2015年8月7日

バロン大集合(2)


お寺に入ると、すでにバロンはずらりと整列し、お兄さんたちがお色直しのお手伝いをしています。
改めて見るといろんな顔のバロンがいるよねえ。猪なんか日本じゃ見ないよ。
奥の祠には3体ほどのバロンが鎮座していました、手前に並んでるのは格の低いやつらなのかなあ。

画にはなるよね。確かに。
ぼんやり待っていると。.、右手の広場でトペンが始まったので移動して鑑賞。言葉はちっともわからないが、それは舞台で見ても一緒。楽屋などなく、控えの役者さんはその辺に荷物を広げ、ちょっとした段差に腰を掛けて休んでいる。
先日、広島に一連の写真を持って行って見てもらったのだが、感想として必ず出てきたのが神楽との類似性。自分自身、芸北の神楽を観たときにまず思ったのは「別にウブドまで行かなくてもこれでいいじゃん」だったので、バリの芸能を説明するときのキーワードとしては十分普遍性がありそう。問題は、ここでいう「神楽」を知っている人がどれくらいいるのかなのだが、、、
そうこうするうちに、女性たちがお浄めの踊りをするというので正面に戻る。お供えの置かれた建物の周りを幼女から老婆まで輪になって踊る。
さて、このあとみんなでお祈りをして式典は終了。なのだが、当然ながらその部分の写真はありません。せっかく来たんだから、ちゃんとお祈りしないとね。
みなさん三々五々家へと帰って行きます。
いつもはバロンはすぐには出てこないとかで、その前に車に戻ってウブドに帰らないと、ということで早めに動いたものの、なぜかバロンたちが早々に街道に出てきてしまい鉢合わせ。仕方ないので通り過ぎるのを待つことになった。


うーん、満足。
帰路の途中でも別のバロンミーティングのお寺があったり、別系統のバロンが散歩してたり、なかなか大変でした。
おまけの写真。ウブドでは大人のバロンの散歩はあまり見ませんでした(いるにはいた)。代わりによく見かけたのが子供バロン。その中でも年齢層が低かったのがこのグループです。子供のバロンはあくまでも真似事で魂が入ってないとかで、大人たちはあまり相手にしないのですが、同じ子供にはウケます。バロンの方も子供に愛想を振りまき、そばの大人からご祝儀をもらう、という戦略を徹底しているようでした。いい小遣い稼ぎにはなるんだろうねえ。

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