さて、本日の目玉商品、ギョレメ野外美術館である。
何度も言っているように、ガイドはやる気がないので3箇所くらいの説明をこなすと、後は勝手に見てね、という姿勢であった。もっとも、この手の場所の解説は現地ガイドの日本語だとあらかじめ知っていることしか理解できないことが多いので、それはそれで十分である。結局、その場で購入したガイドブックを帰国してから読んで、「そういうことかい」と納得することがほとんど。
聖バーバラ教会内部。偶像破壊運動(イコノクラズム)華やかしき頃の壁画。なんなんだかよくわからない(実際意味不明なモチーフも多いようだ)が、かわいい。「偶像」がないためイスラム教徒の破壊を免れ、保存状態もよい。
カランルク教会(暗闇教会)内部。ここは美術館本体とは別料金だが、それに見合う状態のよさ。もっとも、世界遺産登録後にユネスコ他による修復作業が行われたらしい。別料金なのもそのためかなあ?
今までもあちこちで装飾石窟寺院を見てきたが、今回始めてのキリスト教寺院である。お前仏教ならわかるのかと言われると困ってしまうが、確かにモチーフはもうひとつわかりにくい。が、わからないのとつまらないのは別物だ。ここもだけど、翌日行ったウフララ渓谷の教会なんかは、川筋の斜面に穴を開けて瞑想の場を作っている構造だけでなく、壁画の技法もアジャンターや敦煌を髣髴とさせて興味深かった。当たり前だけど、シルクロードは東西で繋がっているんですね。
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