地下鉄西蔵南路駅を出て黄浦江方向へ向かう。万博当時の区割りではEエリアの西側に相当する。どーんと見えてくるのがかっての中国船舶館。看板がそのまま残っているので、まだ再利用はされていないと思われる。ちなみに、ずっと西(右)の方では万博記念展(旧都市足跡館)がオープンしており、万博博物館の整備計画もあるらしい。日程に余裕があれば行ってみたんだけど。
こちらは万博当時の3館の写真。建物の写真なんかあまり撮ってないので、それなりに印象的だったのでしょうね。
児童芸術劇場の庭ではカウパレードが行われていた。予想していない事態なのでラッキー。
市民の憩いの場となっているようで、廃墟らしくはないですね。
河畔は公園となっており、万博の遺産と思われるオブジェが散在。
旧中国航空館。廃墟になりかかってます。
こちらは万博当時渡船の船着き場だった場所。船の方は塗装しなおして使っているようでしたが、再開発事業がもっと進まないと桟橋の出番はないねえ。この日のお目当ての上海当代芸術博物館。もともと南市発電所だった(ので煙突が残っている)建物を万博時にリノベートし城市未来館として使っていたのだが、改めて改装して美術館として供している。
こちらが万博当時の姿。
5階のテラスに出たところ。特徴的な配管も塗り替えられてますね。ここには屋外彫刻も置かれているし、
眺望も見事。手前は先ほどの桟橋の屋根が連なり(これだけ行列させてたんだよねえ)、対岸を見ると旧中国館や旧世博文化中心、旧サウジアラビア館といった建物が残っているのがわかります。2日後に近くまで行ったのであらためてレポートする予定。
周囲には作品も残ってますが、
あらかた工事現場ですね。総じて浦西の方が再開発が遅れている印象。
さて、美術館の内部ですが、構造も面白いし、
展示もなかなか楽しめました。今の上海市の博物館の構成は、主に古代芸術を展示する(人民広場の)上海博物館、近現代芸術を展示する中華芸術館(旧中国館)、当代芸術を展示する上海当代芸術博物館の3本だて。これらは原則無料で入場できます。今回の当代芸術館の場合だと、3つの展示のうち1、2階の「理想之城」が有料。5階(中国挪用艺术)と7階(时空书写)が無料扱いでした。ただ、どこから有料なのかいまいちわかりにくいのは難点。中国語を解しないこちらが悪いんだろうけどさ。
さて、外に出ると雨がパラつきだしたので、別の地下鉄の駅を目指すもこれがまたわかりにくい。どこで道が渡れるのかわかんないし。
上海ではMINIは英国車のイメージのようです。こちとらすっかりドイツ車だと思ってるんだけど。しかし、このディスプレイは、、、ガケ書房か?
工事現場のフェンスには万博のマーク入りの注意書きがまだ残ってました。モチーフになっているのはサウジアラビア館ですね。ピークでは9時間待ちの人気館だったんだけど、中国館を使わないのはちょっと意外。
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