの。

田中武個展 夜咄 @イムラアートギャラリー
よかった。作家さんのトークも○。

GARDEN -CRYSTAL HAZARD- @MORI YU GALLERY KYOTO
ひろいのぶこ展 「切り、、、結ぶ」
Quintet -春を奏でる- @ギャラリー恵風
結構好みのものが並んでいたのだが、さすがにパス。

京都市立芸術大学作品展 @京都市美術館本館・別館
いつになく人が多くて、ゆっくり見られず残念。写真は撮ってるけど、作品そのものの写真が多く、ちょっとupするのに気が引ける部分があるので、セレクトはしたものの(ちなみに佃七緒、小林麻美、高添慈華、高木智子さんの作品)やめときます。やはり同じ人に引っかかることが多いですね。他に印象的だったのは、猪俣愛、柏山周子、山本真実江、久保佳美、伊佐地杏菜、福富麻岐子、猪俣美春といったところ。

九鬼みずほ ただの置物、絵画まで @KUNST ARZT
市美とギャラリー16にも作品が出ててちょっとお得(というか大変だよなあ)。置物のシリーズはずっと見てるけど、今回とにかく数が多くて圧巻。岡本さんが黙々と写真を撮ってました。今日はもうお金使ったから、と言いつつ結局は2体購入。

市野ちさと展
渡邉剛志 Original picture @ギャラリーはねうさぎ
酒井遥個展 ハレ @ギャラリーモーニング
酒井さんも市美と掛け持ち。実は4年前の記事に彼女の作品をのせてて(忘れてたけど)、順調に個展が見られるようになってちょっとうれしい。

江口淑子展 Over the Rainbow @アートスペース虹
藤原和子展 @ギャラリーすずき
高橋光彦個展 のこされたかたち アートスペース東山
作品中! 2014 @ギャラリー16
源氏絵五十四砧 北村和善 美音 @祇をん小西
作品もステキ(鬼がいいよねえ)なんだけど、玉露がおいしゅうございました。

京都市立芸術大学作品展 @京都市立芸術大学
日曜日の沓掛。美術館より空間に余裕があるし、空いてるし、足元は濡れてるけど天気もいいし、のんびり楽しめる。INTERIM SHOWもあってレベルも高いし、どう考えてもこちらの方がお勧め。
空間として一番面白かったのは谷原菜摘子と佐藤紘子の作品が並ぶ部屋。あとは(覚書として名前を並べると)鳥井佳香、東谷俊哉(去年の方が好きかなあ)、西澤みなみ、上田優奈、嶋春香、本田彩乃といったあたりだけど、一番おおっと思ったのは初っ端の鳥井佳香かな。
写真がないのもなんなので、アトリエ棟のバックヤード。なんか楽しげで好き。

2014年2月15日

吉本新喜劇×ヤノベケンジ

雨の中(大雪じゃないからいいか)かなり歩いてはいるのだが、そのへんは日曜分とまとめることにして、夜の吉本新喜劇について。
祇園花月前。開場前からトらやん3人が客引きをしている、のだが、いまいちやる気が感じられない。長靴くらい履いたらいいのに。
グッズ売場。いつものトらやんやサンチャイルド関連のほか、公演関連としてTシャツ、キーホルダー、フェイスタオルと(写真には出てないけど)クリヤーファイルが売られ、結構人気していた。

で、中身なのだが、、、ヤノベさんは「内容が微妙なのでテレビではできない」ような話をされていたが、それほどやばい話ではなかったように思う。悪の組織のモデルがオウムやタリバンだとやばそうだけど、ショッカーだし。ただ、やたらトチリが多いのでテレビはとても無理。役者さんがセリフや動きを間違えるの(忘れる)のはいいとして、進行上必要な小道具が舞台上になく座長が届けに出てくるシーンまであった。もっとも、だからダメだということでもなく、そういう厳しい状況をどうサバイバルするかという部分は見ごたえがあった。すべて笑いに転化してしまうのはさすが。しかし、どういうタイミングで台本が出来て稽古をしてるのか知りたいような知りたくないような。

吉本新喜劇って普通は場面転換はなく、横丁とか旅館とかにいろんな人が来て、元々いる人との絡みで話が展開するのだが、今回は1970年の大阪(千里)に始まり、2020年の東京、秘密組織のアジト、時代が戻って大阪と続くタイムトラベルもの。場面転換の場つなぎにはそれなりに苦労(工夫)していた。でも、ラストの大阪の背景からは(太陽の塔やお祭り広場はともかく)パビリオンは消しておいて欲しかったなあ。

土曜の夜だが、天候不良もあり客入りはもう一つ。3日間通して7割ってところか?次があるのかは微妙な気もするが、普段の祇園花月の状態を知らないから何とも言えないなあ。舞台挨拶では「小豆島公演をやる」って言ってたけど。

2014年2月13日

おまけ

長崎プラチナパスポート
思ったよりお得に使えました。ただ、観光案内所に行けば問題なかったんだろうけど、道中の提携ホテルで購入したので、スタンプラリーの台紙がもらえなかった。気付かない方も悪いけど、ちょっと悲しい。

一二三亭
初日の昼に店構えが気になって入ったらちょっとびっくり。翌日もう一度行きました。看板のおじやはもちろんだけど、角煮がうまかった。次は鯨も試してみたいが、生きてるうちに機会があるかねえ。

2014年2月12日

出島

出島。長期的には四方に水面を確保することを目指しているようですが、とりあえず西側の建物が復元され、中央部では発掘が進められています。
内部では貿易の様子やオランダ人の生活を紹介。
思ったより楽しめました。発掘中の中央エリアには日本人用の家屋などが復元される予定。

〆は長崎県美術館。こちらも企画展はいまいち食指が動かないので、スペイン美術が売りの常設展(小企画展として「ソフィア王妃芸術センター所蔵 内と外―スペイン・アンフォルメル絵画の二つの『顔』」展)のみ。
展示も良かったけど、建物も楽しい。こちらは屋上庭園。真冬の気候だと厳しいけど、この日は春の天気だったので、とにかく気持ちのいい空間。
お約束の屋外彫刻。

2014年2月11日

今日は神戸

寒いのはうちの近所だけかと思ったら、神戸もしっかり寒かった。強風のため県美屋上の美かえるもお休みでした。

横尾忠則の昭和NIPPON-反復・連鎖・転移 @横尾忠則現代美術館
ポンピドゥー・センター・コレクション フルーツ・オブ・パッション @兵庫県立美術館
ターナー展 @神戸市立博物館
 
面白かったのはやっぱりフルーツ・オブ・パッションかなあ。当たり外れはあるけど、とりあえず空いてるのがいい(怒られるな)。県美では九雀さん他の落語会があってしばし迷ったんだけど、やっぱり時間的に苦しいのでパスしました。あと、ミュージアムロード巡回バスに初めて乗ったけど、なかなか快適だわ。

2014年2月10日

日本二十六聖人殉教地

日曜日。西坂にある二十六聖人の殉教地。ここには教会と資料館、記念碑が建っている。マカオの聖ポール天主堂跡で絵を見たのが先で、現地に来たのが後ってのがこの事件の国内外での知名度を物語っている、のかな。
教会はコルビュジエ風の建物からガウディ風の尖塔が伸びる。時間がなく内部は見てないので不詳。資料館も(開館前だったし)見ていないが、記念碑の裏くらい見ておけばよかったなあ。下調べしないで行ってるから仕方ないんだけど。
で、こちらがその記念碑。後ろに資料館の屋根が見える。
レリーフは舟越保武の作品。あとで県美に行くと、このレリーフの下絵が数点展示されていた。今回、シーボルト関連もそうだけど、別のところで関連資料が出てくることがあって不思議な感じがした。意外に狭い町ってことかな。

右が最年少(12歳)のルドビコ茨木。殉教者には3人の子供が含まれており、信仰とか生命の価値とかいろいろ考えさせられます。

2014年2月9日

シーズンイン

先週は不在で回れてませんが、京都は卒展シーズンが始まってます。今週は嵯峨芸。

京都嵯峨芸術大学第42回制作展 @京都市美術館、京都嵯峨芸術大学
全体に美術館(卒業制作)の方は例年以上に好印象、学内(進級制作)はいまいちだったかな。印象に残ったものを紹介。
こちらは学内展から。岡本亮「Ice Bell」。写真ではどうしようもないのだが、水槽にマイクが突っ込んであって、氷が浮いている。ガラス棒で氷を叩いて音を聞く。というもの。
美術館より、樫森晴美「COW」。
牛乳石鹸を彫り込んだもの。強烈な匂いがします。
川上達弘「The cubes 『子供達のための総合的知育玩具の提案』」。
引き出しの中にいろんなおもちゃが入ってます。思わず全部開けちゃったよ。
井上真理子「小夜時雨」
美術館だから言っても仕方ないけど、これ売ってくれないかなあ。

贈展
下村麻衣奈 個展 @ギャラリー恵風
かさね 江頭明音・小池迪絵・小林希衣・三浦阿藍 @ギャラリー16
大西沙季 まばたきのあいだに見るもの @KUNST ARZT
堀乃布子個展 のぞき窓
正木繁樹個展 optical @ギャラリーはねうさぎ
山本三花 Gaze up at the Orion @ギャラリーモーニング
高原秀平 個展 @アートスペース虹
吉野央子作品展 message from the house of octopus @ギャラリーすずき
2013年度 京都芸大博士展
京都市立銅駝美術工芸高等学校アートフロンティアコース 後期作品展 @堀川御池ギャラリー

寒いのは寒いけど、雪にならなくて助かりました。

2014年2月8日

れきぶん

サントドミンゴ教会跡資料館。長崎のサントドミンゴ教会は1609年に薩摩川内市から移築され、1614年に禁教令により解体、跡地に長崎代官屋敷が建てられた。2002年に小学校の建て替えに際しての発掘で(代官屋敷跡と)教会跡が発見され、小学校敷地の一部に資料館が建てられた。二十六聖人殉教の後も長崎には教会が並びキリスト教が信仰されていたらしい。勉強になります。無料の施設だがよく管理されています。

続いて、かっての奉行所跡に建つ長崎歴史文化博物館へ。前回触れた長崎県立美術博物館はこの地にあったのだが、2002年に閉鎖され改組、跡地に歴史文化博物館が、出島町に長崎県美術館が建てられた。れきぶんの設計は黒川紀章、県美の方は隈研吾が設計している。ま、帰ってきてから調べたんだけどね。そもそも、前に行った博物館と同じ場所だとは気付かなかったし。
特別展は京博で見た清朝陶磁だったので、常設のみ観る。なかなかお金がかかってます。歴史文化展示ゾーンと長崎奉行所ゾーンに分かれており、奉行所の方では週末には「寸劇」が行われます。というか、公式に「寸劇」と呼んでいるセンスがすごい。芝居のネタはシーボルト事件だったので、「その話はさっきさんざん聞いたよ」という状況だったのですが。あ、シーボルト記念館で意外だったのは、昨今の定説ではハウトマン号から禁制品が出てきたという話は後世の創作ってことになっているらしい。ここの寸劇では「シーボルトに自白を促すための幕府側のはったり」ということになってましたが。
その後、立山防空壕へ。ここには長崎県防空本部が置かれ、被爆の状況報告もここから発信された。

このへんは歴史がどうこうではなく、単に穴が好きなだけです。
この日の最後は線路の上に建つ長崎西洋館にある長崎路面電車資料館。普通に電車の資料が並ぶだけだが、原爆関係の資料など独特のものもあって興味深い。でも、ここで一番印象的だったのは、ショッピングビルなのに土曜の夕方でガラガラだったこと。景気がいいのは東京だけだよねえ。

2014年2月7日

シーボルト宅跡

新中川町の電停から鳴滝川に沿って進む。いわくありげな石橋が架かってたりして楽しい。ネット情報では、この橋は「古橋」と呼ばれており(もともとは中川橋だが、下流に新しい中川橋が出来たので区別のためそう呼ばれる)1654年に架けられたそうな。この橋が昔の長崎街道ってこと。
こちらがシーボルト邸跡。公園になってるんだけど、しつこく「扉が閉まってる時は入ってはいけません」みたいな事が書かれているのは、そういう人がたくさんいるってことだよなあ。
おっさんの銅像が立ってます。
長崎(市)に来たのはたぶん3回目。最初は中学校の修学旅行で、グラバー園に行ったのは覚えてるけど、あとは何をしたのかさっぱり記憶がない。2回目は大学生の時で、これも記憶は定かではないのだが、ここに来て石組みなど眺めていたら、通りがかりのお姉さんが長崎美術博物館の「甦る幕末」展の招待券をくれた(学芸員だと言ってたような気がする)。よっぽどオタクな人に見えたらしい。
もっとも、記念館が建つ前の話だから、わざわざ石組み(だけ)を見に来るような輩はオタク呼ばわりでよかったは思うけどね。今はそういう人もたくさんいますけど。

2014年2月6日

山手界隈

大浦天主堂。マカオと違ってランタン飾りは見受けませんね。内部は撮影禁止。
オランダ坂、は実はいくつもあるが、東山手洋風住宅群の前。グラバー園でさんざ見たのでここでは中には入らず。
孔子廟。昼間は有料(ランタン会期中は夜間無料)。博物館で小ケースの中にオッチャンが入って、やいやい言いながら展示替えをしてたのが面白かった。というか、どうして昼間にやるかなあ。
お祭りのリハーサルだと思うけど、太極拳をする人々。
このあと長崎駅に移動。ここにも巨大ランタンオブジェが。その下ではナガサキフレッシュフルーツフェアというのをやっていて、長崎伝統の柑橘「ゆうこう」のスイーツなどが並んでいた。お土産にはしんどいけど、昼食替わりにあれこれ買い込む。

2014年2月5日

グラバー園

当然ですが、ランタン以外のありきたりの観光も。まずは世界遺産登録に向けて盛り上がるグラバー園から。
電停石橋駅からグラバースカイロード(斜行エレベーターと垂直エレベーター)を乗り継いで第2ゲートへ。眺望も素晴らしいが、エレベーターそのものもアトラクションとして成立している。もっとも、純然たる観光用というわけでもなく、6時から23時30分まで運行する市民の足でもあります(道路扱いです)。

開園3分前にゲートに着くが、ランタンフェス開催中の週末だというのに誰もいない。電車に乗っていた人たちもほぼ大浦天主堂前で降りちゃってたので、みなさん第1ゲートの方に回るようだ。園内のエスカレータが工事で止まってるから第2ゲートに回った方が(下りになるから)圧倒的に楽なのだが、 、、でも、土産物屋もないし寂しいのは確かだな。
というわけで、ドックハウスは貸切状態。
もっとも、一通り見てこの写真撮って坂を下って行く頃には、下からのお客さんもぞろぞろ上ってくるんですけどね。
ウォーカー邸内部
リンガー邸の喜波貞子関連の展示物。音の展示もあるらしいのだが、経年劣化のためか早朝だからか静かなもの。でも、帰ってからググったら唄声がYoutubeに登録されている。わかっちゃいるけどネットにはいろんなものが転がってるなあ。
リンガー邸エントランス(から港を望む)。
こちらはオルト邸。
こじゃれた家が並ぶが、だいたい水屋が見当たらないよねえ。と思ってたら、どうもこういう造りだったらしい。使用人の小屋が隣接して建てられているのだ。
内部にはちゃんとキッチンがあるし、使用人の控室は畳敷きだったりする。
9時になったので自由邸のカフェへ。カステラもコーヒーもうまい。
最後がグラバー邸。去年が築150年だったようです。
温室がいかしてます。
長崎くんちを紹介する長崎伝統芸能館(とショップ)を経て外に出る構造になってます。定番だけど、この祭り飾りはおまけにしておくには少々もったいない。観光資源に余裕のある街ならではですね。