いろいろとお土産も買ったのでタクシーで一旦宿に戻り、再び歩いてセナド広場へ。とりあえず民政総署へ行き、もう一回版画の展示を見て図録を買う。
広場に戻り、ずんずん奥へ進むと、この日のメインディッシュ、聖ドミニコ教会。この夜、ここでマカオ交響楽団主催のコンサートが開かれるのだ。とりあえず7時からと聞いていたので20分前に着くと、教会の前に列が出来ているので(確認もせずに)黙って並ぶ。列はその後も伸びていき、しばらくするとお兄さんが人数を数えに来て、20mほど後でダメ出しをする。なんとか間に合ったらしい。
7時を10分ほどすぎたころに列が動き始め、教会の前でマカオの代表的建造物のイラストをネタにした立派なカレンダー(政府文化局制作)と整理券をもらう。うーん、聞いてたのと話が違うが、おかげで入場できるんだから文句はない。開演の8時まで近所をぶらぶらする。写真は教会のファザードで、入り口前のスクリーンでは中に入れなかった人向けに中継がされていたようだ。
(わしら的にはあまり意味のない)中国語のパンフをもらって中に入る。外国人用に英語のパンフもあったことに後で気付いたが、こちとら見た目は中国人と一緒だからスタッフを責めるわけにもいかない。ごらんのように祭壇前にステージが組まれており、当然ながら演奏中の写真はないのでこれで雰囲気を掴んでもらうしかないのだが、すっかりのだめワールドである(客席は東洋人ばっかりだけどね)。演目はベートーヴェンの「七重奏曲変ホ長調作品20」と「ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調作品16」。サロンで演奏する曲で教会向けではないが、楽器の方はもともと教会音楽で鍛えられたもので、教会の残響効果に合うように出来ている。演奏がどうこうよりも音の響き自体が心地よい。ありあまるお金をかけて本国と同じ設計で作ってるんだろうから、湿度が高いのを無視すれば同じように響いてるんだろうなあ、これは。ヨーロッパにもちょっと行ってみてもいいかも、とか思っちゃいました。ヨーロッパで都合よく教会でのコンサートに入れるとも思えないんだけど。あ、でも演奏も良かったよ。マカオらしくまったりしていて。
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