で、木曜日はケチャつながりでプリアタン王宮のスマラ・マディアへ。ウブドでは最も古いケチャのグループ。
前回はケチャ見てなかったのでもう一つイメージがわかなかったのだが(ケチャ自体は山城組なんかでおなじみだが、舞台での役割がよくわかんなかった)、要はガムランの代わりに男声合唱が入るラーマーヤナの舞踏劇で、ストーリーはおなじみのもの。ただ、オッサンたちにあんまりライトあてても仕方ないんだろうけど、全体的に照明が暗くてわかりにくかった。
金曜日はサレン王宮のサダ・ブダヤへ。演目はレゴン、バロンとチャロナラン物語の短縮版。
バロンが猿にいじられるのはお約束。
意味は分かるんだけど、オッサンたちが短剣を胸に突き刺しまくるのはやっぱり見てて楽しいものではないな。
ここは場所がいいので(観光バスもたくさん来る)めちゃ混みでした。宗教的要素もあって場所を変えて演じるものではないんだろうけど、今後も観光客が増えるとすると厳しいですね。道路状況もそうだけど、ウブドには課題も多いです。
土曜日はプリアタン王宮のグヌン・サリ。7時半開演だというのに(シャトルバスの関係で)6時に会場に行った。当然誰も来ていない(団体さんがお茶していたが、公演が始まる前にバスで移動してしまった)。受け付けは出ていたが、パンフも置いてない。それでもいい席は予約で埋まっている。長時間桟敷で待ってる元気はないしなあ(あちこち痛くなる)。でもまあ、準備段階からいろいろ見ることが出来て楽しかったけど。
ガムランの音が出てきた時点で「うおおおっ」ですわ。グルーヴ感がよそと全然違う。
当然ながら、踊りの方もいけてます。
なかでもこのクビャール・トロンポン。
トロンボンを奏する男装の麗人を男性が演じるという屈折した演目だが、
このお兄さん大好きだわ。
最後のバロンの途中でスポットライトが落ちてしまい、このあたりは全体照明だけでやってたのだが、アクシデントがあっても全く気にならないのはすごい。いいものを観させていただきました。
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