2015年8月4日

ガルンガン

さて、今回の日程は7/14-20の5泊7日だったのだが、もともと7月8月は乾季でバリのハイシーズンの上、今年は15日がガルンガン、16日がマニス・ガルンガンというバリ州の祭日。17、18日はイドゥル・フィトリ(ラマダン明け大祭)で、イスラム国のインドネシアでは21日までが大型連休となっていた。つまり、全日お休みなのだ。で、大混乱になるからこの時期はやめとけ、という書き込みもあったのだが、逆に「面白そうじゃん」とかいってわざわざ日程を合わせるあたりがバカ。しかも、ガルンガンはバリヒンドゥーのお祭りなので、海岸のリゾート地にいればあまり影響がない(資本家も従業員も島の外から来てるからね)のに、商店も食堂も休みになってしまう(ジャワ資本の店でも従業員は地元のヒンドゥーだからシフトが組めない)ウブドでどっぷりときたもんだ。まあ、取材みたいなもんだからねえ。

さて、ガルンガンは無神論者で信仰を禁じたマヤデワナ王に対しインドラ神が勝利した日、らしいのだが、とりあえず祖先霊が降りてくる日ということになってます。ご先祖様はしばらく下界にとどまり、10日後のクニンガンに天上界に戻っていく。まあ、お盆みたいなもんですかね。一般家庭では前日のプナンパハンから準備が始まり、豚を生贄にしてお祭りの料理を作り、玄関先にペンジョールを立てます。
この竹の幟みたいなのがペンジョール。門松みたいなものかな。やってることは日本だとお正月の行事に近いですね。

昔はいちから作ったんでしょうが、こんな感じでパーツを売ってるお店を発見(商機終了で閉店していた)。完成品を売ってるところもあるのかもねえ。
玄関先もいろいろと飾り付けます。
さて、正装を新調し、家族そろってお供えを持って自宅のお寺、村のお寺、職場のお寺、スバック(水利組合)のお寺などを回ります。初詣みたいなもんだね。
僧が出てくることもあるけど、たいていは各自勝手にお参りしてるっぽいのも日本の初詣ぽい。
お祈りの後は供物がどうなろうがお構いなしなのが面白い。自然に帰る素材しか使ってないのは確かだけど、そのうち困ったことになるような気が。村の民家の裏手にプラごみが散乱してるのも見かけたしねえ。
神像たちもおめかししています。


デンパサールあたりではライダーはみんなヘルメットをしていて、バリも変わったなあと思ったけど、ウブドは3人乗りだわ横乗りだわでごらんの通り。なんぼ交通量が増えたといっても田舎は田舎です。
車やバイクもお飾りしてました。日本ではだいぶ減ったよなあ。
さて、みなさんお参りで忙しいので、観光客でごった返すウブド市場もこのありさま。でも、スーパーマーケットはちゃんと開いててありがたい。値段交渉しなくていいしねえ。

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