建物の中の抜け道を抜けると、
聖アントニオ教会。かってイエズス会の本部が置かれていた場所に立つ由緒ある教会だが、火災で3度焼失し、今の建物は80年前のもの。それでも世界遺産だから、こうなってくると何を基準に決めてるのだかわからなくなってきます。
シャンデリアがいい雰囲気出してますね。
お正月飾りがあるのはすっかり普通の光景で、何も驚かなくなってしまった。その先にあるのがカモンエス広場。奥の丘全体がカモンエス公園だが、世界遺産に登録されているのはこちらの小さなスペース。もうなにがなんだかわからない。
せっかくなのでカモンエス公園にも入ってみた。ここはマカオで一番古い公園とかで、イギリスの(香港の、かな?)庭師が大英帝国各地から集めた植物が植えられている。ごらんの巨石やポルトガルの詩人カモンエスの銅像がアクセント。
丘の上から見える風景はマカオより香港を思わせる。このあたりから北はアヘン戦争までは中国人の土地だったし、マカオに編入されてからも中国人が多く住んでいた。そばにプロテスタント墓地やカーサ庭園(イギリス東インド会社のマカオでの本拠)があるようにイギリスとの結びつきも深い。とまあいろいろかんぐってみるのだが、単に観光用に整備しなければこんなものなのかも。霞んで見えるビル群は中国の珠海市。
こちらがそのプロテスタント墓地(の入り口のモリソン教会)。日曜日なので閉まっていて、門扉越しに撮影。
こちらがカーサ庭園。建物は東方基金会の事務局として使われ、一部がギャラリーとして開放されている。ガイドブックでは土日休になっていたが、なんとなく開いているので中に入っていくと、ギャラリーで財団所有のアジア各地の仮面の展覧会をやっていた(例によって無料)。これがまあ立派なコレクションで、例によって堪能し図録を購入。どこに行ってもやってることが変わらない気がするが、展示品が呼んでるんだから仕方ない。
おまけ
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