仕事を早めに片付けて「鳥獣戯画と高山寺」展に出かける。夜は何とかなるんかいなと思ったら、18:15頃の到着で入場まで70分、甲巻前で45分の表示。まあ仕方ないなということで、とりあえずレストランで軽食。ランチタイムと違って空いているのである意味ラッキー。ただ、レシートがハイアットのものをそのまま使っているのはどうなのかねえ。常設展の仏像の前でしばしくつろいでいたが、待ってても状況が変わらないのであきらめて列に並ぶ。本館の上に満月が顔を出し、これはこれでいい風情。
待っているうちに閉館時間になる。いちおう最終入場の19:30までに列に並べば入場できるという扱いになっており、それはまあありがたいのだが、スタッフの皆さんの労務管理が心配。慌ててバイトをかき集めてるのではないか。入場後、適当に流しつつ中央室に向かうが、展示替えで華厳宗祖師絵伝が後半の龍の出てくる場面になっていてしばらく捕まる。そこから甲巻の展示列に並ぶ。お客さんもぶつぶつ言っている人が多いが、帰るわけでもない。まあ、時間に制約があるんならそもそもこの時間に来ることはないわな。さて、鳥獣戯画ですが、総じて後半の方が面白かった。まあ、紹介されるのはたいてい絵巻の初めの方なので見慣れていないこと一因。甲巻の相撲や乙巻の象や麒麟ももちろんいいんですが、一番びっくりしたのは丙巻の後半の動物たち。甲巻のパクリといえばそうだし、劣化コピーと言えなくもないが、なんともいえない味わいがある。鳥獣戯画ってやっぱりサブカルチャーですよねえ。そう思って最後の探幽縮図を見ると、これはもうすゞしろ日記の描線にしか見えない。
今回は甲巻以外にも行列が出来ていたこともあり、合計するとやっぱり2時間は並んでいましたが、十分満足しました。しかし、京都でこれでは東京展はどうなるのかねえ。
0 件のコメント:
コメントを投稿