2022年10月30日

さすがに今年はこれで打ち止めかな

金曜日に山上に一泊して六甲ミーツアートを見てきたのだが、その話はまた後回しで、その前のみんぱくと日曜日分の京都の報告。

Homō loquēns 「しゃべるヒト」~ことばの不思議を科学する~
海のくらしアート展ーモノからみる東南アジアとオセアニア @国立民族学博物館
平日朝のみんぱくは小学生の団体が複数訪れていてなかなかいい雰囲気でした。近所のお子達だからちゃんとリピーターもいるしね。うまく育ってくれるといいけどなあ。

第16回 京都高瀬川彫刻展 @高瀬川界隈
糺の森ワンダーマーケット2022 @下鴨神社・糺の森
えがくの面子の人形劇を見に行ったのだが、ついいろんな買い物をしてしまってこの手の催しは怖い。

櫂-kai-  京都市立芸術大学 日本画 川嶋渉研究室 修了生展 @ギャラリーCreate洛
しりあがり寿×京都藏や「夢の中で夢を見る」 @蔵や千本三条
思った以上にとんでもなかった。写真撮りまくって、板絵を1枚お持ち帰り。

インディア祭 KYOTO 2022 @梅小路公園
ちょっと様子を見に行っただけなのだが、やっぱりお買い物をしてしまう。でもまあ、ちゃんとしたバラタナティアムを久々に見ることができて満足。しかし、どこに行っても学園祭みたいなことになってるのが、やっぱり季節柄なのかねえ。

2022年10月23日

この季節はやっぱり回り切れないね

京に生きる文化 茶の湯 @京都国立博物館
沖谷晃司 小品展 @アートスペース柚
武蔵篤彦展 多層の残像
國松万琴展 緑の世界 @ギャラリー恵風
2022 国際交流総合展 @京都市美術館別館
深田充夫展 Energy @アートギャラリー博宝堂
木田陽子個展 アフタートーク @KUNST ARZT
上村亮太展 木琴と編み物 @ギャラリーモーニング
森本加弥乃展 CROSS @ギャラリー16
谷口幸三郎展 えをかくせいかつ Bon Voyage @フク和ウチ
北尾博史 森の部品 物の部品 VOYAGE @祇をん小西
宮本徳子 ジュエリー展
有田やえ展 空から落ちてくる雨の合間に @ギャラリーギャラリー

今日は天気にも恵まれ穏やかな一日。人波もすっかり戻っていますが、外国人層はまだ手薄なのでピークを外すと人波が引いてくるのがコロナ前との違い。そんななか、亀岡とか断念して京都市内に絞ったのに、やっぱり回り切れない(ヒルゲートとか断念)のでこの季節は困りますね。途中で大福だの栗餅だの栗赤飯だの買ってるからでもあるのだが、、、それも含めてこの季節はあかんな。

2022年10月22日

本島 (10/9)

この日も雨予報だったが、朝の時点では何とか辛抱できていた。こえびさん御用達の早朝の船ではなく9時の船で本島へ向かう。首尾よくレンタサイクルをゲットし(途中から雨の予報だから人気がないのも納得)、とりあえず(雨が降り始める前に)遠いところから回ることに。

いつもの祠に挨拶してから
ポノマリョフの「水の下の空」へ。今回は無料扱いになっていたが、確かに3年でだいぶくたびれた印象。まあ、味が出てきたと言えなくもない。
笠島地区の作品を見てまわる。川島大幸の「SETOUCHI STONE LAB」。石がくるくる回る映像が楽しいんだけど、それは写真に撮ってもしょうがないので。
手ごろな石を探すのも十分楽しいけどね。
アリン・ルンジャーン「石が視力を失っていないように、盲人も視力を失っていない。」

これも旧作なんだけど、やっぱり楽しいアリシア・クヴァーデ「レボリューション/ワールドラインズ」。
藤原史江「無二の視点から」。拾った石をサンドペーパーにこすりつけ、落ちていた石の視点からの風景を描き出すという趣向。サンドぺーパーと石をセットで展示。
DDMY STUDIO「遠くからの音」。この展示はよかったし、たまたま近所の東光寺の特別公開をやっていて(撮影禁)そちらもよかったので甲生地区は〇。
雨がぱらつき始めたので急いで泊に戻る。前回行列ができていて断念した眞壁陸二の「咸臨の家」を見て、
村尾かずこの鏝絵を見て回り、島娘(港の土産物屋の屋号です)でお昼(今回は奮発してお弁当)を食べて本島は終了。

廃屋はどの島でも見かけるけど、本島では廃車がいい味を出していた。
イノシシが出てきたのにもびっくり。こりゃあ島の人たちは大変だよねえ(芸術祭の期間は人が多いからまだましなのかも)。
丸亀に戻ってマルタスのサテライト会場を見て
これまで遠くから眺めるだけだった丸亀城にも行ってきた。
さすがに狭い。
荷物をピックアップし、MIMOCAの展示を見て、観音寺へ移動。
伊吹島で全島制覇、のはずだったのだが、翌朝目覚めてみると荒天で船が欠航してしまい、わしらの伊吹島はなくなってしまった。知床の事故以降皆さん神経質になってるだろうから、まあ仕方ないなあ。新居浜の伴野さんを見に行くとか、琴平のヤノベを見に行くとかのプランもあるにはあったが、なんかすっかりやる気がうせてしまい、バスをキャンセルして朝の新幹線を予約してまっすぐ帰ってきてしまった。まあ、家でもやること溜ってたしそれはそれて助かったけど、、、いりこ欲しかったなあ。

2022年10月21日

多度津 (10/8)

さて、今回は多度津のまちなかの3か所でも作品が展開されてます。島を早めに脱出できたので立ち寄りました。

尾花賢一「海と路/一太郎やあい」。珠洲でも見た作家さんですが、旧家の土蔵の1階が漫画形式のドローイング。日露戦争時の出征兵士とその母の逸話のリサーチ。
2階は荒波の中戦場へと向かう船のインスタレーション。
「多度津町-海陸交通の発展・近代化を支えた商人たち」が展示されていた合田邸。多度津は内海航路の港として古くから栄え、宇高連絡船ができるまでは四国の玄関口だった(四国鉄道発祥の地ともされ、駅前にぼろぼろのSLが展示されていたりする)。合田家は「多度津七福神」に数えられる豪商で、当主は町長をしたり大平正芳の後援会長をしたりという家柄。くたびれてはいるが表も立派だし、
内部も洋風建築があったり折上格天井の広間があったり、なかなか面白いものでした。
おまけ。丸亀で泊まったホテルの玄関にはおなじみ岡山富男さんのキリンさんがいた。ロミオとジュリエット、らしい。高見島の港でも(例によって瀬戸芸には参加していない)キリンが海を眺めていたが、ちゃんと作家としてお仕事が入っているようでなんかうれしい。

2022年10月20日

高見島 (10/8)

港に着き、南側の「時のふる家」見てから昼食。たこめしは出払ったところだったのでなめしをいただく。まあ、なんだってうまい。

高見島は精華大のメンバーを中心に運営されていて、展示も他の島より統一が取れていて美術館的になっている。旧小学校を横目に(翌日のワークショップの準備をやっていた)急な坂道を上り、いちばん大きなお宅で展開しているのが、
山下茜里の「Re:mind」。茜里さんにいろいろお話を伺いながら拝見。1階もいいんだけど、

やっぱり2階の目玉の群れが壮観。千体ほどいるらしい。基本現状のまま使ってるそうで、本棚に残された本の背表紙を眺めるだけで楽しめる。
この家に限らないけど、かって世界とつながっていたこの島で、3年ごとにぞろぞろやってくる見物客をどんな気持ちで見てるんだろうねえ。
除虫菊の家からは線香がなくなり、代わりに据えられた西山美なコのバラの花が時の移ろいを教えてくれる。のだが、会期始まったばかりなのでまだきれいな状態であまり面白くない、のかな。
それはそれでいいんですけどね。
鐵羅佑さんは何をやるのかなと思ってたら、家そのものを鉄で表現してきた。
よく考えたら、中に入れるってのはなかなか斬新だよね。
鈴木健太郎「かたちづくられるもの」。これは写真にするの難しいな。もう少し空いてるとよかったけど、まあ仕方ない。コロナだからこれでも例年よりましな方だろう。
藤野裕美子「過日の同居2022」。タイトル通り作品は入れ替わっているようだが、前はどんなんだったっけ。
これも素人が写真にしてもなあ、の村田のぞみ「まなうらの景色2022」。

今回はこの島が一番面白かったかな。天気が良かったせいもあるだろうけど。新設されたギャラリーで過去文も含め図録を買い込んで帰路に。

2022年10月19日

粟島 (10/8)

10/8、まずは粟島へ。島内には「グリーン・スロー・モビリティ」というゴルフカートみたいのが走っているのだが、歩いてもすぐなので(といってもさすがに途中で抜かれたが)西浜へ。

西浜は3作品。日比野さんの「Re-ing A」、アデル・アブデスメッドの「い・ま・こ・こ」(いまいち伝わらなかったが雰囲気は好き)、そして、マッシモ・バルトリーニの「スティルライフ」設営後あっという間に周囲が草ぼうぼうになってしまい、作家さんにお伺いをしたところ「そのままでいい」と言われたらしい。昔どこやらで「細かい注文が多くて草刈が大変」という愚痴を聞いたことがあるので、こういう作品は地域芸術祭向きでいいよなあ。
今回、海洋記念館が工事中だったので、粟島はほぼ旧小・中学校で足りることに。まずは小学校のムニール・ファトゥミ「過ぎ去った子供達の歌」。旧作だが、今回「ピアノとか太鼓とかに触らないでください」という注意が付いた。楽しかったけど、やっぱりいろいろあるんでしょうね。

今回の行程ではこの日が一番天気が良かったですね。
こちらも旧作、旧幼稚園のエステル・ストッカー「思考の輪郭」。
中学校はメイン会場なので作品てんこ盛りだったのだが、今回の芸術祭の案内には載っていない「洞窟」がやはりピカイチ。前回さんざ撮ったはずなのに今回も写真撮りまくり。なんか洞窟の維持管理のお金は市からは出ていないとかで、島のおばちゃんたちがワルリー柄のグッズを作って売っているのだが、これがまたよく出来ていておかんアート侮りがたしですわ。

この後、TANeFUNeに乗るというプランもあったのだが、先を急ぐことにして高見島へ。

2022年10月18日

豊島 (10/7)

10/7-10/10の日程で今回最後の瀬戸芸に行ってきた。もっとも、前回同様前泊してるし、最終日は強風で船が欠航となり何もせずに帰ったのですが、、、宿泊地の設定は高松、丸亀2泊、観音寺。当初は丸亀3泊で考えていたのだが(この方が天候に応じてスケジュールを調整できる)、荷物のハンドリングを考え(すべて宿に預けて行動するという設定で)こうなってしまった。この時点で7日は豊島で確定なのだが、、、あいにくの雨。島内はレンタサイクルでの移動を考えていたのだが、貸出自体が中止。頑張って朝一の船に乗り込んだものの、開場前に移動しても仕方ない(無駄に濡れるだけ)なので次の船に接続するバスまで港で待機。これなら前泊しなくても(始発に乗って宇野回りでも)一緒だったな。

あいにくの天気でも、ここにくると「豊島にやって来たなあ」と思います。
港で待機してる時点で、あちこち回るのは断念。そもそもささやきの森は雨で休止してたし、心臓音も午後からとのことでした。いずれにせよ、バス停から遠いところは無理ですよね。ということで急遽豊島美術館の予約を入れることに。なんせこの天気なのでサクッと予約出来ました。内部は撮影禁止なので外観だけですが、思ったよりずっと良かったです。床から湧いてくるだけでなく空からも水が供給されるので、普段と全然様子が違う。あまりに面白くて気が付くと予定の時間を大幅に超過していて、坂道をゼイゼイ言いながら登る羽目に。
10分ちょい遅れで島キッチンに到着。高松前泊が入り予定が確定したので予約を入れていたのですが、なんせ雨なので当日でもなんとかなったみたいです。でもまあ、安心感が違うよね。今年はあちこちで昼食難民になったし。ここで食べるのは初めてでしたが、さすがに美味しかったです。

昼食後となりのピピロッティ・リストに行ったら行列してたので(次の時間帯の昼食のお客さんたちが流れていたみたい)「西本喜美子写真展~ひとりじゃなかよ~」へ(写真展なので写真は割愛)。西本さんの作品は六甲でも見たけど、めっちゃ楽しい。そして、これはシスコさんの時も思ったけど、この母親をサポート(放置?)してしまう息子さんがいい人だよなあ。このあとピピロッティも行ったけど、人はいないし暑くないし、こんなにゆっくり見ることができたのは初めて。雨も悪いことばかりじゃないね。バスを乗り継いで甲生へ。冨安由真の「かげたちのみる夢(Remains of Shadowings)」。小泉八雲の「和解」を下敷きにした作品で、古民家の各部屋に部屋の一部を描いた絵画が飾られ、最後にそれらが一堂に会する仕掛け。気に入ったけど、何といってもこの部屋だな。本人もお馬ちゃん好きなのかな。

ヘザー・B・スワン+ノンダ・カサリディス「海を夢見る人々の場所」。雨は上がってたけど、これはさすがに晴れてる方がよかったな。そしたら暑くて座れないのかもしれないけど。

時間的には針工場か横尾さんのどちらかには行けるんだけど、結構歩く羽目になるしおおむね満足したのでここまでで切り上げ、1本前の船で高松に戻りました。作品は半分しか見てないわけだけど、いつもと違う表情を見ることができたのでこれはこれで満足です。

2022年10月16日

半袖はさすがに終いかな

先週瀬戸芸に行ってきたので、その話も書かないといけないのだが、まずは今週のネタ。

うつしのまなざし @@KCUA
名和ショウ展 @ギャラリーアーティスロング
アリスセイラー展 @ギャラリーgreen&garden
実はアマリリスは見たことないのだが、この何でもありの雰囲気がなんとも懐かしいのがどうしようもないな。

上田順平 エン/セン @祇をん小西
ブルノ・ボテラ展 猿のお金 @jasmin
小西さんで情報を仕入れて出かける。ギャラリーじゃないから知らない店なのはともかく、建物の構造がなんとも不思議。地下はもともと防空壕だったらしいけど、、、 

大森啓展
Self Portrait @ギャラリー恵風
午菴クルミ 厨ノネ @kumagusuku SAS
河上奈未陶展 ふたつの世界 @ギャラリーヘプタゴン
1階の器もよかったけど、2階がど真ん中。またやってほしい。

水際対策がほぼなくなって、京都にも外国人が増えてきました。これで交通機関の混雑状況がどうなるかだなあ。

2022年10月2日

来週からは一気に涼しくなるらしいけど

着るART @ギャラリーえがく
今年も楽しい作品が揃った、けど実戦的なものは少なかったな。

木代喜司展 @クサカベギャラリー
ワークショップのお手伝いでクッキーを頂く。

ミーシャ・ラインカウフ個展 Encounter the Spatial 空間への漂流 @京都芸術センター
とびだせ!長谷川義史展 @大丸京都店

シダネルとマルタン展 最後の印象派 @美術館えきKYOTO
CMTK(森千裕×金氏徹平)ミーティングポイント @ロー
スクエア
アンディ・ウォーホル・キョウト @京都市京セラ美術館
個々の作品より展示空間が魅力的でした。

清水紗希個展 reel @KUNST ARZT
廣田美乃展 長い夜の音 @ギャラリーモーニング
中村治彦個展 歴史・叡智・未来
長谷中和夫個展 @ギャラリー16
どちらもよかったんだけど、長谷中さんの作品たちがとにかくツボで、激安なのもあって6点お持ち帰り。

小林悟・佐竹龍蔵・前田龍一 ひとりの時間/三つの地点 @ギャラリー恵風
町田藻映子個展 何時からそこに居たのか 何時までそこに居るのか @ギャラリー知
熊田悠夢個展 おとずれる想像
蓮沼千紘 an/eddy -splint- @同時代ギャラリー
安藤榮作 斧あそび @堺町画廊

今週は昼間はTシャツでOKだったけど、来週はガラッと空気が入れ替わるみたい。服の支度が難しくなるなあ。