2016年8月9日

女木島

女木島はずっと「男木島のついで」扱いだったので、それではいかんだろということで今回は単独で出かけることにした。今回、島の反対側にも作品があるので、くそ暑いのにレンタサイクル(電動)を借りて出発。
女木島といえば、の「20世紀の回想」禿鷹墳上。さすがにだいぶくたびれていました。
「段々の風」杉浦康益。前回は中心部しか見ていないので、このあたりは初見。
島内を走るOKバス。アジアを回ってるとよく日本(で走ってたまんま)のバスを見かけるけど、それをもう一度日本に持ち込んだ、風。外から見るのと中に乗るのとどっちが楽しいのかはよくわからない。
「鬼の家 第1会場「鬼の洞窟」」カオス*ラウンジ。芸術祭と関係ないお客さんがどう感じるかはわからないが、女木島の洞窟は人が掘ったものとされているので、こういうお遊びもありであろう。常設の鬼の人形もそんなにセンス良くないしねえ。
この日も好天に恵まれ、、、というか、天気よすぎ。ちっとも雨が降らずに暑い、とぼやくスタッフもいたけど、6月には水害があったりしたようで、島の暮らしもなかなか大変です。
展望台から見たOKタワー。
「西浦の塔(OKタワー)」 ナウィン・ラワンチャイクン+ナウィン・プロダクション。たいてい辺鄙なところにある作品は面白いんだけど、これも例にもれず、女木島での一押し。実は港の鬼の資料館でこの作品のビデオクリップを流していて、併せて見るとより楽しめます。しかし、ダサダサの映像でも音楽がかっこいいと途端によく見えるのはなんなんだろうね。
裏にはメッセージが貼られています。どんどん増える予定。
島の北側をぐるりと回り、俵石など見ながら中心部へ戻る。「女根 / めこん」大竹伸朗。前回からだいぶ樹が伸びた気がする(あくまでも、気、ね)。
「ISLAND THEATRE MEGI 「女木島名画座」」依田洋一朗。

小屋の装飾はすごく楽しいし、映像作品も面白い。なにより、空調が良く効いていて椅子も居心地がいい。(少なくとも夏会期の間は)ここを最後にして船の時間までの時間調整にあてると吉。
「feel feel BONSAI」平尾成志×瀬ト内工芸ズ。 / 香川県盆栽生産振興協議会。

「鬼の家 第3会場「鬼の家」」カオス*ラウンジ。
庭に(島にある)古墳を再現し、石室に船を設置してあるんだけど、大雨で石室が池になってしまいアプローチできなくなったとか。長期間の展示はなかなか大変です。

さて、2時過ぎの船で高松に戻る予定で、港に近い最後の展示を見て時計を見ると1時過ぎの船が出る5分前。 まあ慌てなくてもいいだろ、と思いのんびりしてから港に行くと、2時の船は欠航との悲しいお知らせが(公式アプリで地図はしょっちゅう見てるんだから、船の運航状況くらいチェックしろよな)。どうにもならんので、予定にはなかったけど、
灯台へ。悪くはないけど、気持ちが落ち着かないので、いまいち楽しめず。

このあと、3時過ぎの船で高松へ。欠航のあおりでめちゃ混みとなり遅延が出たので、バスに間に合うか心配だったんだけど、頑張って走って間に合わせました。疲れた。乗ってからも珍しく(事故のせいだけど)渋滞するし、、、

女木島はイベント以外は無事コンプリートしました。朝一の船から一杯でどうなることやらと思ったけど、芸術祭関連の施設は(過去と比べて)ガラガラでした。みなさん海水浴に来ていたようです(保育園の遠足もいたし)。それから、(しゃべらないとわかんない)外国人が目立ちました。高松空港は国内線は東京一本足(東京の他は那覇1往復のみ)で海外のLCC頼みになっており、 アジアからの観光客確保は大きなテーマのようです。成果は上がっているようですが、そこを目指すのなら英語の表示がもう少し欲しいかなあ。

夏会期は月末にもう一度訪れる予定。

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