2015年9月29日

寒山寺

続いての訪問先は寒山寺。
寒山拾得ゆかりの寺だが、箒も経典も持っていないのでどっちがどっちだか。
こちらは三蔵法師御一行。
寒山寺と言えば張継の七言絶句「楓橋夜泊」だそうで、中国では教科書にも出てくるので子供から大人までみんな知ってるとか。寺のいたるところに漢詩の彫られた石版が並んでいます。

中国の仏像はたいてい派手だけど、
この人はどう見てもロッカーだよね。

日本とのゆかりも深く、こちらは鑑真の像。
で、こちらは弘法さん。
有名な寒山寺の鐘にも日本で鋳造されたバージョン(伊東博文の銘文つき)があるそうだし、日本人の寄進者もたくさんいるようです。
太湖石はどこにでもありますね。
寒山寺は日中戦争の戦火を免れた(文化大革命も、かな)ので、(ガイドさんによると)最近も旧日本兵の方が訪れて「ここは70年前と全く変わってませんね」と言ってたとか。でも、帰ってきてから支那の夜(戦後公開された短縮バージョンの「蘇州夜曲」の方)をYoutubeで見たけど、蘇州の雰囲気はだいぶ違うけどねえ。まあ、日本だってだいぶ違うから比較の問題かな。ちなみに、蘇州夜曲は「鐘が鳴ります 寒山寺」で終わります。今の日本人は漢詩なんか知らないから、楓橋夜泊よりこっちを紹介する方がまだマシなような気がするけど。

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