2025年9月28日

みんぱく

フォルモサ∞アート 台湾の原住民藝術の現在(いま) @国立民族学博物館 本館企画展示場

思っていたよりずっとしっかりした展示になっていた。瀬戸芸のベトナムもこのノリだとよかったんだけどねえ。先方は不満かもしれないけどさ。

ナ・ハウ・エ・ファ マオリの伝統芸能 カパハカ @国立民族学博物館 本館玄関前広場

昨日の研究公演のおまけ。時間は短いけど、こっちの方が距離は近いし撮影可だし、儲けたわ。なんかユルイ演目が多かったけど、おまけだからなのかもともとこういう構成なのかは不明。

舟と人類 アジア・オセアニアの海の暮らし @国立民族学博物館 特別展示館

船をたくさん持っているのは知ってたけど、展示館を埋め尽くすのは壮観。模型や考古資料も豊富。映像コーナーがもうひとつだけど、本館に行ってビデオテーク見てねという造りなのでやむなし。

のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。-群れる- @国立民族学博物館 特別展示館地階

大阪関西国際芸術祭の企画。前にティザー展を見たけど、いちおうこれが本番。ちゃんと展示小屋まで造ってて偉い。

ライフライン @茨木市福祉文化会館

役割を終え解体を待つ公共ビルを丸ごと使った美術展を企画し無料で公開するんだから、茨木市偉い。なんか沓掛の最後の方を思い出してしまいました。

2025年9月27日

もう9月も終わり

ずっと暑いままなので「えっ」って感じなのだが、9月最後の週末である。嘘みたいだよなあ。

ルピシア グランマルシェ @みやこめっせ
志村佳苗個展 お待ちの方、3番のお部屋にどうぞ。 @KUNST SRZT
吉原英里展 curtain 2025 @ギャラリーモーニング
いまふくふみよ展 回帰する時間 場所の記憶 @ギャラリー16
高屋永遠 re:materiality @hakari contemporary
第10回 同じ刻を生きる作家展 @京都市京セラ美術館本館2階南
比佐水音 日本画個展 ふりさけみる
宇都宮利佳展 不完全な世界 @ギャラリー恵風
明石麻里子 染 @祇をん小西
絹本3人展 on Silk 碇栞奈 奥野久美子 宮下舞香 @梅軒画廊

夕方から表の仕事があって今日はここまで。 

2025年9月23日

EXPO2025 (13)

さて、今回の万博は「海上万博」がウリだったはずなので、やはり一回は海から行かないと、ということで今日は中央市場前からのクルーズ船で会場入り。

奥に目玉の水素船「まほろば」が停泊しているが、今回乗ったのは手前のミャクミャク号。

中はなかなかミャクミャクしている。いっぱいに詰め込んでいくのかと思ったら思いのほか空間に余裕があり、おそらく雨天を想定してキャビン内の座席分しか発見していないのであろう。なので、動き始めると皆さん思い思いに船内を移動してクルーズを満喫。クルーの皆さんもUSJばりのトークで場を盛り上げ、あっという間の40分でした。
前回夢洲を港湾施設と呼んだが、海から入るとまず目に入るのがコンテナヤード。ついで広大なIR工事現場で、万博はおまけであることを実感できる。

手前は海上保安庁のボート。奥に堺からのクルーズ船が停泊しており、シャトルバスがお客さんを待っているのが見える。われわれもこのていで万博西ゲートへ。優先レーンが使えるのでめっちゃスムーズに入場(といっても船の出航が9時だから10時前ではあるが)。

未来の都市
フューチャーライフヴィレッジ
日本の国立公園の魅力発信 @ギャラリーWEST
このあたり、朝から行くとまだグッズが残っていてなかなか楽しめます。万博っぽいかは別なんだけど。

自動運転バス

これも本日の目玉だったのだが、安全性の問題もあって座席分しか発券せず、運行中は座っててねということになっている(シートベルトを要求されないだけマシか)。なので、写真撮ったりするのなら普通のバスに乗った方がいいのだが、未来感は楽しめる。ただ、かなりの安全運転なので実用化はまだ先の印象でした。

万博漫画展 @コモンズE館
これぞ、われらがサウジアラビア -音楽 @ポップアップステージ北

演者は3人なのに4人のカメラマンがステージの上下を動き回り、なかなか楽しいステージでした。

韓国館
2027年国際園芸博覧会展 @ギャラリーEAST
ボリビアの音楽と舞踊 さようなら、万博2025 @ポップアップステージ東外

ほとんどの曲を知っているのはさすがの安心感。ケーナとサンポーニャとチャランゴのおじさんが芸達者で〇。

時折雨もぱらつくお天気でしたが。おかげで暑くなく人数の割には快適でした。ただ、パビリオン見るのはもう厳しいねえ。きちんとテーマを決めておかないと厳しそうですね。

2025年9月21日

お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで、なのでさすがに35℃オーバーは見かけず30℃ちょいくらい。墓参りなどもあってバスもだいぶ混みあうようになってきた。京まふもあって岡崎近辺はレイヤーでいっぱい。いろいろ用事もあり、合間を縫って回遊。

寄贈記念展 澤乃井櫛かんざしコレクション 美を継ぐ @細見美術館

野原万里絵個展 かたちのかけら @甲南大学ギャラリーパンセ
ギャラリーと言いつつオープンスペースなのだが、万里絵ちゃんの作品は合ってますね。

龍山千里作品展 Mountains
金田涼子個展 灯のまにまに
John Danon 個展 DAY TO DAY
SIVELIA 個展 VEIL
BURUMORI 個展 DULL
小泉悟個展 ちょっとだけ違う世界 @京都蔦屋書店
坂口健 作陶展
八木明 陶展
山羽春季展 精霊たちは花園にいる @京都高島屋
猿もいっぱいいた。良かった。あと、実は美術工芸サロンの坂口さんがかなり刺さったのだが、もう置くとこないからなあ。

The Suffering Disciple @ギャラリーマロニエ
山田晶展 @ギャラリーにしかわ
村松健二 かどをまがって
松澤敬子展 心画録2025 @同時代ギャラリー
司修展 ヒロシマ・トマトと多くの思い出 @ギャラリーヒルゲート
八幡はるみ展 GARDEN 2025 @ギャラリーなかむら
碇栞奈個展 あわいがふれる @KUNST ARZT

時間切れで小西さんモーニングさんは次週。 

2025年9月15日

EXPO2025 (12)

で、万博なのだが、当然のように12時枠しか取れなかったし、昼過ぎの東ゲートは今ちょっと大変なことになっているので、まずはさきしまコスモタワーへ。

この時間帯はちょっともやっているくらいで天気も上々で、友が島まで見通せる状態でした。夢洲はパッと見は港湾施設なのだが(清掃工場の舞洲の方がよっぽど華やか)、やはり大屋根リングは偉大でこれだけで「ああ万博だ」という気になってしまう。すごいよねえ。双眼鏡に課金すると会場で歩いてる人もくっきり見えるので、東ゲート前の人だかりがなくなったのを確認してから夢洲へ。

さすがに14時半だと待ち時間なしで入れたのだが、レイガーデンはもう一杯だったので、ブルガリア館に2時間並んで入り、あとはリングに上がって日没を見てました。

昼間はもう少し雲が切れてたので期待してたんだけど、もともとの天気予報からしたらこれでも上出来ですよね。ほんとにリングは偉大だわ。

連休

三連休なのだが、土曜一日と日曜半日は競馬場、月曜午後は万博だったので、普通に回ってたのは一日分。

村上ルミ個展 ベニの家の自分の洞窟 @KUNST ARZT
川村紗耶佳 木版画展 浮遊するかたち
版画の庭 @ギャラリー恵風

安藤榮作 約束の船 @奈良県立美術館

これは見とかないとダメなやつだろうとは思ってたけど、いや、すごかったわ。お客さん少ないのは残念なので(写真撮りやすいのは嬉しいんだけどさ)皆行くように。

2025年9月7日

EXPO2025 (11)

ちょっと迷ったのだが今回も車椅子。ただ、休日だし会期末も迫ってきて万博自体も大変なことになってきていて、さすがに不自由だよな。

【セーシェル】ナショナルデー @ レイガーデン
どう立ち回ったものか迷ったのだが、結局レイガーデンに向かう。車椅子座席は最前列の端っこで、出入りの際に目の前を偉いさんが通っていく。ステージもよく見えるが、角度的にはしんどい部分も。

レイガーデンには何度か来ているが、セレモニーで自国のみならず開催国の国歌まで歌ってくれたのは初めてで、この子たちの歌声が聞けただけで今日はほぼ満足。ただ、トラブルがあってもテンパるわけでもなく何事もなかったかのように(初めからそういう予定だったかのように)済ませてしまうのはプロの所作で、やはり国を背負ってきてるだけのことはあるな。

EU館
Sports Future Lab ~スポーツがつくる未来~ @WASSE
暑いしどこも並んでるし並ぶこととすらできないところも多いしで時間つぶしのつもりで入ったのだが、たまたま引っかかったステージイベント(Breaking 10s -義足アスリートが 100m 10秒を切るためには- )が面白くて、フルで見てしまった。爲末氏はすっかり特殊文化人としての地位を確立してるなあ。

三菱未来館

ほんとは終わるまでに夕焼けが見たかったのだけど、さすがにこの混雑で車椅子で大屋根に上るのは無謀と判断し、ここまでで打ち切って帰宅。まあ、阪神優勝とかち合っても困るからね。 

2025年9月6日

台風一過

というほどにはこの辺りは雨も降らなかったのだが、朝は多少涼しかったものの日中は相変わらず。来週になると秋雨前線も徐々に下がってきて気温は下がりそうだが、それでも30℃超で湿度が上がるとなるとどうなんだろう。

創立80周年記念 京都工芸美術作家協会展
今井憲一 幻想とリアルのあわい
池大雅展 大雅からのたより @京都文化博物館
第59回 三日展 継続は力なり @JARFO京・文博
名和晃平 Croquis @ARTRO
とりあえずあまり見る機会がない代物で面白かった。

黒瀬剋展 @ギャラリー16
河崎ひろみ展 あらゆるものと小さなひとつのために @ギャラリーモーニング
LINK展22 Leeway @京都市京セラ美術館本館2F北
樋桁千波展 種はやがて芽吹き 2025
北川麗個展 面影に立つ @ギャラリー恵風
福岡伸雄 北海道スケッチの旅 もう一度 @ギャラリーえがく
さかなの一週間Ⓡ展 @クサカベギャラリー
えがくでのライブと見事にバッティングしていたのだが、ポップアップカードのワークショップに参加して遊び、トートバックを購入。ヒトデの時計にそそられたけど、うちでは使いどころが難しそうだからなあ。

2025年9月3日

瀬戸芸2025 志度-津田-引田

8/24

元々は高松を少し回ってからの予定だったのだが、 脚の故障もあってまっすぐ?帰ることにした。ただ、この日は志度の花火大会だったらしく、結果的に早い時間に行っておいて正解でした。

志度は平賀源内の故郷で、墓だの銅像だのが建っている。お賽銭箱がエレキテル柄なのがかわいい。まあそれはそれとして、
作品としては予想通りニール・メンドーザの「合成されし魂」がツボ。公式では紹介されていないけど、ごみ袋が庭を歩き回る映像もお気に入り。
筧康明「Echoes as Air Flows」、お客さんがひっきりなしに息を吹き込んでいくというのに、
いざ他所で待つとなるとなかなかシャボン玉が出てこないのが人間の心理の綾ですな。
津田の松原に移動。ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット「時間との対話」。大町でも作品を見たけど、
これは設営が大変だったろうなあ。
引田へ。レオニート・チシコフ「みんなの手 月まで届く手袋を編もう!」、マリーナ・モスクヴィナ「てぶくろの童話」。とりあえず宇宙飛行士にまた会えてうれしい。
新居俊浩「引田市井分解図」。町の人の語りをまとめイラスト化したポストカードを持って帰ってもらうという趣向。
まあでも、ここは街のあちこちにある休憩所とか、
街の風情そのものが印象的でした(暑くて疲れてたのもあるだろうけどね)。やっぱり新たに参加する地区は気合が入っていていいよねえ、

2025年9月2日

瀬戸芸2025 小豆島

8/21-23

渋滞で予定より30分遅れで波止場到着となったが、何とか間に合い、ジャンボフェリーの朝便で小豆島に向かう。新造船あおいのテラスにはSHIP'S CATの新作。

とりあえず無駄にテンションが上がる。到着した坂手港周辺は車でごちゃごちゃしており、まずはアジアギャラリーのある福田へ。
女木島のOKタワーが解体されて体育館で再展示されていた。大好きな作品なので再会できてうれしい(忘れていたけど、映像が楽しい)。そういえば19年にはまだ立っていたような記憶があるけど、22年には見かけなかったよな。
葺田パヴィリオンのまえで素麺をいただく。外の方が風が抜けて涼しいのはいかにも。うどんもだけど、やっぱり島の素麺は最高。
ギャラリー内に無駄に入れない空間があったりしてなんだかなあだけど、外にも作品があったりしてそれはそれで楽しい。ここでは真ん中のイ・ビョンチャンがお気に入り。
このあと「はじまりの刻」に逢いに行ったのだが、前回屋台など出ていた下のテラスには今回幟がたっておらず、案内が出ていた夕陽ヶ丘ホテルの駐車場からアプローチ、したのはいいがめっちゃ遠い。確かに一帯はホテルの敷地内でトラブルにはならないだろうけど、酷暑の中歩くルートではない。(ここで写っている子供たちのように)下から他人様の畑を突っ切っていくのが正解、でいいのかなあ。
前回迷路のまちに置かれていたスタシス・エイドリゲヴィチウスの作品は土庄港に移設されていた。当然ながら、だいぶ雰囲気が違う。
長澤伸穂「うみのうつわ」。ちゃんと船に乗せてくれるのだが、年取ってくると暗さに目が慣れてくるのが遅くって大変。
ソピアップ・ピッチ「山」、この位置から見るのが正解なんですよね?

今回の小豆島での宿、森口屋アートスクエア。潰れた旅館のリノベーション案件なのだが、フロントが無人なのはいいとして何とまだ工事中で溶剤の匂いが鼻につくし昼間はうるさいし目玉?のアートギャラリーは完全にバックヤードの呈。でもまあ、改装したばかりで部屋はきれいだし立地はいいしとにかく安かったし満足。

翌日は三都半島から。

ウルトラダイダラボウとか
ヒトクサヤドカリとか、とりあえずテンションが上がる。
リストにない旧作がしれっと置かれているのもうれしい。
こちらは新作のナップヴィナス。展望台に登れる。
この一角はフリオ・ゴヤさん。たまたま本人が在廊?していて少しお話ができた。
矢野恵利子「New perspective」
これもここが「正解」なんだろうけど、少し外した方が味があって面白いのも確か。
豊福亮「黄金の海に消えた船」。まあ、豊福さんだし、瀬戸芸だから船なのだが、なんかやっぱりすごいよね。いちおう解説ももらったのだが、そんなものはもうどうでもよくって、ただただ堪能し、ガチャまでしてしまう。
木戸龍介「Inner Light -Floating Houseboat of Setouchi-」、これは日が暮れてから見に来るべきだったかも。

おなじみの王文志作品。暑さの厳しい日には嬉しい。

この日のハイライト、岡淳+音楽水車プロジェクト「Reverberations 残響 ~ 岡八水車」。かって水車が動力源だった集落跡で自動演奏楽器が大暴れ。動画を探してみてね。

 3日目、

坂手港の作品を見て、いちおう井戸の神様に逢いに行って、少し時間が余ったのでオリーブのリーゼントを見て乗船。高松へ。土曜日の真昼間で空いてる駐車場を見つけるのに手間取ったが何とかクリアし、県立ミュージアムへ。ベトナム現代美術展は都市型の頭の痛い芸術祭作品で体調と折り合わなかったのだが、小沢剛はさすがに面白い。
ただ、それ以上に学芸員たちが常設展のあちらこちらになすび画廊を設置する試みが面白かった。何度か見てるのに、また常設を全部見てしまったよ。