2008年11月15日

関西文化の日

今年は例年より1週間早く今週が中心の開催となりました。

京都芸術センター

ここはいつもタダなのだが、、、まあ、いいか。出し物は、椎原保展『時の風景』。どっちかと言うと石と針金の「風景の建築」の方が好みかな。壁にさりげなく刺さった針金の切れ端がかわいらしい。ただ、お目当ては関連企画の「伊波晋パフォーマンス」。小学校時代は図工室だったという天窓のある鏡張りの制作室の壁際に20人ほどの観客が座り込んだ中、半そで半ズボンのおっさん(金魚のアロハが素敵)がいきなり入ってきて無口に動き回り、アンパンマンを口ずさみギャラリーに水を勧める。もう少しダンスの要素の強いものを想像していたのだが、これはこれで楽しめました。大枝アートプロジェクトにもいっぺん行ってみないとなあ。


大西清右衛門美術館

やっぱり、こういう普段は絶対行かない所を訪ねるのがこのイベントの醍醐味ですね。大西清右衛門は釜座の唯一の生き残りで、当主は第十六代の清右衛門になるそうな。茶釜の良し悪しなんかちっともわからないのだが、こういった古い職人(扱いしたら怒られるのかも)が当たり前に商売をしていて、普通に家財を並べたら美術館になってしまうのが京都だよなあ。

京都万華鏡ミュージアム

話題の投影式万華鏡を見に行ったのだが、今週はお客さんが多いため投影はしないんだとか。やっぱり金を払ってこないとダメか。

堂本印象美術館

衣笠行きのバスがやたら混んでいるので、どないなっとるんじゃと思ったら、今週は立命館大衣笠キャンパスの学園祭なんでした。それじゃあ仕方ないなあ。今秋の企画展は『超「日本画」モダニズム-堂本印象・児玉希望・山口蓬春』。3人並べても、やっぱり印象先生の突き抜け方が際立ってるなあ。絵葉書の品揃えが貧弱だったのが残念。

元立誠小学校

これは関西文化の日じゃなくって別のイベント(芸術系大学作品展2008)を見に行ってきた。芸大の学園祭の作品展のセレクションだと思えば正解なんだろうけど、会場の小学校がとてもいい味を出してます。京都の番組小学校の建築はどこも(といってもここと明倫しか知らんけど)気合が入っていて楽しい。3階の和室(大広間)なんか、いったい何に使っていたのやら。エッシャーの鳥のアニメーションと中庭の牛が良かった。キャンパスプラザの方も楽しそうだけど、さすがに根性が足りず今日はここまで。

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