2008年3月2日

大大阪

大阪府立現代美術センターに大阪アートカレイドスコープの映像展示を見に行く。戦前の大阪観光案内映画「大大阪観光」と戦後の「大阪市ニュース」の抜粋を上映している。全体で2時間ほどだが、なかなか新しい発見があったりして楽しめた。

大阪市ニュースは映画館で本編の前に上映する広報映画。動く児童館「こばと号」がリニューアルするたびに大型化していったり、占領下での地下鉄工事ではセメントを手押し車で運んでいたのに、昭和30年代になるとコンクリートミキサー車が登場しセメントを流し込み始め、嬉しそうに「突貫工事で地下鉄が伸びていく」ことを謳う。突貫工事とか工場から煙もくもくでてるのは文明の象徴でいいことだったわけだ。万博が近づくと「海外からのお客さんを温かく迎えよう」「町をきれいに」といったスローガンが急に登場し、万博が終わると成功を謳って「成果を未来の大阪に」と締める。地下鉄の駅は吸殻でいっぱいだし、トロリーバスもがんばっている。「物価指導員」なる人物が卸売市場で仲買人からせり値を聞きだし、「適切な販売価格」を決定し各公設市場に通知、その値段で売られているか監査に回る(資本主義って何?)。

まあ、なんだ、中国もオリンピックや万博を契機に街がきれいになるといいね。大阪は万博が終わると元に戻ったような気がするけど。あと、街がきれいになる前から食の安全とか言っても無駄だと思うぞ

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ついでに(どっちがついでかはともかく)BKの「ちりとてちん収録セット公開」に行く。朝一で行って「うわー、並んでるやん」とか思いながら見て、隣の歴史博物館の展示を見て降りてきたら建物の外まですごい行列になっていた。視聴率は出てないはずなのだが、やっぱり人気はあるらしい。


寝床の看板。みうらじゅんチックなイラストが素敵。文字は木村祐一直筆だとか。

ハンドミキサー。こういうものがちゃんと置かれているとうれしい。

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